病院や整形外科に行った時にモートン病と診断されて困っているあなたへ。
モートン病になると指先がしびれたり短い時間歩くだけでも足が痛くなってしまうと言う症状が見られます。
モートン病を治す手段としていろいろな方法があります。
中敷きを敷いてみたり、湿布を貼ってみたり、痛み止めを飲んでみたりなど多くの治療方法があります。
いろいろな治療方法がある中で特に1つだけ絶対に治さなければいけないと言うものがあるとすれば、
歩き方です
モートン病と歩き方と言うのは切っても切れない関係にあります。
この記事ではモートン病を治すための歩き方について詳しく解説をしていきます。
モートン病とはどのような病気なのか
モートン病と言うと病気のような名前が付いていてあまり聞き慣れないかもしれません。
実際に病院でも症例数が少なかったり、整体でも全く知らないと言う方も少なくありません。
モートン病自体がどのような病名なのかも知らないままで治療を行うというのは危険すぎます。
歩き方をご説明する前にモートン病について詳しく解説をしていきます。これがわかるとなぜ歩き方を修正しないといけないかがよくわかります。
モートン病とは下の写真を見ていただきたいですが足の指の4番目5番目の間と3番目4番目の指の間に神経症状が起こってしまい痛みやしびれを起こしてしまうものをモートン病といいます。
実は モートン病と言うのは原因がはっきりわかっていないと言うのも事実です。
ほとんどの場合モートン病になる方は女性に多いと言うことも言われています。
モートン病の大きな原因として2つに分かれます。
- 自分に合っていない靴の着用
- 偏平足や外反母趾など足に関わる異常がある
この2つがモートン病の時に必ず共通する部分です。
全て同じですが歩き方や体重のかけ方が悪いことによって起こってしまいます。
特にペタンコの靴であるおしゃれ靴やヒールなどは特に注意が必要です。足のバランスが全く取れません。
これらを解消するためにも靴や歩き方を改善させる必要があります。
モートン病の症状
モートン病の症状について簡単にまとめていきます
- 爪先立ちをすると足に痛みや痺れが出てくる
- 長時間歩くと痛みがあり歩くことが困難になってくる
- 靴によっては痺れ痛みが出てきて歩くことができない
基本的にこの3つが症状として現れることが多いです。
個人差がありますが痛みやしびれを感じる方もいれば、単純に違和感だけと言う方もいらっしゃいます。
中には熱い感覚や冷たい感覚などの感覚異常も見られることがあります。
指先に限定されているので多くの方は足に何か異常があるのかと思ってレントゲンや検査を受けることがほとんどです。
そこでモートン病と診断され、治療法として上記であげた様なものがあります。
なぜモートン病を治すのに歩き方から変える必要があるのか?
次にモートン病を治すのに歩き方を治さなければいけないのかというのをお話ししていきます。
上記でご説明した通りモートン病の原因と言うのははっきりとしたことがわかっていないのは事実ですが、1つ確実に入れることと言うのは靴が合わなかったりハイヒールを履くことが多い方に発症するということがわかっています。
またモートン病にかかっている方の特徴として偏平足や外反母趾、浮き指などを併発している方が圧倒的に多いです。
これらの特徴というのはすべて
歩き方や体重のかけ方が悪い時に結果的におこってしまいます。
モートン病の方の足の裏を見たときに写真のようにタコができてしまっていることがよくあります。
タコができるという事はそれだけその部分に重心が寄ってしまっていると言う証拠です。
そしてもう一つ重要な部分と言うのは指が完全に浮いてしまっているときに起こってしまいます。
下の写真をご覧いただきたいですが指が折れ曲がってしまい地面に付いていないのがわかるでしょうか?
これを浮き指と言いますが地面から足が浮いてしまった状態になっているので足のバランスが悪くなってしまっています。
モートン病改善しようと思った時に足のバランスが悪いままだと、指に負担がかかりすぎてしまいます。
扁平足にしろ、それらを改善させるために歩き方を変えていく必要があります。
モートン病の方に多い歩き方
モートン病にかかわらず偏平足や外反母趾の方にも共通する歩き方というのがあります。
上で説明した部分も重なりますが
- 指先を使わずに歩いている
- 小指側に重心がかかっている
- 歩幅がとても小さい
この3つが共通する部分です。
指先を使わずに歩いている
ヒールを履いたりするとつま先で体重をかけますが指先に重心がよっているのではなく、足の付け根に全ての重心がよっている事が原因です。
ヒールを普段からよく履く方は普通に歩いた時には足の付け根を使うことができないのでスニーカーを履くと歩きにくいという状態になってしまいます。
ヒールの方が歩きやすいのではなく、ヒールしか歩けない足になってしまっている事が問題です。
小指側に重心がかかっている
小指側に重心がかかってしまうことによって重心が外側に逃げてしまいます。
重心が外側に逃げてしまうことで小指側に圧がかかり、結果的に痛みやしびれに変わってしまいます。
歩幅が小さい
足が痛かったり、上記の様に外側重心になってしまうと歩幅が小さくなり更に外側重心がひどくなってしまいます。
悪循環に陥ります。
歩幅が小さくなると手を振らずに歩くことになるので手を大きく振るというのも大切な事です。
モートン病を治すための正しい歩き方
下の写真を見ていただきたいですが、イメージとして歩くときに真ん中に線があると思ってください。
歩くときに踵の内側と親指が線の上に来るように歩いてください。
前よりも足先が極端に外にいたり内側に入ったりしないように極力沿わせるように歩いてください。
歩く時に歩幅をしっかり大きく出すために体を大きく振るようにしてください。
足が痛いとどうしても小股で歩く癖がついてしまいます。小股になってしまうと手を振らずにちょこちょこと歩くようになってしまいます。
この状態が続くと足をきっちりと蹴らないために指の重心が非常に悪くなってしまいます。
体を大きく振るだけでも重心は大きく変わってきます。特に前に大きく振るのではなく後ろ側に振るように意識してください。
最後に歩くとき踵からついて1番最後親指と人差し指を使い地面を蹴るように歩くようにしてください。
この歩き方をすることで上半身の体重がしっかりと地面に逃げてくれます。
指が浮いてしまっている状態だと重心が逃げてくれないので直接足に負担がかかります。
モートン病に効果のあるマッサージと矯正の方法を下記に載せておきます。
参考にして下さい。
まとめ
モートン病と聞くと一見治らないようなイメージをもたれることや、先生によってはあまり経験がないと言うこともあります。
しかしモートン病と言うのはしっかりと治療すれば治るものです。
その中でも特に歩き方と言うのは重要になってきます。歩き方が悪いと足のバランスが崩れてしまうので、絶対に悪い方というのは修正する必要があります。
この記事を読まれてあなたのお役に少しでも立てれば幸いです。
ひこばえ整骨院のモートン病の施術
ひこばえ整骨院ではモートン病の施術をとても得意としています。
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執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
2019年に本を出版