足底腱膜炎になった際にいろいろな対処方法があります。

その中でもマッサージと言うのは非常に効果があります。

マッサージをする目的というのは3つあります。

  1. 足首とふくらはぎの柔軟性をつけて足の裏の負担を減らすこと
  2. 1日の疲労を次の日に持ち越さないこと
  3. 足を柔らかくすることによって痛みを軽減させること

以上を3つが目的となります。

マッサージは非常に効果的ですがマッサージをするだけで全てが治るというわけではないので万能ではないということを覚えておいてください。

今回は足の裏を直接マッサージする方法からふくらはぎ脛膝までマッサージをする方法をお伝えしていきます。

 

マッサージをする際の注意点

マッサージが効果があると言うのは間違いないのですが、3つだけ注意点があります。

  1. 痛みを我慢してまで無理やりマッサージをしない
  2. 足底腱膜炎の部分で炎症が起きているところマッサージしない
  3. 体が硬い状態でするのではなくお風呂の中やお風呂上がりにするのが1番最適

以上3つのポイントを守ってマッサージをするようにしてください。

早く治したいからと言う理由で無理矢理、我慢しながらマッサージをする方がいらっしゃいます。

無理矢理行うことによって痛みが増えてしまう可能性もありますし、効果が全くなくなる可能性もあります。

回数と強さをきっちりと守って行うようにしてください。

基本的にどのマッサージ方法も気持ちがいい程度でとどめるようにしてください。

強くしたからといってたくさん効果があるというのは間違いです。

 

足底腱膜炎の為に効果のあるマッサージ方法

それでは一つずつ説明をしていきます。

動画も合わせてご覧になって下さい。

 

足の裏を直接マッサージする方法

下の写真をご覧ください。

足底腱膜と言うのは踵から指先全体に向かって扇状に出ている筋肉のことをいいます。

 痛みが強く出る部分と言うのはかかとの部分になります。

下の部分が痛くなる傾向にあります。

この部分を強く押さえたりすることで炎症が起きてしまったり、反対に痛みが出てしまいますのでこの部分は絶対に押さえないようにしましょう。

状態が強くなってしまう骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨が新しく出てしまいます。

負担がかかりすぎてしまってカルシウムがその部分に集まり強くしようと思って新しい骨を作り上げてしまいます。

このような場合は軽く押すだけでもかなりの激痛が走ってしまいますので十分に注意をしてください。

マッサージの手順

足底腱膜(そくていけんまく)を全体的に緩めていく

足の裏を4つから3つの区画に分けてマッサージをしていきます。

かかとの部分から指先に向かって流すようなイメージでマッサージをしていきます。

湯船の中で行うかもしくはマッサージのジェルを使って行うのが1番理想的です。

順番に行っていきます。

2回ずつ行う事が理想的です。

必ず左右均等の行なって下さい。

左右2セットずつ行いましょう。

指の間を緩めていく方法

同じようにお風呂マッサージクリームを使うと簡単にできます。

写真のようにあぐらをかくようにして足の内側が自分のほうに向くようにします。

指の隙間を3区画程度に分けて、指を写真のようにつくります。

 

指の隙間を1カ所3秒間程度持続的に押しながらマッサージを行っていきます。

痛気持ちいい位の程度の強さにして全ての指の間を行っていきます。

全ての指の間を順番に2往復行って行必ず左右均等に行ってください。

 

ふくらはぎを柔らかくして足の柔軟性を出すためのマッサージ

写真のようにあぐらをかくが足を組むような形で座ってください。

ふくらはぎを真ん中から10区画程度に分けてアキレス腱から膝の裏にかけてマッサージをしていきます。

手のひら全体でつまむようにしながら親指でふくらはぎの真ん中を押さえていきます。

押さえる強さとしては、痛気持ちが良い程度で行っていきます。

このマッサージ方法はふくらはぎを柔らかくするのに非常に効果的です。

必ず左右均等に行いましょう。

 

脛の前を緩めてマッサージをする方法

お風呂の中か上がってからマッサージクリームを使って行って下さい。

足を伸ばして座って下さい。

脛の前から足首の外くるぶしにかけて上から下に向けてマッサージをしていきます。

 

流すようなイメージで行っていきます。

脛の前を3区画程度に分けて内側から外側に向けて行っていきます。

気持ちがいい程度で構いませんので行っていきます。

左右均等に必ず行う様にして下さい。

膝の裏を押さえてマッサージする方法

椅子もしくは床に座って下さい。

押さえる場所は下の写真の様な場所になります。

膝の裏は特に気を付けてマッサージして下さい。

神経と血管が集まっている場所になります。

手は下の写真の様にしていきます。

親指で膝の裏を押さえる様にして下さい。強く押さえるのではなく、軽く押さえる様にして下さい。

10回程度周辺を押さえていきます。

必ず左右均等に行って下さい。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

足底腱膜炎にはマッサージがとても効果的です。

マッサージをすることによって筋肉の緊張がなくなり、 原因でもある足首の硬さとふくらはぎ足の裏の硬さが全て解消させることができます。

もちろん歩き方と使い方を変えて行くことが一番大切ですが、筋肉の柔軟性をつけることによって足の負担を大きく減らすことができます。

今回のマッサージ方法は十分に手順だけ間違わないようにして継続的に行ってください。

 

ひこばえ整骨院足底腱膜炎に対する治療

ひこばえ整骨院では足底腱膜炎の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが足底腱膜炎による痛みで悩まれているならば是非下記をご覧ください。

 

執筆者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)

柔道整復師(国家資格保持者)

業界歴16年。

18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。

現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。

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