患者さん
Kさん 30歳代 女性 会社員
来院日
平成27年12月
【悩み】
・妊娠中からも股関節に違和感がある
・階段を上がるとき、朝起きるとき、しゃがんで立つときなど痛みや違和感がある
・猫背も気になる。これらを改善して欲しくて来院されました。
妊娠中からこれらの痛みがあり、このままほったらかしにして子育てに差し支えができたら非常に困るので何とかして治したいという気持ちでいらっしゃいまいした。
【検査】
立った状態
・肩の高さに左右差→右下がり
・骨盤の高さの左右差→右下がり
・腰の反りの大きさ→強い反りあり
仰向け
・骨盤の歪み・・足の長さの左右差→左長い、開きの左右差→左開き
・体の捻じれ右に若干の捻じれ
・股関節の動き→左右痛みあり
・腸腰筋の疲れ→触診で左右ともあり
うつ伏せ
・触診→腰と肩周りにこりあり
【診断】
肩の高さ、骨盤の高さと歪みなどから体の左右バランスが大きく崩れている状態がわかりました。
腰の反りもあるため、崩れた体のバランスを受け止めるのに腰にも負担がかかり、さらに股関節までに負担がかかって痛みが出ていると判断。
負担している時間がかなり長く、しかもそれが限界を超えて体に大きく出てきたのだと判断しました。
その結果股関節や寝返りの動作が痛くなってきました。
【治療内容】
腰回りの左右バランスを重点的に調整し、肩周りのこりも取るようにして、バランスを整え、力を分散できるようにして、股関節への負担を減らすように施術。
体のバランスが崩れて動きがとても悪かったので、まずは正常な状態までに体の機能を動かすということを行いました。
【自宅でのストレッチ指導】
初回は三点のみ伝えました
・あおけで、片足ずつと両足もかかえるようにしてお尻の筋肉を伸ばすことと、骨盤を調整するようにする。
・お腹の横あたりを軽くマッサージする→足の動きを助けるため。これをすることで股関節の動きが格段によくなります。
【2回目以降の治療】
2回目の施術
お散歩が長かったこともあり、腰に痛みがありました。足にも疲れが溜まっていて下半身を中心に施術しました。
股関節やの痛みはかなり改善して腰を捻るストレッチとふくらはぎのマッサージを増やしました。
3,4回目の施術
ベビーカーを押す時も痛みがあったのがなくなりました。立ちあがるときの痛みも軽減されていました。
体の動きもかなり改善して正常な状態の動きまでになりました後はこの状態を維持するように今までのストレッチを意識して、体に徹底的に覚えてもらう様にしました
5,6回目の施術
長い休みを挟んでの来院。その間、腰に痛みはなかったようです。ほぼ腰と股関節は完治しました。来院当初の一番悩みである痛みの場所が移動し、肩周りに辛さが出ていました。
ストレッチは上半身をメインに内容を変更し、猫背で内に入っている肩を開くようにする矯正も増やしました。
7回目の施術
腰の痛みも肩の痛みもなく、軽くなり、痛みはほぼ改善しました。ストレッチも合間を見てされていました。
良い状態を保てられているため、ストレッチの変更はなしで、今までの内容で継続です。
8,9回目の施術
当初の股関節や腰の痛みはありませんが、気になる箇所が肩に移動してきました。
この頃は抱っこが増えてきて疲れが肩首に表れているようでした。
最初の検査であった、肩や骨盤の左右バランスは整ってきたため、肩の疲れを取るためにメンテナンスへ移行となりました。
症状が悪化したと言うよりも、体を酷使する事で新しく痛い部分が増えた感じです。
【まとめ】
自覚症状はあまりなかったのですが、実際は全身に疲労が表れていました。
赤ちゃんは日ごとに大きく重たくなりますが、普段の生活で姿勢を意識できたりしたのが、改善の早道になりました。
ご自宅でストレッチをしながらプチ筋トレを鍛えてくださいね。これからの赤ちゃんの成長が楽しみですね。
ひこばえ整骨院の股関節痛の施術手順
ひこばえ整骨院では股関節痛の痛みの施術を得意としています。
痛みや悪い部分だけを見るのではなく、姿勢、体のバランスを見て全身をくまなく施術をしていきます。
もし、股関節痛で困っているなら下記をご覧下さい。