齋藤の言葉

今回ご紹介する方は、1年ほど前にお孫さんを抱っこして、その後右足股関節の付け根に痛みがあり困っていました。自宅近くの整骨院や整形外科さんにも通いましたが、強くマッサージをされたり、リハビリで症状が改善どころか、悪化する一方になってしまっていました。4ヶ月ほど我慢をされた末、歩くこともままならないようになってしまったので、当院へ退院されました。体を全体的に見たところ、股関節周辺の肉離れと股関節の可動域(動く範囲)がかなり少なくなってしまっていることが原因でした。体の歪みも強く出てしまっていて、かばうような状態になっていました。

初回での治療と自宅でのアドバイス

行った事は3つ

  1. 体がゆがんでいる状態をまっすぐに整える
  2. 股関節に関連する周辺の筋肉を緩める
  3. 痛みができるだけ出ない歩き方

これらを行っていきました。

筋肉を痛めている状態なので、股関節の患部の部分は極力触る事はしていません。

逆に炎症が起きてしまうので、症状が悪化してしまう一方だからです。

筋肉を元に戻すことが最優先なので、その方法からお伝えをしていきました。

2回目から4回目の施術は1週間置きの施術

最初はできるだけ詰めてきてもらうことを優先しました。

症状がきついときには続けて来てもらった方が改善スピードはかなり早いです。

2回目のときにはまだ痛みがあったものの症状が軽減。

3回目のときには痛みが約半分程度にまで減ったので、患部の治療を開始。

4回目からは、歩き方を正しくするのと姿勢、体の歪み、股関節の動き、足首の矯正。

などを全て行っていきました。

5回目から8回目までは2週間に1回程度の施術

この時には痛みが最初が10すると、2から3程度にまで軽減していました。

9回目以降は3週間に1回程度と言う間隔で施術を行い、合計12回の治療で痛みがほぼゼロとなったため終了となりました。

ご自宅の事や東京などに行くことが多く、体を使うので、定期的にメンテナンスに移行するようになりました。

 

まとめ

今回の事例は、初動の治療が遅くなってしまったことにより長引いてしまったと言うものでした。

痛めているところは股関節ですが、結局その部分から発生してしまい、体が歪んだり可動域がなくなったりなどをしてしまっていました。

治すときにはその部分を治療することはもちろん大切ですが、その部分が悪くなることでかばっていたり、もともと体の歪みが合ってるとかすると、悪い意味の循環が働いてしまいます。

お互いが足を引っ張るようなイメージです。

それらを1つずつ改善させることで症状を解決していきます。

今回の症例を見て、もしあなたが同じようなことで悩まれているのであれば、ぜひいちどご相談ください。

詳細は下からご覧になってください。

 

 

本を執筆

柔道整復師 齋藤 克也監修