患者さん
30歳代 女性 アパレル関係と訪問のお仕事
来院
平成29年1月
悩み
仕事終わりと、ストレッチをした時に背中の痛み。悪いところがあるならこの際に体をきっちりとな治したい。
O脚。姿勢。歪んでいるのなら治したい。
ほっておくと逆に悪くなるとが困るので、早めに対策が打ちたいという事で当院へいらっしゃいました。
検査
股関節の痛みがあったと言う事だったので股関節自身の動きの検査をするとともに変形性の股関節症の疑いも同時に見るようにしていき検査を行っていきました。
最初にあったのは背中の痛みでした。
激痛や常に痛い、と言う訳ではないけれど仕事終わりや夕方、夜に背中が痛むことが出てきたそうです。
今までも背中に怠さは感じていたそうですが、痛みになってしまってストレッチをすると痛い、という状態になり当院へ来られたということでした。
診断
最初に背中の方を触って確認していくと、胸椎の6,7番目あたりに触れると痛む場所がありました。
特に動かした時に痛みが走るわけではないのですが、疲れてくるとそこに痛みがでてくるとのことでした。
仕事柄立ちっぱなしで動くことが多いそうで、立ち方を確認しました。
壁を使って姿勢を整えたときに、腰と壁の隙間がかなり大きく開いていました。
つまり腰が反っているということなります。
腰を反らせる分、首や肩に力を入れてしまっておりその影響で背骨自体に動きがなくなっている状態でした。
仰向きで骨盤と股関節の歪みを確認したときに、右の脚だけが外向きに広がるように開いていました。
歩いている時の足先が外に向くかんじ、というのはここからの影響です。
初回の施術
動かせていない背骨自体に動きをつけるように施術を行いました。
反ってしまっている部分は骨盤から向きを変えて反りを軽減させていきました。
右足が外側に開いてしまう歪みは、股関節の矯正とお尻周りの筋肉の緊張を緩めるよう施術しました。
自宅でのアドバイス
全体的に体の硬さが強いので、背中の負担をかばえるところを作ることができる様に、背中のストレッチとお尻周りのストレッチをお伝えしました。
まずはその二つだけを必ず一日1〜2回行えるように、とお願いしました。
2回目以降の施術
1回目〜3回目
前回の施術からちょうど一週間ほどでしたが背中の痛み自体はほとんど出ることなく過ごせたそうです。
肩甲骨を開く動作をすると若干痛みが走るが以前のようなものではない、とのことでした。
怠さはまだでる状態でした。
背中の痛みが引いたこともあり、それよりもO脚も見てもらいたい、との事だったので同時に足の治療を行うようにしました。
もともと膝の部分で、指3本分余裕で入るほどの隙間でした。膝上膝下でも指2本分くらいでした。
O脚の原因にも腰の反りがかかわってくるため治療は続けて行なっていきました。
4回目から7回目
4回目には背中の痛みが出ることはなく、怠さをたまに感じる程度でした。
右側のお尻の外側の筋肉が特に張りやすかったため、ストレッチで重点的にそこを伸ばすようにストレッチを伝えました。
腰の反りを取るための姿勢のをつけ方も確認し、壁を使ってご自身でも正せるようにアドバイスしていきました。
最初の頃よりもだいぶストレッチも定着して行えるようになっており。姿勢の正し方もわかるようになってきたとおっしゃっていました。
このころには隙間が膝の部分は指2本、膝上膝下でも指一本入るか入らないかくらいになっていました。
8回目から9回目
背中の痛みも全くなく、怠さも感じなくなったとおっしゃっていました。
壁での姿勢の確認も隙間が手のひら一枚がつっかえるくらいになって維持できるようになってきました。
最初は肘まで余裕で通ってしまっていたのがだいぶ変わったとご本人でもわかるくらいでした。
歩いている時に意識しないと足が外に向いていく、というのもほとんど気にならなくなったようで、ストレッチもしっかり継続してくださっていました。
自分では気づかないうちに腰を反ったり足の外に重心をかけたり、という癖が積み重なってO脚や背中の痛みを引き起こしてしまっていたので。この方の指標としては壁に背中をつけた時の隙間をみるようにしていただくようお伝えして、治療を終了としました。
まとめ
自覚症状はもともと大きくはなかった方でしたが、痛みが段階的に切り替わってしまったタイミングで来院されたので治りもよく治療できました。
この方の様に、悪い癖や週刊を治したい、ということが結果的にからだの不調を出ないようにすることに繋がります。
違和感から痛みがでてきたり、痛みの頻度が増えたりしたときは体が発するサインです。
このタイミングできっちり治療を受けて体を治すことが体にも一番良く、治りやすいのです。
ご自身の体のサインは見逃さないようにしてあげてくださいね。
こばえ整骨院の背部痛の施術手順
ひこばえ整骨院では背部痛の施術を得意としています。
痛みや悪い部分だけを見るのではなく、姿勢、体のバランスを見て全身をくまなく施術をしていきます。
もし、背部痛で困っているなら下記をご覧下さい。