頸椎ヘルニアは「生活習慣病」でもある?
「頸椎ヘルニア」と聞くと、加齢や怪我をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、実際には日常生活のクセや姿勢の悪さが、大きな原因になっているケースが少なくありません。
この記事では、頸椎ヘルニアの「原因」や「なりやすい人の特徴」、そして「症状を悪化させる生活習慣」をわかりやすく解説します。
頚椎ヘルニアなってしまう方の原因
【原因①】長時間のスマホ・パソコン作業による“ストレートネック”
スマホやPCを使う時間が長いと、首が前に突き出た姿勢になり、頸椎にかかる負担が2〜5倍以上になることも。
この状態を「ストレートネック」といい、椎間板が押しつぶされやすくなり、ヘルニアのリスクが高まります。
特に注意すべき行動:
•うつむき姿勢でスマホを見続ける
•ノートPCを低い位置で使う
•頭を前に突き出すクセ
⸻
【原因②】猫背・巻き肩などの姿勢のゆがみ
姿勢が崩れていると、首や肩の筋肉が常に緊張した状態になります。
この慢性的な筋肉のこりや血流の悪さが、頸椎に負担をかけ、ヘルニアを引き起こしやすくなります。
上の写真のように頭が前に落ちることにより、首の筋肉、背中の筋肉が姿勢を維持しようとして頑張りすぎる。
猫背のチェックポイント:
•背中が丸まっている
•肩が前に出ている
•顎が上がっている
⸻
【原因③】運動不足と筋力低下
姿勢を支える筋肉が弱くなると、骨や関節に直接負荷がかかりやすくなります。
特に首・背中・体幹(インナーマッスル)の筋力が弱いと、ヘルニアのリスクが上がります。
運動不足のサイン:
•立っていてもすぐに疲れる
•長時間座ると腰や背中が痛くなる
•姿勢をキープできない
⸻
【原因④】過去のケガ・交通事故の影響
過去にむち打ちや交通事故などで頸椎に衝撃を受けたことがある方は、椎間板が弱くなっており、ヘルニアを発症しやすくなっています。
「昔のケガだから関係ない」と思わず、今の姿勢や症状に影響している可能性を考えることが大切です。
⸻
【症状を悪化させる生活習慣】TOP5
1.枕が高すぎる・柔らかすぎる
2.ソファでのうたた寝
3.猫背のままテレビやスマホを見る
4.急な首のストレッチや無理な体操
5.長時間のデスクワーク中に無意識に前かがみになる
これらの行動は、首の負担を増やし、症状を悪化させる要因になります。
ついついやりがちになってしまいますが、1つずつ修正していくことが重要です。
特に枕はとても大切なので、タオルで作る首の負担を減らす枕作成方法動画でご紹介しています。
⸻
悪化を防ぐ正しい対策法とは?
■ 姿勢の改善
•顎を引いて首をまっすぐに保つ
•座るときは骨盤を立てる
•デスクや椅子の高さを調整する
■ スマホやPCの使い方を見直す
•スマホは顔の高さに近づける
•ノートPCにはスタンドを使用
•1時間ごとに姿勢をリセット
■ 適度な運動・体幹トレーニング
•散歩や軽いストレッチ
•ピラティスや体幹トレーニング
•呼吸を意識して筋肉を緩める
この動画は首に負担がかからず、姿勢をまっすぐにする矯正+エクササイズです。
痛みが出ればすぐにやめていただきたいですが、1つの方法として覚えておくといいと思います。
⸻
当院でのサポート内容
当院では、頸椎ヘルニアの改善に向けて以下のようなアプローチを行っています。
•姿勢の評価とゆがみ矯正
•首・肩・背中の筋肉の緊張を緩める施術
•神経の圧迫を和らげる整体
•生活習慣改善のアドバイス
あなたの体の状態に合わせたオーダーメイドの施術で、根本改善をサポートします。
下記にホームページがあり、改善事例なども載せているので参考にしてください。
⸻
関連記事
頸椎ヘルニアの内容を下記に全てまとめています。
順番に見てもらうと、正しい直し方など知ることができるので、参考にしてください。
•→ [頸椎ヘルニアの人がやってはいけない5つのNG動作](記事③へ)
•→ [当院での頸椎ヘルニアの改善事例|通院のビフォーアフター](記事⑤へ)
⸻
まとめ|原因を知ることが、予防と改善の第一歩
頸椎ヘルニアは、日常の何気ない動作や習慣が原因で起こることが少なくありません。
「もしかして自分も当てはまるかも…」と思った方は、今の生活を見直してみましょう。
そして、セルフケアだけで改善が難しい場合は、体のゆがみ・筋肉・血流のバランスを整える専門施術を受けることが重要です。
お気軽にご相談ください。