患者さん
TKさん 27歳 サラリーマン 男性
来院
平成28年11月
悩み
元々O脚に悩まされていて、テニスをするたびに足が怠い。足もとてもつりやすいのでまたテニスを思いっきりしたい
という悩みを持たれていました。
O脚の矯正もしたという事でしたが、一番はテニス。
たまに腰の痛みも気になるみたいですが、今はそこまでなく、このままほったらかしにしていると腰に痛みもO脚も足の怠さもひどくなるんではないのか?
と思い治療に来られました。
検査
以下の検査を行ました。
- O脚の状態把握
- 骨盤の歪みの検査
- 背骨の回旋、動きの検査
- 立った時の重心のかけ方
- 立ち方
以上5点を見ていき、総合的に体を見ていく事にしました。
診断
重心が外側に行き過ぎて体重の逃げ道がなくなっていた事
これが一番多きな原因としてありました。
O脚もそうなのですが、重心が外側に行く事によって体重が逃げなくなってしまいます。
どういう事かと言うとこの方の重心が小指にかかっていました。
本当は親指と人差し指に体重がかかるはずなのですが、小指に重心がかかっていました。
こうなる事で本来逃げるはずの体重が逃げることができずに足の負荷がふくらはぎ、太もも、腰に分散してしまい、痛みやつる、怠いという状態になってしまいました。
これが一番の原因でした。
初回の施術
初回はO脚の矯正というよりは、重心のかけ方を変えていきました。
見た目は蟹股なのですが、重心は全て外側によっていたので、足首、膝、股関節、骨盤、腰の関節調整をしました。
まずは本来の重心のかけ方を取り戻すようにしていく事で、重心を真ん中にもっていくようにしました。
ストレッチは股関節を中心にアドバイスしました。
2回目以降の施術
基本的に土曜日にしかお休みがないので土曜日に続けてきてもらうようにしました。
2回目の施術の時には今まで外側に張り感があったのに、今回は内側に張り感が出てきました。
状態的には非常にいい傾向です。今まで使っていない部分を使うようになった事で体がいい反応をしてきている証拠です。
3回目の施術も1週間後。
足の内側の筋肉の緊張は改善。外側も張りが改善をしましたが、足が少しつりそうという状態でした。
内側を意識させる為に運動を指導しました。
4回目の時には痛み、張り、だるさともに全てなくなりテニスも快適にできるようになっていきました。
足の状態は随分と改善していったので、次はO脚を集中的に改善する様に施術を行っていきました。
6回目の施術。
自覚症状はほとんどなくなり、初めは膝の間が3本程度入りましたが2本弱程度まで縮まりました。
6回目の治療
ここからは2週間おきに施術行い、最終の調整に入りました。
立ち方は改善しましたが、どうしても足首のバランスだけはきれいに整いませんでした。
足首の調整を行い、再度立ち方、歩き方のアドバイスを行っていきました。
9回目の治療では足首のずれはほとんどなくなり、寝た時には膝はぴったりくっつく状態にまでいき立った時も指1本分になりました。
最後10回目の治療
痛み、だるさ、しんどさ全て改善をしたのでこの回で終了としました。
まとめ
O脚や足の怠さしんどさなどありましたが、実際には足が悪いのではなく、立ち方と重心のかけ方でした。
テニスをしていたのでどうしても止まる際に足がきっちと踏ん張りがきかずに小指側に重心が偏ってしまっている状態でした。
それが慢性化してしまっている状態が今回の事例でした。
自分では姿勢や重心は気にできることではないですが、一度正しい状態を体に覚えさせることが何よりも大切ですね。
ひこばえ整骨院のO脚の施術手順
ひこばえ整骨院ではO脚の施術を得意としています。
O脚が出ているだけを見るのではなく、姿勢、体のバランスを見て全身をくまなく施術をしていきます。
もしO脚で困っているなら下記をご覧下さい。