『骨には異常がないので一度様子を見てみましょう。湿布と痛み止めを出しておきますね。』

あなたはこのようなことを言われたことはないでしょうか?

立ち上がり、起き上がった時、階段の上り下り、あぐらなどで股関節が痛いと感じたことはないでしょうか?

そんな時に一番心配なのが変形性股関節症ではないでしょうか?

しかし実際にレントゲンを撮ってみると特に股関節に異常があるわけでもなく MRIをとっても全く異常がないのに股関節の痛みが取れない。

こんな状態になってしまうと非常に不安になってしまうと思います。

この記事では特に骨や関節に異常がないのに股関節の痛みが取れないという方に対して具体的にご説明をしていきます。

股関節が痛む4つの段階

私は股関節が痛む段階として4つに分類をしています。

この分類はあくまでも私個人が考えている分類ですので、文献や参考書に載っているものではありませんのでご了承ください。

股関節の痛みの段階として

 

  1. 筋肉性
  2. 体のねじれや使い方が悪い
  3. 上記が重なって関節の負担がかかる
  4. 徐々に変形が進んでい

 

この様な形で4つに分けて考えています。骨に異常がない方に対しては症状の程度によりますがほとんどの場合、?か?になることが非常に多いです。

ひとつずつ説明をしていきます。

 

股関節の痛みの原因筋肉性のもの

股関節には非常に多くの筋肉がついています。足を動かした時に筋肉が動くので太ももの前や太ももの後ろお尻の筋肉がとても関係しているのはよくわかると思います。

しかし筋肉性のもので一番目に見えないけど、影響力の高いものとしておなかの中の筋肉が挙げられます。

それが腸腰筋と呼ばれる筋肉です

腸腰筋という筋肉は背骨の前側から股関節の内側に付いてる筋肉大腰筋。

骨盤の内側から股関節の内側についている腸骨筋。

この二つを合わせて腸腰筋と言います。

変形性を患っていない方で、股関節が痛むということはほとんどの場合この腸腰筋の筋肉の硬さがあったり、うまく使えていない場合が非常に多いのが特徴です。

この筋肉は体幹をまっすぐにするという役割があるとともに、股関節の動きを助ける役割をする重要な部分でもあります。

この筋肉が硬くなったり使い方が悪くなったりする原因として

お腹を突き出す様な姿勢が多いことが特徴です。

写真のように正しい姿勢と言うのは耳と肩と股関節と膝と足の外くるぶしが一直線になることが一番理想です

しかしお腹を突き出す洋梨生になったり、猫背になってしまうとアロが前に突き出してしまいお腹の中心を通らずに中心線よりも重心が前に入ってしまいます

体がまっすぐの状態になると全ての筋肉は正常に均等に働いてくれますが、写真のように重心が前に入ってしまうとお腹の筋肉をほとんど使わずに腰の筋肉ばかりを使ってしまいます。

またお腹の前の筋肉が常に引っ張られる状態になってしまうので結果的に股関節が痛いと言う状態に落ちてしまいます。

痛みと言うのは個人差があるので股関節の前側に出たりお尻に出たり、足がだるくなったりつる症状が出てきます。

これが筋肉性による股関節の痛みの原因です。

 

 

股関節の痛みの原因 体のねじれ使い方が悪いのもの

次にお話しするのは体のねじれや使い方が悪いものに対しての原因をお話ししていきます。

上記の筋肉性のものと重なるところもありますが、体のねじれがあることによって股関節に痛みを生じる場合が非常に多いです。

例えば日常的に足を組んだり、片足に重心をかけたり、荷物を片方で持ったり、座り方立ち方が悪かったりすると体が上半身とか半身で逆のねじれになることが多いです。

変形性股関節症や、股関節の痛みと言うのは女性がとても多いです。

その原因の一つとしてこの捻じれがありますが

女性の場合が多いのは

股関節が内股になっている場合が非常に多いから

股関節と言うのは本来少し外に向いているのが一番バランスが取れている状態です。

しかし女性の場合は股関節が中に向いていることがとても多いです。俗に言う内股です

股関節が中に入ってしまうと骨自体がなかに入り込んでしまうのと、体の軸自体が回転してしまうことが多くなってきてしまいます。

例えばですが、両方とも綺麗に内股の場合は左右差がありませんが、ほとんどの場合は片方だけ内股が強いと言うことがあります。

もし自分が内股かなと思われた場合は何も意識せずにその場で立ってみてください。

おそらく両方がぴったりと綺麗に立つことは非常に難しいと思います。意識をするとそれもできるかもしれませんが無意識で立った場合に一度試してみてください。

股関節はどちらかと言うと右足の方が中に入りやすい傾向にあり、右の股関節が左に比べ中に入っている場合体の軸は左側に回旋をしてしまいます。

少し難しい形になってしまいますが、体の軸が変わってしまうことで結果的に本来支えるべきところの筋肉や関節が不安定になったり、使えない状態になってしまうために痛みとして出てしまうということがあります。

もちろんこの場合はねじれでだけでなく、筋肉の柔軟性がなくなったり硬くなってしまうということもありますので複合的な形になります。

股関節の痛みの原因 上記2つが重なった時

次は上の?と?が重なった場合の話をしていきます。

一番治りが悪かったり症状がきつい場合の形に対しては

姿勢が悪いと体のねじれが起きてしまっているもの

この二つが重なって起きてしまった時は痛みが長引いたり、変形をしている以上に痛みを感じる場合がとても多いです。

内容は上記2つとほとんど同じなのですが、重なってしまった時のもう一つのポイントとして

呼吸が非常に浅くなってしまいます

呼吸と股関節はあまり関係がないかもしれませんが、姿勢が悪くなると体が中に入ってしまい出来るだけ股関節を動かさないようにと省エネモードになってしまいます。

そうすると体が中に入ってしまうことで痛みが非常に強くなってしまいます。

この状態が続いていくと次の変形の初期に変わっていてしまいます。

基本的に股関節や膝もそうですが変形を一度してしまうと変形と言うのは二度と治ることはありません。

痛みを解消することは十分できますが、変形する前の状態に戻すと言うのは難しくなってきてしまいます。

痛みを我慢するのではなく早めに対処することが非常に重要です。

異常が股関節の痛みの原因になります。最後の4番目に対しては変形が進んでしまってる状態になるので、もしその場合であればレントゲン場でも少し映ったり治療が早期に必要になってきます。

決して様子を見ましょうと言われて単純に様子を見ると言うことだけは絶対にしないでください。

変形が進んでしまうと取り返しのつかない事になってしまいますので、変形がなく股関節に痛みがあるのならばそれは確実に痛みを取ることができるのできっちりと対象していきましょう。

対処方法に対しては下記でご説明をしていきます

股関節が痛くなった時にできる対処方法

 

対処として4つ注意点があります。

 

  • 痛みを我慢しながら絶対にしない
  • 分からない場合は必ず専門家に相談をする
  • 湯船につかることと水分補給は絶対に行う
  • 山登りなど股関節を酷使することは一度休む

 

まずはこの4つを守ってから行うようにしてください。

対処方法その1 立ち姿勢を変える

自分では猫背なのが正しい姿勢なのか正直わからないと思います。そして猫背の形に共通するポイントとして正しい姿勢をすると非常に違和感が出てしまいます。

良い形は非常に失礼ですが、正しい姿勢と言うのは基本的に自分の正しいと思っているものとは全く違います。

違うので、違和感があったりおかしいなと思ってもそれは仕方がないと思ってください。

間違った姿勢をするのは非常に良くないので、一番確実な方法をお伝えします

まずは壁に背中を全てくっつけてください。この際にくっつける場所は

頭、肩、背中、お尻、太もも、かかと

6点を壁にくっつけるようにしてください。おそらく肩が浮いてしまう方が非常に多いと思います。

それと腰と壁の隙間に手を入れた時に手のひらが1枚分はいるかと言うのは反り腰になっている証拠です。

本来は手のひらではなく指の噂が入る程度になっているのが理想です。

このすべて壁に付けた状態が一番正しい姿勢になります。この状態で姿勢を崩さずに一歩前に出てみてください。

とても違和感がありませんか?

実はこれが一番正しい姿勢なのです。おそらく違和感しかないと思いますが、日常歩くときやまっすぐの状態を維持する時にはこの状態を意識しながら一度歩く様にしてみてください。

正直1分持つか持たないかのレベルですがそれでも続けていくと体になじんでいきますので始めはしんどいと思いますがまずはこの状態を維持していきましょう。

対処方法その2 股関節の柔軟性をつける

ここに関しては痛みが出ればすぐに止める様にしてください。

立方と歩き方を少し意識するように行っていきます。

先ほど内股の話をしましたが、ここでは股関節を少し外側に向けながら歩くということを行っていきます。

仰向けに寝た時に内股になる方は非常にわかりやすくて良いのですが、隠れ内股というものがあります。

寝た時に足が外に向いている方と言うのがいらっしゃいますが、それは足先だけ外に向いてるだけであって股関節が家中に向いてしまっているということがあります。

この状態は自分ではなかなか把握することが難しいので歩き方を変えていくようにします。

自分の目の前に1本の線があると考えてください。

その線上を足が中に入らないように目安線に対して15度ほど足先を外に向けながら歩く様にして行ってください。

そうすることで股関節の筋肉を正常に使ってくれるのとおなかの中の腸腰筋を正常に使ってくれることができます。

それともう一つ注意点が

必ず手を振る

股関節が痛いと手を振らずに何度か体でバランスを取ろうとします。これが続くとで腰に痛みが波及したりしてしまうことがあるのでそれを防ぐためにおこなっていきます。

対処方法その2 股関節の柔軟性をつける

最後はストレッチをご紹介します。方法については動画の方がより具体的にわかりやすいと思いますので下記をご覧ください。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

股関節の痛みと言うのは非常に不安になってきてしまいます。日常の中で歩くたびに痛かったり急に痛みがピキッと来たりすると歩けなくなってしまうんじゃないだろうかと不安になってしまうこともあると思います。

実際に股関節が悪くなってしまうと変形が進んでしまい一番最悪な場合手術ということも視野に入れる必要があります。

しかし安心していただきたいことは、変形がない限りは股関節の痛みと言うのは確実に改善することができます。

様子を見てみましょうと言われたからといって単純にほったらかしで痛みを長期間放置することだけは絶対にしないでください。

この記事がお役に立てることを祈っています。

 

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