来院日
平成29年5月
患者さん
Sさん 30歳代 西宮市在住
悩み
仕事中から股関節に痛みを感じで午後になると足を引きずってしまう。仕事中も常時辛いという悩みを持たれていました
半年ほど前から股関節に痛みを感じるようになっていました。お仕事は基本的に座っていることがとても多かったのですが、午前中から痛みを感じでお昼頃になると足を引きずる様になっていました。
同僚からも『足を引きずっているけど大丈夫?』と心配されるぐらいまで足が上がらず辛い思いをされていました。
股関節の痛みを我慢しているといつのまにか膝まで痛みを感じるようになって、このままほったらかしにしているともっと痛みが増えて歩けなくなってしまうという不安があり当院へいらっしゃいました。
検査の結果
身体全体の検査を行ったところ・・・
右の股関節が内側に入ってしまっていたことと、右の骨盤だけ前に倒れてしまっていたことが一番の原因でした。
この方は、股関節が痛いから股関節に原因があるだろうと思っていましたが、実際は股関節や膝が痛いのは結果であって骨盤と体のねじれが原因で股関節に痛みを出してしまっていました。
午前中がマシで午後になると足を引きずってしまうのは、寝ていると重力からある程度解放されるので股関節の負担がかかることはないですが、負担がどんどんかかってしまい最終的に痛みを感じてしまう様になっていました。
その状態を我慢していたので、体が限界値を超えて左まで痛みを出していました。
初回の施術
初回の施術では股関節の内旋の矯正をするのと骨盤を動かすための矯正を行っていきました。
腰やお腹周りの痛みや違和感はありませんでしたが、股関節を矯正する上では周りから緩めていかないと強制ができないので、痛い部分とは全く関係ない部分を治療していくようにしました。
指導として股関節が内側に入れないことと、座り方を指導し初回は終了いたしました。
2回目の治療
2回目の治療は3日後に来ていただきました。
痛みが大きく変化することはありませんでした。この時の治療内容としては初回と同じく股関節と骨盤の矯正を行っていくと共に、お腹の筋肉腸腰筋と大腰筋を中心に施術を行っていきました。
自宅の指導としては、股関節が中に入れないことと歩き方を指導しました。
元々あることが非常に好きだったのがありましたが、必要最低限に抑えるようにして頂きましたが、それと共に仕事中に歩くときや通勤中の歩行の方法をアドバイスし2回目の治療を終了しました。
3〜4回目の治療
4回目の時には痛みが3割程度改善をしていました。
たらどうしても午前中はましになっても、午後になると足を引きずってしまうような状態は取れていませんでした。
日によってましな人痛みが強い日と弱い日があり、次はこの痛みのムラをなくすことに集中をしていきました。
腰の張り感とお腹の前の緊張はほとんど取れていたので、残すは右の骨盤が反ってしまうことだけに集中し治療を行っていきました。
5〜6回目の治療
5回目から6回目の治療では間隔があいてしまっていましたが、痛みとしては2日程度全く出ないような状態になっていました。
体のバランスは随分と整っていましたが、癖として足を内側にまわしてしまうというのはどうしても残っていました。
休日に長時間歩くことがありましたが、痛みはほとんど感じなく違和感が出る程度になっていましたが、次の日になってしまうと痛みをぶり返すということを何回かありました。
7〜9回目の治療
7回目の時には痛みがほとんどなくなり残りは股関節の違和感のみとなりました。
引きずることもほとんどなくなり、仕事の後半になるとだるさと違和感が出てくるという状態にまで回復をしていきました。
8回目の時には前回の7回目から1週間程度あけましたが、痛みとしてはほとんどゼロの状態にまで回復をしていました。
体のバランスとしてはほとんど正常な状態でしたが、右の骨盤だけが前に倒れてしまうという癖が残ってしまっていました。
9回目の治療の時には施術内容は右の骨盤を戻すことに集中をしていきました。
前回の治療からは約2週間程度開けて行きましたが痛みとしてはこの2週間全く出ることはありませんでした。
股関節に違和感は出るのと膝に多少の違和感が出るものの、趣味であった朝から晩まで常にあるきっぱなしの状態でも痛みが全く出ない状態にまで回復をされていました。
痛みとしてはほとんどなくなったので、大きな矯正としては一度終了し2週間に1回を一度3週間に1回を一度身体の調整をし状態が良ければ終了をする予定です。
まとめ
今回の事例では股関節の違和感から、晩になると足が引きずるぐらいまで痛みが出てしまい、周りの方からも心配されるような状態でいらっしゃいました。
自分なりに対処をしていたけども全く変化をすることもなく、逆に痛みがどんどん増加してしまうという状態にまで体が悪化していました。
股関節の痛みの原因として、股関節が内側に入ってしまっていること、骨盤が右側だけ反ってしまっていること、お腹の前の筋肉の緊張が強かったこと。
これらが重なって結果的に自覚症状が出ていました。
最終的に痛みは完璧に取れてショッピングなど長時間歩くできるぐらいまで回復をしていました。
自分では思いもよらないところに原因があるので我慢せずにきっちりと治療をしていただきたいです。
ひこばえ整骨院の股関節痛の施術の手順
ひこばえ整骨院では体のバランス、癖、歪みを全て診ていき、それに合わせて施術を行っていきます。
そして、一番最短で最適な肋股関節のストレッチなどをお伝えしていきます。
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