来院日
平成29年10月
患者さん
Kさん 40歳代 西宮市在住 薬剤師
悩み
長年外反母趾で悩まれていて靴を履いて歩くだけでも指と指の付け根が痛くて歩くのが億劫になるくらい悩まれていました。
靴を変えてみたりインソールをつけて歩いてみたりしましたが長時間歩くと結局は指が痛くなって休憩がいるような状態でした。
お仕事上立っている姿勢が多いことと、歩くことが非常に多かったので仕事上でも足の痛みに悩まれていました。
こちらへ来られた時は youtube の動画を見られて一度来てみようと思い来院されました。
検査の結果
検査をした結果・・・
指が地面についていなかったので踵と指の付け根でしか体重を乗せていなかったことと、 体のバランスが非常に悪かったために 歩くと足に痛みが出ている状態でした。
外反母趾で痛みが出ると言うと指を一番に見ると思うのですが実際は外反母趾というのは色々な要素が重なり合って結果的に指が曲がってしまうという状態になってしまいます。
今回の事例もそれと全く同じなのですが、 浮き指と言って指先を全く使っていない状態になってしまっていたのでバランスが極端に悪くなってしまい外反母趾になってしまいました。
こちらに来られる時は写真のように指が浮いてしまっていました。
初回の施術
初回の施術では親指の矯正はもちろんして行きましたが足首の矯正と土踏まずの矯正を同時におこなっていきました。
浮指に なってしまっていたので指が使えていないとどれだけ外反母趾の治療をしても全く効果が上がりません。
また足首が内側に捻れていたため 小指側の2本でしか指を使わずに 日常生活を歩かれていたので痛みが増幅してしまっていました。
それらを全て改善するために足首の矯正と土踏まずの矯正と外反母趾の部分の矯正を全てを行っていきました。
自宅ではまず足の指のマッサージを行ってもらうのと同時に土踏まずのマッサージも行ってもらいました。
たくさんのことをアドバイスするとなかなか難しいので初回に関してはこの2点だけに絞ってお願いをしました。
継続されるということだったので初回は週に2回きていただきその後は一週間に一回のペースで来てもらうようにアドバイスをしました。
2回目から3回目の治療
2回目の治療の時には痛みが大きく変わったわけではありませんでした。
治療内容は初回と同じように行っていき指が地面で使えるような調整を行っていきました。
この際には歩き方のアドバイスを行っていきました。
小指側に重心がかかっているため手を振らずに小股で歩くようになってしまいます。
歩き方を全て矯正するのは難しいのでまずは手をよく振るということだけ意識してもらいました。
3回目の治療の時には指が使える感覚がなんとなくわかってきたということをおっしゃっていました。
自覚症状が大きく変わったわけではありませんでしたが指の付け根の痛みが以前に比べて随分と回復していました。
初回の状態を10とすると7程度にまで痛みが改善していました。
自宅でのアドバイスとして立ち方を指導しました。 できるだけ小指側に重心がかからず足の裏全体で立つようにアドバイスするとともにその状態のまま歩いていただけるようにお願いをしました。
4回目から5回目の治療
5回目の治療の時には痛みが約半分程度にまで改善をしていました。
大きな目標として旅行に行っても痛みが出ない程度にまで回復をするというのが当面の目的でした。
この治療の日から2週間後には海外へ旅行するというものがあったのでそれにめがけて治療を行っていきました。
日常のアドバイスとして歩き方を全て行ってもらうようにしました。
具体的には手を振ることとかかと殻付き親指と人差し指だけで地面を蹴るそして体をまっすぐに起こして綺麗な姿勢を保つようにする。
非常に難しいですが歩き方を変えることで指の疲労感というのは断然変わってきます。
6〜8回目の治療
6回目の治療の時には長時間歩きすぎると痛みがある者の日常生活の中の痛みというのは随分と改善していました。
今回の治療が終了した後に海外に旅行に行く予定があったのでそれに向けてテーピングのアドバイスをしていきました。
初回の時にはテーピングを行いましたがそれ以降に関しては自分の力で足の筋肉をつけるためにテーピングには頼らない方法をとっていましたが旅行に行き長時間歩くということだったのでできるだけ負担を減らしたかったのでテーピングを行いました。
7回目の治療の時には旅行から帰って来られその時のことを聞くと
『最終日は足の疲労感があったけれども初日と二日目は全く痛みがなく歩くことができました 』
と随分と運動改善している状態がわかりました、
歩き方は随分と改善し立った時に指先が全て地面につけられるようになっていました。
初回はどうしても指が浮いてしまう地面につけることができませんでした、 歩き方と指や足首の矯正をすることによって随分と足が地面に設置するようにまで改善していました。
8回目の時には旅行お疲れの疲労感が出ることなく痛みもかなり軽減をしていました。
残り2割から3割という状態です。
ただしどうしても長時間歩くと足の疲労感が出てしまうのでそれもしっかりと改善したいということです。
10回目の治療
10回目の最後の時には2時間から3時間程度連続的に歩いても痛みを感じることがないとこの一週間は言われていました。
立った時には指先が全て地面につくような状態になっていたのでバランスも初回に比べて随分と改善をしていました。
座った時には指がまだ浮いてる状態があるものの普段の生活の中ではそこまで大きな痛みというのは寝ないようになりました。
痛みが改善したのでここからはメンテナンスに移行し頻度を下げながら治療を行っていきます。
ほとんどないのですが指が地面に完璧につける状態にまで改善押し終了する予定です。
まとめ
今回の事例は外反母趾で指が曲がってしまったり浮指で、指先が地面についていないようなものが大きな原因でした。
どうしても外反母趾の部分に目がいきがちですが実際は足首が中に入ってしまっていたり歩き方が悪かったり指が折れ曲がってしまったりすることによって結果的に外反母趾になることがほとんどです。
今回の事例のそうなのですが外反母趾が悪くてと言うよりも、 それ以外の要素が大きかったというのが正直なところです。
もしあなたが外反母趾で悩んでいる、 周りの方が外反母趾で悩まれている方がいらっしゃったらその記事をご紹介ください。
直筆の声
外反母趾で足に痛みがありましたが治療のおかげで足の痛みがなくなりました。
ひこばえ整骨院 外反母趾の施術手順
ひこばえ整骨院では、外反母趾の治療をとても得意としています。
変形をしている部分だけでなく、それ以外の部分から全体的に見ていく施術を行っていきます。
もしあなたが外反母趾で悩まれているなら是非一度お越し下さい。