足底腱膜炎と診断されてお医者さんや病院の先生にインソールをつけた方がいいので作りましょう。
と勧められたことはありませんか?
インターネットで調べてもたくさんの種類があります。
果たして本当に足底腱膜炎を治すためにはインソールをつけなければいけないのでしょうか?
この記事では足底腱膜炎にインストールが必要なのかという話とどのようにして治していけばいいのかということに焦点を当ててお話をしていきます。
もしあなたが足底腱膜炎で悩まれていてインソールをつけるか判断がわからないという方はこの記事を最後までご覧ください。
足底腱膜炎になぜインソールをすすめられるのか?
インソールを付けることが一番簡単だから
です。
足にかかわる疾患。
例えば足底腱膜炎、扁平足、モートン病
などはすべてインストールを勧められることが多いです。
つけることによって足にかかる負担を減らすことで痛みを軽減させるということが目的です。
オーダーメイドで自分の足に合ったインソールをつけても最初は良くても徐々に合わなくなってきたということもよく聞きます。
その度に作り直すというのが基本的なのですが作り直しても以前より痛みや症状が強い場合にはインソールをつけても始めほど痛みが軽減しないということになりかねません。
足底腱膜炎はインソールをつけると本当に痛みが改善するのか?
結論から言いますと
つけていると改善しますが、インソールを取ると痛みが出てきます。
インソールは治す為ではなくあくまでも痛みを軽減させるものになります。
インソールは悪いとかいいということではなく、そもそも目的を変えていく必要があります。
全ての方が同じようにインソールをつけているかと言われてばインソールってつけていないですよね。
インソールはあくまでも補助として使ってもらい、治す為に使うのではないということを覚えて下さい。
インソールをつけていて一番気をつけなければいけないことが、
インソールをつけて痛みがなくなったので治ったと勘違いをしてしまいたくさんの運動や無理をしてしまいます。
無理をすることによって痛みが更に強くなってしまいインソールをつけても全く変わらない状況になってしまうということです。
この状況になってしまうとインソールが効果出なくなったのではなくインソールでも負担が大きることができないぐらいか踵に痛みを生じてしまうということです。
簡単に言うと悪化している状態になったということです。
インソールをつけている方は本当にこのようなことが多いのでつける時には注意をしなければいけません。
足底腱膜炎に対する一般的な治療方法
- インソールをして痛みを軽減させる
- アイシングをして炎症を抑える
- 靴を変える
- 注射をする
などの方法があります。
しかし、私個人の意見としては、これら全て賛成しません。
なぜかといいますと
対処療法であって痛みを根本的に解決する方法ではないからです。
全てにおいて同じ事が言えます。
アイシングを行うというのは効果がありそうに思えます。
足底腱膜炎の初期の場合や運動している方で使った後にアイシングをするというのはとても効果があります。
しかし足底腱膜炎の原因の一つとしてふくらはぎと足の裏の筋肉が硬すぎるというものがあります。
日常的に冷やし続けていると筋肉の緊張が強くなってしまうのであまり効果的ではありません。
運動を行った後限定にアイシングをするというのは効果的ですがそれ以外では極力しないようにしましょう。
靴を変えるというのもインソールと同じ理由です。
自分の足に合った 靴を作ることによって歩きやすい状態にするというのが目的です。
あまりにも大きい靴を履いていたり反対に小さすぎる靴を履いていると足に負担がかかるのは確かです。
しかし靴を変えたからといって痛みが劇的に変わるということはほとんどありません。
またインストールと同じように慣れてしまえば痛みが変わるということもなくなってしまいます。
インソールにしても靴を変えることにしても一番強いのは慣れてしまった後に外すことができなくなり痛みが以前よりも増えてしまうということです。
一時的に痛みが減ることは嬉しいことなのですが治すことを先延ばしにしているだけなので結局悪化することがほとんどなのです。
足底腱膜炎の初期ではインソールだけで治ることもあります。インソールや靴が全てダメというわけではなく使い方次第によって変わるという風に理解してください。
注射に関しては下記をご覧ください。
詳しく書かせて頂いております。
足底腱膜炎を治す為に行うべき事
足底腱膜炎を治すためには足の使い方を根本的に変える必要があります。
その中でも歩き方を徹底的に変えて行くということが治すことにも再発をしないということにも有効な手段です。
走っていることに関しては走り方を変える必要がありますし普段から歩くことが多い方に関しては歩き方を変える必要があります。
正しく歩くために
正しい歩き方というのは三つのステップからなります。
顎を引いて手を大きく振る
足底腱膜炎の方は顎が上に上がってしまい歩く時に手を振っていないという方が圧倒的に多いです。
手は振り子と同じように 振れば振るほど足が前に出るようになっていきます。
顎が上がってしまうと歩幅が小さくなってしまうので指先を使わずに歩くようになってしまいます。
手をわざとらしくするようにすることと顎を引くようにすることによって正しく足先を使えるようになります。
骨盤を立ててお腹に力を入れる
下の写真を見て頂きたいですがお腹が前に突き出している状態を骨盤が寝ているという風にいます。
反対に正しい姿勢の状態になっている時の骨盤をやっているという風に言います。
基本的に骨盤を立てるようにすることでお腹の前の筋肉と背中の筋肉を両方とも均等に使うことができます。
歩く前段階として骨盤を立てることと悪いことそして手を大きく振るこれだけでも足先の使い方は変わってきます。
足の裏全体で地面を蹴り出す
最後に足の裏全体で蹴るということを行っていきます。
足底腱膜炎になっている方というのは足の裏全体を使わずに踵と指の付け根だけで歩くようにしています。
俗に言う浮き指と呼ばれるものです。
浮き指になってしまうと足の裏にある足底腱膜が強く緊張してしまいそれによって炎症を起こしてしまいます。
足底腱膜というのは下の写真のような場所にあります。
常にテンションがかかっている状態になっているのですがこれが指先を使わないことによってさらにテンションが上がり過ぎてしまいます。
歩くときに気を付けていただくことは指先を最後まで地面に残すということを行っていきます。
文章だけでの説明は以上に難しいので動画をご覧ください。
まとめ
いかがでしょうか?
足底腱膜炎にインソールは特に必要がないというのが私の結論です。
インソールそのものを完全に否定するのではなく要は使い方次第で良薬にもなるし劇薬にもなります。
単純に勧められたから助けるということだけでしてしまうと変えて痛みを強くしてしまう可能性が十分にあります。
なかなか自分自身で全てを判断することは難しいかもしれませんが今回の記事をご覧になってインソールだけでなく使い方を変えるということを理解していただければ幸いです。
ひこばえ整骨院足底腱膜炎に対する治療
ひこばえ整骨院では足底腱膜炎の治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたが足底腱膜炎による痛みに悩まれているならば是非下記をご覧ください。
執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。