【悪化注意】頸椎ヘルニアの人が絶対にやってはいけないNG動作5選|症状を防ぐ正しい体の使い方も解説

頸椎ヘルニアは「動作のクセ」で悪化する?

頸椎ヘルニアは、「やってはいけない動作」を知らないまま生活していると、症状がどんどん悪化するリスクがあります。

実際、当院でも「何気ない行動」が悪化の引き金になっているケースが少なくありません。

この記事では、頸椎ヘルニアの方が絶対に避けるべきNG動作5つと、代わりに行うべき「正しい動き方」もお伝えします。

頚椎ヘルニアで絶対に避けるべにNG行動

【NG動作①】急に首を左右・上下に大きく回すストレッチ

首をグルグル回すような体操は、椎間板に圧力がかかり、神経の圧迫が強まる可能性があります。

特に症状がある側に強く動かすのはNG。

痛みやしびれを悪化させる恐れがあります。

ストレッチなどは特に注意をしましょう。

どれだけ動画やブログで良いと言われていても、ご自身で実践してみて、しびれが出たり、痛みが出たら中止をするようにしましょう。

あくまでもあなたの体に合わせて行うのが最優先です。

→代わりにおすすめ:ゆっくりした動作+深呼吸を組み合わせた軽い体操

【NG動作②】うつぶせ寝・ソファでのうたた寝

うつ伏せで寝ると、首が左右どちらかに大きく回った状態で数時間固定されます。

これは椎間板へのストレスが大きく、朝起きた時のしびれや痛みの原因になります。

また、ソファでのうたた寝も姿勢が崩れ、不自然な頸椎のカーブが続くため要注意です。

そもそも首の可動域。右に向いたり左に向いたりする動作は60°ずつしかありません。

うつ伏せ寝のように過度に首を動かすとかえって動かし過ぎで症状が悪くなる可能性があります。

頸椎ヘルニアの方はうつぶせで寝るのが良くない。悪化してしまう可能性があるため。

【NG動作③】重たい荷物を片手や片肩で持つ

左右どちらかに荷重が偏ることで、首〜肩〜背中の筋肉がバランスを崩し、椎間板に負荷がかかりやすくなります。

通勤時のカバンや、買い物袋なども意識する必要があります。

→代わりにおすすめ:リュックで両肩に均等に荷重を分散。また、左右順番に持ち替えながら鞄を持つのも効果的。

【NG動作④】長時間のスマホ・パソコン作業

特にスマホをうつむいて長時間使う「スマホ首」姿勢は、首にかかる負担が最大で5倍以上になることも。

スマホ首ストレートネックになってしまうことで、頸椎ヘルニアを悪化する

首の前方にある椎間板が圧迫され、症状が慢性化・悪化する原因に。

→代わりにおすすめ:画面を顔の高さに上げて、1時間に1回は首のリセットタイムを。

可能であればスマホスタンドの様に首の負担を極力かかならい状態にするのが理想的です。

【NG動作⑤】首・肩を冷やしすぎる(夏の冷房など)

冷房で首周りを冷やしすぎると、筋肉が収縮して血流が悪化します。

血流が悪くなると、神経の回復力が下がり、症状が長引く原因になります。

→代わりにおすすめ:首元を軽くタオルで覆う/入浴で温める習慣を

冬場であれば、カイロなどを肩甲骨に貼ることにより、肩周辺の筋肉を緩めることができます。

夏場であれば冷房をしないと言うわけにもいかないので、スカーフや直接クーラーが当たらないように工夫をしましょう

【悪化を防ぐ日常生活のコツ】

• 正しい姿勢を意識(骨盤から整える)

• 寝具を見直す(枕の高さ・マットレスの硬さ)

• デスク周りの環境調整

• 適度な運動とストレッチ

• 首と肩を極力温める

頚椎ヘルニアに効果的な枕の作成方法はこちらの動画ご覧下さい。

 

当院での改善サポート

頸椎ヘルニアの方には、以下のようなアプローチを行っています。

• 体のゆがみを整える整体

• 筋肉の緊張を緩める手技療法

• 日常生活のアドバイスとセルフケア指導

正しい知識とケアを受けることで、悪化を防ぎ、改善につなげることができます。

ホームページに改善事例があるのでご覧下さい。

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• → [頸椎ヘルニアの症状と特徴|手や腕のしびれは要注意]

• → [頸椎ヘルニアの原因と悪化させる生活習慣]

• → [頸椎ヘルニアのセルフケアとストレッチ法]

まとめ:まずは「やらないこと」から始めよう

頸椎ヘルニアの改善には、無理なストレッチや悪い姿勢を避けることが大切です。

「何をするか」よりも、まずは「何をやらないか」を知ることが回復の第一歩。

一人での対応が難しい場合は、専門家によるチェックや施術を受けることをおすすめします。