自分の足を見ると足が内側に向いている感じがありませんか?
外反母趾と聞くとよく聞いて知っている方も多いと思いますが内反小趾と聞くとあまり知らない方も多いのではないでしょうか?
実は内反小趾は外反拇趾と同じくらい同時に発症します。
但し、インターネットで調べても内反小趾よりも外反拇趾の情報の方が圧倒的に多いのであまり知られていません。
外反拇趾同様に、内反小趾を治すためには歩き方を絶対に治す必要があります。
今回の記事では、内反小趾を治すためには絶対に必要な歩き方についてお話しをしていきます。
もし、あなたが内反小趾で悩まれているならこの記事を最後までご覧下さい。
なぜ内反小趾になってしまうのか?
正しい歩き方を説明をする前に、原因から説明をしていきます。
原因がわかればそれさえしなければ内反小趾にならないと言うことです。原因を知って内反小趾のことを知って下さい。
内反小趾の原因は大きく分けて3つに分かれます。
- 小指に重心がかかり過ぎている
- 指先を使っていない(浮指)
- 歩幅が小さい
この3つがある内反小趾に共通する部分です。
この3つを解決できれば内反小趾を解決する事ができます。
注意)
内反小趾も外反拇趾も一度大きく変形をしてしまうと元には戻りません。痛みを取ることが目的と、変形を止めるためだと思ってお読み下さい。
原因を一つずつ説明していきます。
1小指に重心がかかりすぎている
これは外反拇趾にも同じことが言えます。外反拇趾、内反小趾共に必ず外側の重心がかかり、親指には重心がかかならいようになってしまっています。
次でお話をする事と重なりますが、指を地面に付かずに2点で歩行をしていると重心が外にぶれてしまいます。
詳しくは事項でお話をします。
本来重心は親指と人差し指から地面の逃げていきます。
また、外側に重心が寄ると言うことは、親指の方に重心が寄らないので親指が外に倒れてしまいます。
一度試しに裸足で小指側に重心をかけて立って下さい。
親指が外に落ちて行くのがわかりますか?そして小指
これが外反拇趾の大きな原因で、重力に負けてしまい変形をしてしまいます。
改善の方法は後述しますが、重心のかけ方は必ず治す必要があります。
靴の外側が擦り減ってしまっていると、このような感じになります。
2指先を使っていない
浮指と言われるものですが、男性に比べて女性が圧倒的に多いです。
理由としてヒールを履くことが大事なの、パンプスなど気のせいではなくおしゃれを中心に靴を選んでいるので足に非常に負担がかかってしまいます。
日常的に歩くとき指先を使わないで踵と指の付け根だけで歩くようになります。
首と言われる部分はすべてそうなのですが非常に遅い傾向があります。
例えば首ですが、頭がこれだけ重たいのにもかかわらず首と言うのは非常に遅いです。
足首もそうですが上半身がこれだけ重みがあるのにもかかわらず足首と言うのは非常に細いです。
重心が外側によってしまったり、女性の体と内股になってしまうと足首が内側にずれてしまいます。
内側にずれてしまうと指を浮かしながら歩くので小指側に大きな負担がかかってしまいます。
この状態で常に歩き続けていると負担が大きくかかってしまうので、結果的に内反小趾となってしまいます。
指先を使っていないと足の裏に大きなタコができてしまいます。特に足の付け根にできることが非常に多いのが特徴です。
もし足の付け根の部分にタコができているならば指先を使わずに浮かしながら歩いている証拠です。
下に写真を載せています。この部分にタコがあるかが指先を使えているかどうかの違いになります。
また、指に先にもタコができることがあります。
下の写真がそうですが、靴の上にあたってしまい、タコができるケースが多くあるのでそこも注意が見るポイントです。
3歩幅が小さい
指が浮いた状態や外側に重心がかかってしまうと歩幅を小さくしながら歩く傾向にあります。
歩幅が大きくなるとこれらが全て解消できるのですが、体が省エネモードのようにできるだけ動かさないようにしながら歩くと歩幅が小さくなってしまいます。
歩幅が小さいと足を上げて大きく前に出すということをあまりしないので正しく歩くことができません。
そして、歩幅が小さくなると手をほとんど降らない状態で歩きます。
いちど何も意識せずに歩いてください。手を振っていないと言うことがよくわかると思います。
また自分では歩幅が小さいのが大きいのかが判断できないと思いますが、歩く時に靴の裏が擦れるいるような音がすればそれは足が上がってなく歩幅が小さい証拠です。
日常的に意識をしないと歩幅が大きいのか小さいのかの判断をすることができません。
上記はすべて改善しなければ内反小趾を改善することもできないですし、痛みをなくすこともできません。
反対にこれら全て改善することができれば、痛みを改善できたり変形を抑えることができます。
上記で変形は治らないと言うことをお話しをしましたが、変化を知っていない状態だと多少元に戻ることも十分に可能です。
ただし個人差があるので、必ずこれくらいは戻りますよと言う話をすることはできません。
そこだけはご了承下さい。
内反小趾を治すための歩き方
上記でいくつかのポイントをお話ししました。治すときにはこれらの反対のことをすれば、改善させることができます。
1小指に重心をかけない
歩き方を今から説明をしていきます。
内反小趾、外反母趾ともに小指側に重心がかかるのを絶対に止めなければなりません。
外側に重心が入らないように親指と人差し指を使いながら歩くようにしていきます。
踵からついて足を蹴り出すときに親指と人差し指の先が地面を蹴るような感覚があれば正しくあるけている証拠です。
この時に注意して頂きたい事は、
親指と人差し指に必要以上力を入れすぎないこと
これらが特に重要になります。
下記に動画でリンクを貼っておきますので詳しくはそちらをご覧ください。
2指先を使って地面を踏みしめる
上記と似ている部分がありますが、歩く時に指先をしっかりと使えているかどうかを見ていきます。
特に注意する部分は指先が地面に付いているかどうかで判断をしてください。
意識を常にしていると指先を使わずに足の付け根だけで地面を蹴っていることがわかると思います。
これが浮指になっている証拠ですが、指が浮いてしまうとまっすぐになった時も地面に付いていない感覚があります。
仕事をしている時や家事をしている時にも指先が地面に着いているかを把握しながら行ってください。
注意)
歩く時は指先を切るようなイメージで行って行きますが、立ちっぱなしの時はかかと足の付け根指先全てが地面に付いている感覚を持つようにしてください。
3大股で歩く
最後に行う事は歩く際に大きく足を前に出しながら歩くようにしてください。
上記で説明した通り内反小趾になってしまい、指が浮いてしまった状態なると小股で歩く傾向にあります。
小股で歩くと指先を使わなくなるので悪循環になってしまいます。
指先を使うためには歩幅を大きくする必要があります。
踵から地面について指先で地面を切ると言うことをするためには歩幅をいつもよりも1センチでも2センチでもいいので大きく前に出すようにしてください。
歩き方についてまとめます
- 小指側に重心をかけない
- 足先を使って歩く
- 大股で歩く
以上3点が内反小趾を治すために絶対にしなければいけない歩き方になります。
いろいろなストレッチ方法や体操がありますが、最終的には日常使う足の状態や歩き方を変えなければ再発もしますし、根本的に治すこともできません。
?しっかりと理解した上で日常から実践してください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
内反小趾も外反拇趾もほったらかしにしていて治るのではありません。
矯正グッズがあったりインソールをしたりストレッチをしたりなどいろいろな方法があります。
しかし、最終的に歩き方を変えなければ元に戻ってしまいます。
ストレッチや体操はとても良いことですがそれと同時に歩き方を必ず修正をして大元の部分から治すようにしていきましょう。
もし、この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
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執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。