今回お話をさせていただくのが膝が変形をしていたり、変形がなくても正座ができないと言う方に対しての手順などをお伝えさしてもらいます。膝が痛いと太ももの前を伸ばすような曲げるストレッチ。などができなかったり、曲げるために一生懸命頑張ったりすることが多いと思います。実は正座をするときに曲げると言う動作をするよりも伸ばすと言うことを意識しながら行うことがとても大切になります。タオル1枚あれば十分にできる方法ですので、ぜひ参考になさってください。
正座ができない、曲がらない。なぜ?
正座ができない時、膝が曲がらない時。
大きくわけで2つの原因があります。
- 膝の骨が変形してしまい、関節の隙間がなくなってしまっている
- 筋肉が硬くなりすぎてしまい、膝がまっすぐ曲がらない
このどちらかになります。
膝が変形してしまっている
変形性膝関節症と呼ばれるもので、膝の関節や軟骨がすり減ってしまい、隙間がなくなってしまう状態です。
初期の状態であれば、多少変形をしていても痛みなどを完全に消失することは可能です。
悪化しすぎてしまうと将来的に手術をしなければいけない状態になります。
筋肉が硬くなりすぎてしまっている
変形などは特にしていないけれども、筋肉が硬くなりすぎてしまい、曲がらなくなってしまっている状態。
いろいろな原因はありますが、姿勢や力が入りすぎてしまっていることにより、足の筋肉が脱力できていないことが多いです。
足の前側、後側、両側などが複合的に硬くなり、症状が出ます。
これらの原因が組み合わさってしまい、結果的に痛みとして膝に出てしまいます。
完全に変形してしまっているものは、痛みは軽減できても、曲げることができません。
変形が強い方は痛みの変化があるか。
変形がない方は、膝の曲がりや筋肉の硬さなどを確認しましょう。
今から紹介する方法は操体法と呼ばれるものです。
肩こり脳にもよくありますが、肩に力を入れてからストンと落とす。
と言うやり方ありますよね?
筋肉と言うのはある一定以上の力を入れると、そこから脱力したときに筋肉が一気に緩む。
と言う性質を利用しています。
今からご紹介するのもタオルを使って力を入れ脱力をする。
そうすることにより膝の筋肉が緩んでくれます。
その理論を使いながらご紹介をしています。
実践編をする前に注意してほしいこと。
実際に行う前に検査をしていただきたいです。
無理はしていただきたくないのですが、現場のふとももの硬さ全体的に触ってみてください。
それと正座を軽くしてみましょう。
机などを持ちながら無理をしない程度にどの辺ぐらいまで曲がるかな。
と言う感覚で曲げるようにしてみましょう。
実践編が終わってからどのように足の感覚が変わったのかを見てみます。
正座ができるようになるための実践方法、
こんにちは、正座ができなくて膝が曲がらない方へのアプローチについて、バスタオルを使用した方法をご紹介いたします。
タオルを巻いて膝の裏に敷き、踵とお尻が浮かないようにしながらタオルを圧迫し、5秒間キープして脱力します。
タオルを押しつぶすようなイメージでして下さい。
これを3回繰り返します。
この時点で一度筋肉の張り、正座を軽くしてみて下さい。
すでに痛みが少しまし、筋肉が柔らかい感覚があればうまくできている証拠です。
少しの変化もなければ、同じことをもう3回繰り返します。
最大で6回まで行います。
朝晩に1回、最高でも6回の目安で実践していただくと良いでしょう。
文章と画像だけではわかりにくいかもしれないので、動画も添付しています。
理論も含めてぜひ参考になさってください。
まとめ
さていかがだったでしょうか。
今回は膝の痛み、正座ができないと言う方に対しの対策をお伝えしました。
膝が完全に変形してしまったり、軟骨がすり減ってしまうと元に戻すことが非常に難しくなります。
そのような状況にならないためにも早めの対策が必要です。
ストレッチ等の違い、タオルを使い力を入れて一気に脱力をする。
痛みがある方でも全く痛みを出さない方法で筋肉を緩める事は可能です。
できるだけ無理をせず少しずつ行うようにしてください。
症状や痛みが怖い場合はセルフケアをしながらプロの手を借りるのも1つの方法ですので、無理をしないようにがんばりましょう。
ひこばえ整骨院膝の痛みに対する治療
ひこばえ整骨院では膝の痛み、変形性膝関節症の治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたが膝の痛み、変形性膝関節症による痛みに悩まれているならば是非下記をご覧ください。
執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
現在ストレッチの本を発売予定。
柔道整復師 齋藤 克也監修