頸椎ヘルニアでてのしびれを感じる。腕の痛みも出てしまい、仕事中や寝ている時にも差し支えがある。このような悩みで来られた。1人の患者さん。実際に治療を行い症状が改善した1連の流れと原因。そして症状改善までの道のりを動画とブログでご紹介します。
なぜ頸椎ヘルニアになるとてのしびれと腕の痛みが出てしまうのか?
頸椎ヘルニアの原因と、症状が出てしまう理由をご説明します。
ヘルニアと言うのは日本語で言うと飛び出す。
と言う意味があります。
頸椎ヘルニアなので首のクッションが外に飛び出してしまっている状態のことをいいます。
http://tanaka-pain.com/ldh.htmlより引用
神経と言うのは基本的に背骨の中からスタートします。
例えば背骨から腕に行っている神経、肋骨背中などに行っている神経、足のほうに行っている神経のスタートは全て背中にあります。
頸椎ヘルニアで首の中身が出てしまい、腕に行く神経を圧迫してしまうので腕の痛みやしびれ感を感じてしまいます。
ここまでが頸椎ヘルニアによる痛みの出る原因になります。
そもそもなぜ頸椎ヘルニアになってしまうのか?
と言うところから考えていく必要があります。
どれだけ一生懸命ストレッチやマッサージをしたとしても、原因が取り除かなければ症状の改善にはつながりません。
頸椎ヘルニアで1番関係性が深い姿勢と首への負担
いろいろな原因がありますが、やはり姿勢と首への負担の関係性は切っても切り離せないものがあります。
例えば下の写真をご覧になってください。
わざとしていますが明らかに姿勢が悪いですよね。
首の骨と言うのはもともと前腕と言って前に剃っているような形になっています。
腰の骨も同じなのですが、背骨自体は全体的にS字状になっています。
下の写真のようなイメージです。
この形になっているのは全体で負担が分散できるようにクッションのような役割をしています。
正常の状態であれば全く問題はありませんが、首の骨が前にそってしまう状態になると湾曲が強くなりすぎてしまって神経を押しつぶしてしまうような状態になってしまいます。
スマホを触っている時や、テレビを見ている時。
パソコンを触っている時など姿勢が悪くなってしまうと首の負担は大きく増えてしまいます。
このような状態で長時間、長期間負担がかかり続けていくと椎間板が耐えきられられなくなってしまいます。
椎間板の中身は80%がお水で残りの20%はジェルのようなクッションがあります。
ジェルのようなものが神経にあたるのでしびれや腕の痛みが出てしまう。
これが頸椎ヘルニアです。
長い期間圧迫され続けているので椎間板が破れて飛び出してしまいます。
であれば治療方法も治し方もストレッチもいかに首の負担を減らすかが重要になってきます。
今からストレッチの方法と姿勢の矯正を動画と写真で説明をしていきます。
動画の方がより分かりやすいと思うので時間がある時で構いませんので同時にご覧になってください。
いちどやったから全て解消するわけではありませんが、日々重ねていくことで解決しますので少しずつ続けていきましょう。
しびれで腕が痛むお勧めのストレッチ脇のマッサージ方法
体には筋膜と呼ばれるものがあります。
1つの道路が体の中にあると考えてください。
例えば首の筋肉は手首まで1本の筋膜で包まれています。
首の後ろの筋肉は背中を通りお尻そして踵まで1つの筋膜でつながっています。
筋肉は単体で動くのではなく、全員で協力しながら動くような状態になります。
てのしびれや、腕の痛みがあるときは頸椎に負担がかかっている可能性が非常に大きいです。
そのような時に首のストレッチをすると負担がかかりすぎてしまって逆に痛みが出てくることもあります。
このような状態のときには痛い部分、悪い部分ではなく筋膜のつながりを考えてストレッチやマッサージをしてあげると効果的です。
頸椎ヘルニアの場合は特に関係性が深いのが脇。
そして次にお話をする手首です。
まずは脇をマッサージする方法からお話をします。
動画でもお話をしていますのでできれば同時にご覧ください。
下記に写真付きで説明をしますのでそちらも参考になさってください。
下の写真のように脇の部分を親指そして他の4本の指でサンドするように持ちましょう。
腕輪下ろした状態で構いません。
脇の部分とその後を同時につまむようにしてください。
痛気持ちいい位まで行かなくてもいいので、気持ち位で留めるようにしておきましょう。
つかんだ状態で前後に10回揺らすようにしてください。
しびれで腕が痛むお勧めのストレッチ手首と肘のマッサージ方法
動画でもご紹介しているので合わせてご覧になってください。
パソコンやものを基本的に手首を下に回します。手の甲が上で掌が下です。
やっていただくとわかりますが、手首が内側に入ると猫背のように肩も中に入ってしまいます。
姿勢が悪くなり手首だけしか動かさなくなると肩甲骨や首周りが固まってしまいます。
本来であれば肩甲骨、肘、手首で動作を行います。
しかし偏ることによって筋肉が固まってしまうので頸椎ヘルニアやてのしびれを助長してしまいます。
そこで手首の柔軟性と、手首が内側にねじれている状態を元に戻す矯正を行います。
1つ目が下の写真のように肘を伸ばし手首だけをストレッチをします。
両側とも10秒ずつ行いましょう。
次に行うのがまっすぐの手首が真上に向くように外側に捻るようにしましょう。
イメージとしては胸を張るような状態にしてもらえれば肩が開きます。
手のひらが極端に開いていますが、本来開きたいところは肩甲骨と肩です。
開いた状態で10秒間ほど持続的にしていきましょう。
頸椎ヘルニアになると手術をしたほうがいいのか?
私の個人的な意見からすると、正直手術はしない方が良いでしょう。
上記で説明した通り、原因が取り除かれていない状態にもかかわらず、手術をしたところで圧迫は確かになくなるかもしれません。
しかしヘルニアになってしまった体の状態が変わっていなければ確実に再発してしまいます。
普段の生活に差し支えがあり、どうしようもない状態であれば手術適用になることもあります。
しかし基本的には手術には頼らず保存療法といい手術をしない治療方法をお勧めします。
病院等でも最終手段として行うことがほとんどなので手術はとりあえず考えなくても大丈夫です。
まとめ
いかがでしょうか?
頸椎ヘルニアによるてのしびれや腕の痛みは基本的に手術をしなくても改善することが可能です。
ストレッチや今回話をした脇の筋肉を緩める方法。などたくさんの手順があります。
1つずつ順番に行いながら自分に合うものをチョイスしてみてください。
最終的には姿勢や体の使い方を改善させる必要があります。
頸椎ヘルニアをなんとかすることももちろん大切ですが、頸椎ヘルニアになる位まで首の負担がかかりすぎてしまっていると言うことが一番重要なのです。
痛みと痺れを改善させることと、同時に再発させないことを考えるようにしていきましょう。
今回お話しした内容は患者さんに直接指導していることを記事と動画でお伝えをしています。
ぜひ参考にしてお役に立てれば幸いです。
頸椎ヘルニアを根本的に改善しませんか?
当院では頸椎ヘルニアの治療を非常に得意としています。
ストレッチや自分でできるセルフケアはもちろんのこと、再発しないために根本的に改善することを目的としています。
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