患者さん
65歳 山田さん 西宮在住 女性 主婦
来院
平成25年5月
悩み
以前に股関節を手術しており、かばっている間に肩が上がらなくなった
股関節を以前に痛めてしまい、歩き方が悪くて腰に少し違和感がありました。
それから肩に痛みが出てきてしまい、夜寝ていると痛みが出て、じっとしているだけも痛みが出てきました。
日常の生活でも痛みが出て来て、家事などにも影響が出てきてしまっている状態になっていました。
その状態を改善したくて当院に来院されました。
検査
・肩周辺の関節の動き、可動域の検査
・股関節周辺動き、膝、腰の動きの検査
・背中の筋肉の動きの検査
以上の検査を行っていきました。
診断
肩の痛みが五十肩に移行をしてしまい、炎症が出てきている。そして背中、腰の動きが半分程度にまで動かなくなってしまっている。
これが原因として痛みが出ていました。五十肩の痛みはありましたが、それを増強しているのはその周辺の動きが極端に減少している状態になっていたので、 痛みが増えてしまっていました。
初回の施術
初回の施術は肩周辺を治療していきましたが、それと同時に肩甲骨周りと腕背中腰を行ってきました。
肩自体は炎症が起きている状態になっているので、形を集中的に治療をするよりもその周辺の動きをつけたあげた方が痛みとしては早く軽減するからです。
ストレッチのアドバイスをして、肩周辺をするのではなく首と背中周辺のストレッチを行ってもらいました。
こうすることで方自身の負担を分散させて肩に痛みや負担が出ないようにするのが目的です。
2回目以降の施術
2回目の施術
2回目の施術は4日後に来院してもらいました。うずくような感じはまだありましたが、動かした時の痛みは少し軽減をしていました。
日常的にどうしても肩をよく使うので安静にと言う事はなかなかできませんでしたが、できる限り右の方を使わずに左肩や右の手だけを使って最小限の動きで行ってもらうようにしました。
ストレッチとアドバイスは前回と継続して行ってもらうようにし、できるだけ肩を冷やさずにお風呂などで温めて可動行きを増やすようにお願いをしました。
3回目の施術
3回目の治療は5日後。
夜間痛があるものの日中の痛みは初回から比べて半減していました。
寝ている間の痛みがどうしても強く出てしまうため、肩の下にタオルを敷いてもらい方が開きすぎないようにアドバイスを行っていきました。
施術としては痛みが軽減してきたので肩甲骨を直接動かして施術と、肩を直接動かす施術に切り替えて行っていきました。
これ以降は1週間に1回の施術で行っていきます。
5回目の施術
5回目の時には初回から約1ヵ月ほど経過していました。
痛みとしては夜間着も一から比べると半分程度に収まっており、日中の痛みも7割ほど軽減をしていました。
可動域の制限が出てきてしまっているのですが痛みとしてはかなり改善していたので日常生活の中での動きはかなり楽になっていました。
印象も随分と言っていたので肩を動かすストレッチと体操をお伝えしました。
7回目の施術
8回目の施術では夜間頭の痛みは残り2割程度、日中の痛みも残り2割程度、可動域は約半分程度残っていました。
日常生活の中で継続的に痛むと言う事はありませんでしたが、 どうしてもものを取ろうとする動作や高いものを取ろうとする動作のときには肩が動かないため取りにくいと言うことが起こってしまいました。
炎症自体はほぼゼロになったため五十肩特有のコットマン体操、を行ってもらいできるだけ稼働域の改善を早めるようにアドバイスしました。
10回目の施術
10回目の治療では痛みとしてはほとんど日常生活の中で感じることがなくなっていき、突発的な動き、例えば急に物を取ったりというものを取ろうとする日にぴきっとくるような痛みが出てしまうということが問題でありました。
痛みとしてはほとんど軽減をしていきましたので、ここからは運動をメインとして施術に切り替えていきました。
矯正としてここで一度終了して、メンテナンスとして施術をすすめていきました。
まとめ
今回の方はもともと股関節が非常に悪く、そこからかはやって背中腰肩の可動域が極端に狭くなってしまい、最終的に五十肩痛みが出てしまいました。
今回の事例は比較的五十肩でも早期に回復できた症例です。実際五十肩でひどい場合になると半年以上かかる場合もあります。
程度によって変わってわきますがきっちりと指導すれば改善は必ず早くなってきます。
ひこばえ整骨院の五十肩の施術手順
ひこばえ整骨院では五十肩の施術を得意としています。
痛みが出ているだけを見るのではなく、姿勢、体のバランスを見て全身をくまなく施術をしていきます。
もし五十肩で困っているなら下記をご覧下さい。