あなたは肩にこの様な悩みはありませんか?

半年ほど前から肩が痛い。物を取る動作や車での移動で隣にある鞄を取ろうとした際にも肩が痛む。

特別何かをしたわけではないけど最近はどんどん肩の痛みが増えてくる。

ふとした瞬間に痛くなる。一度整形外科でレントゲンを撮ったけど骨には異常がない。先生には『これは五十肩だから運動をした方がいいよ』と言われて湿布と痛み止めを出された。

もしかしたらこの記事を読まれている方は五十肩、四十肩で悩まれているかもしれません。

薬は嫌なので飲んではいないけど、この痛みを取りたい。

そもそも五十肩ってなんなの?特に何かをしたわけではないのに・・・

五十肩の治し方を知りたい。

もし、そう思われているのならこの記事を最後までお読みください。

きっとあなたのお役に立つことを保証します。

五十肩、四十肩とはそもそも何?

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年を取ったから仕方がないよ・・・

と思われている方も多いかもしれません。

実は五十肩や四十肩と言うのは総称であって病名ではありません。正式名称は

肩関節周囲炎

と言う呼び方をします。難しい名前ですが、肩の関節の周りに炎症がある

簡単に言うとこの様な説明になります。

明確な基準ではなく、年齢的に五十歳や四十歳に多い症状なのでまとめて五十肩や四十肩と呼びます。

では五十肩や四十肩はどの様な分類になるのでしょうか?

五十肩には

 

  • 腱板損傷(けんばんそんしょう)
  • 上腕二頭筋長頭筋炎(じょうわんにとうきんちょうとうきんえん)
  • 石灰性腱板炎(せっかいせいけんばんえん)
  • 肩峰下滑液包炎(けんぽうかかつえきほうえん)

 

大きくわけるとこの4つです。どれもとても難しい症状名ですよね。

全て肩の症状ですが、どれも自覚症状は似ています。

これらが引き金で五十肩と言われるものになります。厳密にはこの4つの症状を解消する事で五十肩をよくしていきます。

すべてにおいて治療方法が異なってきます。

例えば腱板損傷と上腕二頭筋長頭筋炎では治療内容が違います。

しかし、肩が痛いからという理由で肩の治療をするとかえって痛みが増強する場合はあります。

難しいですが、一つずつ説明をしていきます。

 

五十肩の種類

 

腱板損傷(けんばんそんしょう)

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この腱板損傷とは、肩の外側に腱板という筋肉の固まりがあります。

この筋肉の固まりを痛める事で肩の上げにくさが出てきます。

棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉でできていますが、この筋肉が肉離れの様になっていきます。

イメージとしては写真の様に骨にくっついている部分がはがれていくような感じです。

原因として

  • 物を投げる様な動作を繰り返したりすると骨と筋肉が擦れ合って痛みが出てしまう事。
  • ジムや日常での運動で負担の増大
  • テニス、バトミントン等の腕を大きく回す事で負担の増大
  • 打撲

この4つがあります、直接的に打撲などは原因がわかりやすいのですが、徐々になってきれてしまったものに対しては血流が悪くなったりもするので知らない間に痛みがでる。

そして何かの拍子に

『痛っ』

という一瞬の痛みによって症状が出てきてしまう状態になります。

それをきっかけに痛みが出るようになります。

 

上腕二頭筋長頭筋炎(じょうわんにとうきんちょうとうきんえん)

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ちからこぶを作ると出てくる筋肉ですが、肩の前に側にはこの上腕二頭筋の長頭と言う筋肉があります。

肩の前に筋肉があるのですが、この筋肉の使いすぎによって筋肉の炎症で痛みが出てきます。

使いすぎが多いとされていますが、実は使いすぎでなるのはとても稀なのです。

では何が原因?

それは姿勢とまき型によるものです。

まき型は肩が中に入ってしまうものなのですが、肩が中に入ってしまう事で使い方が悪くなってしまい痛みが出ることがほとんどなのです。

五十肩の原因にも姿勢がとても重要になってきます。

 

石灰性腱板炎(せっかいせいけんばんえん)

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これは加齢によるものや使い過ぎによって肩の腱板(肩の横の部分)に石の様なものができてしまい、それが筋肉の動きや関節の動きを邪魔して痛みとして出てしまう事によって症状がでてきます。

この特徴は『いきなり痛みがでてくる』

なんの予兆もなく痛みがでてきてしまいます。

歯を磨く、手を動かす。反対の手を添えないと腕があがらない。

などの症状が出ることもあります。

しかも、高熱が出ることもあります。(実際に患者さんで39°の高熱が出た方もいらっしゃいました。)

そしてもう一つの特徴として

肩の前が赤く腫れる

事がよくあります。肩の前が赤くなっていて、その部分が痛いとこの石灰化を疑います。

しかし、石灰性腱板炎の場合痛くなってから

2週間前後で自然と痛みが軽減することもあります。

痛みがあまりにも強い場合は痛み止めを飲みます。

五十肩の場合はほったらかしにすると痛みや硬くなって動かなくなるのに対して、この石灰性腱板炎はほったらかしにしていても回復傾向にあるのあ大きな特徴です。

 

肩峰下滑液包炎(けんぽうかかつえきほうえん)

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これが一番多い原因として挙げられます。

肩甲骨の先端を肩峰(けんぽう)といいます。それと肩の骨の間には隙間があります。

骨同士がぶつかることのない様にこの隙間に滑液包(かつえきほう)と呼ばれるクッションがあります。

このクッションがぶつかる事によって摩擦が起きて炎症を起こします。

年齢による変性も勿論ありますが、一番は使い方と姿勢によっておこる事がほとんどです。

この4つが大きな代表的な疾患です。

これらを全てまとめて五十肩や四十肩といいます。五十肩、四十肩も病名ではありません。、これらが複合的に重なりなって痛みとしてでてきます。

その原因をしっかりと理解して治療や対処をする事が大切なのです。

なぜ五十肩、四十肩になるの?

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上記でお話してのが原因として挙げられますが、肩峰下滑液包炎(けんぽうかかつえきほうえん)、上腕二頭筋長頭筋炎(じょうわんにとうきんちょうとうきんえん)にも共通しますが、一つの要因として 姿勢があげられます。

他の2つもそうですが、(石灰性になる原因だけは不明です)姿勢が関係をします。

猫背だから、姿勢が悪いから五十肩になるというわけではありませんが、姿勢が悪いとその分肩の使い方が悪くなる事で肩に負担がかかります。

姿勢が悪くなると痛みがすぐにでてくるわけではありませんが、蓄積の結果痛みとして肩に症状が出てきてしまいます。

その結果上記のような状態になってしまったり、肩自身が炎症を持ってしまい痛みとして症状が発症してしまいます。

五十肩、四十肩治す方法は?

治療方法に関しては4つの段階に分かれていきます。

  • 急性期
  • 拘縮期
  • 回復期

に分かれます。この3つによって治療方法が変わります。

 

急性期

急性期というのは何をしていても痛い時期です。

上げるのも、動かすのも、じっとしていても、夜に寝ていても全てにおいて痛みが出ます。

この時期はとにかく何もできません。

痛くて痛くて仕方がないため注射(非ステロイド性抗炎症薬)や痛み止めを飲んだりします。

整体や整骨院での施術は効果が多少ありますが、痛みが劇的に軽減することはあまり期待できません。

根本的な治療ができる状態ではないからです。

本当の急性期はある程度薬に頼るもの一つの手だと考えています。

 

拘縮期

拘縮期は痛みも随分と軽減して、ある一定の動きが制限、痛みが出る状態です。

大きな炎症が減っていき、ある程度自由に動かすことのできます。

多くの方は

痛みがなくなってきたからもう大丈夫!

とおもわれている方もいますが、五十肩がで一番気を付けていかないといけないのがこの拘縮期なのです。

この時期をしっかり動かしたり、癒着(関節がくっついてしまう事)を剥がしていかないと動きが悪いまま固まってしまいます。

この時には整体や整骨院での治療が一番最適です(保険は使えませんので、自費での対応になります。これで保険が使えるところは気を付けて下さい。)

拘縮期には積極的に動かす事が重要です。

ただし、注意点があります。

  • 無理矢理動かさない
  • 痛みがある場合はその手前で終わる

この2点を気を付ける必要あります。無理矢理動かすと逆に終わった後に痛みがでる場合があります。

ストレッチや体操の方法は下記でお伝えします。

 

回復期

回復期には痛みはほぼなくなり、動かしにくい状態だけ残るような状態になってきます。

ここでの注意点は

痛みがない=治った

これだけは違います。

痛みだけを指標にするとかえって動きが悪くなっていく状態になっていきます。

しっかりと元の状態に戻る位にまで改善をしていくので、左右差がない程度まで治す必要があります。

この時には痛みがない範囲がほとんどなので、その範囲までどんどん動かしていきます。

ストレッチや体操は下記でご説明します。

五十肩と姿勢の関係性

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五十肩と姿勢?と思われる方もいるかもしれせんが、姿勢が悪くなると肩の動きと肩甲骨の動きが非常に悪くなります。

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肩甲骨の動きは

  • 背骨に引き寄せる
  • 肩甲骨を引き離す
  • 肩甲骨を上げる
  • 肩甲骨を下げる
  • 肩甲骨を回旋させる

この5つの動きがあります。

猫背になるとこの動きが制限されます。

制限された状態で肩を無理矢理動かそうとするので、日常的に肩に負担がかかってしまいます。

この状態が長い状態続いてしまうとこれが引き金で痛みや五十肩に移行してしまう可能性があります。

猫背を解消するという意味でも下記で説明をしますストレッチや体操が必要になってきます。

五十肩、四十肩に効果的なストレッチ方法は?

胸の前とお腹の筋肉を伸ばして肩の動きを上げるストレッチ

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手順

四つん這いになり手のひらを膝を地面につけます。

頭を丸くして背中を上に突き出すようにして丸くなります。

次はお腹を地面に出すようにして突き出すようにしてそらしていきます。(腰痛がある方は少し気をつけて下さい)

この動作を10回程度繰り返していきます。

 

タオルを丸めて胸の前を伸ばしていくストレッチ(猫背を解消する)

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手順

タオルを2枚合わせていきます。それを立てにして丸めていきます。

これをする事で1本の棒のようなものが出来上がります。

この上に寝ていきます。大の字に寝ることができると一番いいですが、肩が痛い場合は下におろした状態でもいいです。

このまま15秒間寝ていきます。

肩甲骨をくっつける様にして背中を開いていきます。

開く動作を10回程度繰り返していきます。

 

肩の動きを出すためのアイロン体操(コッドマン体操)

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手順

鉄アレイやペットボトルを用意します。

椅子や机、ベッドなどに痛くないほうをかけていきます。

状態を前に倒していき、手に持ったまま手を前後に動かしていきます。この動作を10回繰り返していきます。

前後が終われば次は左右に揺らせていきます。

この動作も10回繰り返していきます。

 

肩甲骨を動かすための体操

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手順

上記と同じ様に鉄アレイやペットボトルを用意します。

肘を曲げて肩を平行にして肩甲骨をくっつける様にして動かしていきます。

この動作を10回繰り返していきます。

 

まとめ

今回は五十肩の治し方についてお話をしました。

五十肩は非常に個人差があります。痛みが少ない方、痛みが非常に強い方に分けれていきますが、きっちりと治し方を理解していけばいたみが徐々に改善をしていきます。

痛みを我慢せずにきっちりと治しましょう。

ひこばえ整骨院では五十肩に対応ができます。

ひこばえ整骨院では五十肩の治療にも対応する事ができます。

痛い部分だけでなく、全身のバランス、体の状態を見て施術を行っていきます。

もし、あなたが五十肩で悩まれているなら一度お越し下さい。

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