齋藤の言葉

今回お話をさせてもらうのは「ヘバーデン結節」の痛みを改善する方法や、変形を止める方法について、ご紹介をさせていただきます。実際私のところも患者さんでいらっしゃったりとか、私自身の母親がヘバーデン結節で、もう3年ぐらい前になりますけども、その時にもお話した内容というのをご紹介させていただきます。患者さんにお伝えしてる方法や自分の母親を治した方法をお話しますので参考になさって下さい。

へバーデン結節を治す為に重要なポイントとは?

へバーデン結節を治す際に重要なポイントは

「指先以外の関節」です。

指先に痛みや変形があるのでそこを見る事はもちろん大事なんです。

しかし、「関節の動きを良くする」ということを今回は覚えていただきたいと思います。

どこの動きを良くするかというと「指」と「手首」と「肘」と「肩」この4ヶ所です。

なぜへバーデン結節で指先に痛みや変形があるのに他をみるの?

「なぜそこからしなければならないのか?」

というお話をさせてもらいたいと思うんですけども、ヘバーデン結節というの指先は変形するものです。

指先の第一関節のところがボコッとふさみたいな感じでなったり、周辺が全部痛くなったり、こわばりなどができます。

リウマチと結構間違われることが多いんですけども、実際病院に行き、検査をしてリウマチが無かったら「もうほぼほぼヘバーデン結節ですね」というような言い方をされることがほとんどだと思います。

一番の原因というのは、色んな食べるものとかというのは、もちろんあるんですけども、やはり

「使いすぎ」というのが一番なんです。

しかし、それだけではなく、「使い方」に問題があります。

例えばものを持ったりする時、ヘバーデン結節にならない方、なりにくい方というのは共通点があります。

物を持つ際にヘバーデン結節になりにくい方は上記4つの部分を全てうまく使いながらものを持ちます。

ヘバーデン結節になりやすい方は、指だけで持って、手首だけで何とかしようとします。

説明だけではわかりにくいと思うので写真を見ていただきたいです。

スナップを効かせるような形でものを持ちます。

 

手首を固定した状態で行う場合、肩も引かなければいけませんし、肘も曲げ切らなければいけません。

色んな関節がありますけども、指先ばっかり、手首ばっかり使ってしまっているとその部分だけに負担がかかり過ぎてしまいます。

これが原因で炎症が起きたり使いすぎると言う形になります。

指先ばかり使っていると言うよりは他の部分を使っていないので結果的に指先を使っている。

と言うようなイメージを持ってください。

 

ヘバーデン結節の痛みや炎症を改善させるための方法

ここからは実際に改善方法をご紹介します。

その前に1つだけ注意点があります。

痛みを取ることは可能です。

変形が初期の場合であればある程度戻すこともできます。

しかし、完全に変形してしまったものや、骨になってしまっているものに関しては、基本的に戻らないと考えてください。

できるだけ早めの段階で症状を緩和させるというのが一番大事になっていきますので、そこはご理解いただきたいと思います。

 

動画も合わせながら1個1個、行っていただければと思います。

是非最後までご覧になってください。

指に関しては、全ての指を行います。

「伸ばす」「付け根から曲げる」という2つの動作を行なっていきます。

「伸ばす」「曲げる動作」共に3秒間キープします。

根本だけをグッと曲げていくような感じで「これ以上曲がらない」と思ったら3秒間キープします。

全て同時に行うと、筋肉がうまい具合に伸びてくれないので、必ず1本1本行います。

「伸ばす、曲げる」というのを1回としてカウントしてもらって、全部の指で3回ずつ行います。

次が「手首」。

手首と肘は基本同じになります。

 

まず手の平を上に向けていただいて、反対の手で手の甲を自分の方に向けるような形で、ゆっくりと伸ばしていきます。

3秒間キープします。

反対側も行なっていきます。

手の甲が正面、手の平が自分の方に向くような形で、手の平を自分の方に向けながら、伸ばします。

伸ばした状態から3秒間キープします。

両方とも伸ばして1回というカウントで、3回繰り返すようにしていきます。

最後に「肩」

平泳ぎのように前に手を出してもらって、後ろに引く「前に出して、後ろに引く」この動作を10回行っていきます。

詳しく説明していきます。

まず前に出します。

指先を前に持っていくような感じにしてもらって、このまま手を後ろに引きます。

この時まっすぐの状態から、手の平が正面に向くようにして、肩甲骨をくっつけるような形にしていきます。

この「くっつける」のがすごく大事です。

伸ばして開くが1回のカウントで、10回行っていきます。

こちらに関しては、何秒間持続するということではなく、伸ばしきったら、後ろに引く。

後ろに引き切ったと思ったら、また伸ばす。

この動作を繰り返していきます。

お風呂の中で行ってもらっても良いですし、寝る前やお風呂上がりでも効果は十分ありますので、1日の目安として2回行なって下さい。

今回ブログのまとめ

先ほど、ヘバーデン結節になりやすい人となりにくい人は「使い方の問題」があるというお話をさせて頂きました。

正直癖の問題があります。

手首のスナップ効かせている、効かせていないとかって自分の中でも見つけることが難しい場合もあります。

自分の中で「意識したら確かにそうかもしれないな」というのは分かるんですけども、そこまではっきりと分かるものではないと思います。

しかし、生活の中で「こんな風に使ってるから、肩からちゃんと引かないといけないな」という風に意識するだけでも、手に関しては良くなっていきます。

まずは身体を、どの部分も、4ヶ所の場所をしっかり使えるという状態を作ってから、身体を治していく。

という風に考え方をシフトチェンジしてももらった方が、長い目で見ると痛みが改善します。。

ただ、症状がなかなかもう悪化しているとか、変形がすごいとか、痛みが強いとかに関しては、治療院や専門の医療機関を訪れていただいた方がいいです。

症状改善には、早い部分もありますので、そこに関してはもう我慢せずに、プロの手を借りていただきたいと思います。

今回の記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

ひこばえ整骨院へバーデン結節に対する治療

ひこばえ整骨院でヘバーデン結節の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたがへバーデン結節による痛みや変形に悩まれているならば是非下記をご覧ください。

 

本を執筆

執筆者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)

柔道整復師(国家資格保持者)

業界歴16年。

18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。

現在ストレッチの本をAmazonにて販売中