来院日
2018年10月
患者さん
中川喜美子さん
女性
49歳
主婦
悩み
右手に常時しびれを感じるようになってしまい、腕を動かしたり方を回そうとすると痛みで動かすことができない。
同じ姿勢をしていたり長時間歩いたり座りっぱなしの状態になっていても腰に痛みを感じる。
そこからお尻まで痛みを感じるようになってしまい、歩いていたり同じ姿勢をしていると痛みを感じる状態にまでなっていました。
自分なりに対策を行っていたけれども特に大きな変化もなく痛みと痺れがどんどん強くなると言うような状態で悩まれていました。
旦那様が1番初めにこられていたのでその紹介で当院へいらっしゃいました。
初回の検査
全身をくまなく検査をしていった結果
首の骨の2箇所にヘルニアの可能性あり、全身の力が全く出ないと言うことが原因でした。
ご自身できれいな姿勢を意識して続けていらっしゃったみたいですが、肩をすくめあげて全身を固めるような状態で姿勢を維持していました。
座っている時も寝てる時もリラックスしている状態が維持できず常に力を入れているのが当たり前の状態になっていました。
姿勢を良くしようと胸を張る方がいらっしゃいますが、基本的に胸を張るときはストレッチでは構いませんが、姿勢で胸を張りすぎると痛みが出てしまう可能性があります。
患者さんもまさしくその通りで、常に力を入れてしまっていたので、体の力が抜けない状態で全身が硬直してしまっていました。
首のヘルニアは普段が上がりすぎてしまって神経を圧迫することによってしびれを出していました。
初回の治療
初回の治療は力が入ると体と言うのは自然に中に入ろうと言う状態になってしまいます。
それを解消するために肩甲骨と背骨そして股関節の矯正を行ってきました。
首に関しては圧迫と痺れが出てしまう状態になっていたので、首の治療はせずに周りから圧迫を取る治療にを行ってきました。
指導内容としてとにかく力を抜くと言うことと座り方と、普段の生活の中で力を入れない状態を作ることに慣れてもらうことをに専念しました。
力を抜くことを意識するよりも自分自身で今力が入っているということを理解しなければ最終的には力を抜くことができません。
ご本人はとても難しいと言うふうに言われていましたがここだけは治療ではできないところなので少しずつ行っていきましょうと言うふうにアドバイスをしました。
2回目以降の治療
2回目の治療は3日後。
しびれや痛みに特に大きな違いはありませんでしたが、力がなんとなく入っている感覚が分かったと言うことをおっしゃっていました。
治療内容は大きく変えませんでしたが、この時には立方の修正を行いました。
立方も基本同じで力をいかに入れないかと言う事に集中してアドバイスをしました。
姿勢を良くしようと肩甲骨を張り腰を反りすぎる傾向にあったので出来る限りまっすぐの状態を維持してもらうようにしました。
3回目の治療は5日後
てのしびれがあまり感じない時と感じるときの違いが出てくるようになりました。
調子がいいときには軽快に腕を動かせるのですが、痛みが出てくるとやはり動かしにくいと言う風な両極端になってしまっていました。
この時から足の指先の治療を行っていくようにしました。
指先と腰の痛みと痺れがどのような関係があるの?と思われるかもしれませんが歩くときに力が入ると指先が浮いてしまい足に浮き指と言う状態になってしまいます。
浮き指と言うのは書いて字のごとく地面に立った時指先が浮いてしまう状態のことをいいます。
多くの方がこの症状を持っているのですが、これがあると本当に腰の負担が改善しません。
浮き指を改善するためのマッサージ方法やストレッチ方法をアドバイスしました。
詳しい方法は下記の動画をご覧ください。
5回目の治療は1週間後
5回目の治療のときにはしびれも随分と薄れて腰の痛みも強い痛みはなくなっていました。
しかし長時間歩いたり同じ姿勢をしていると腰が強く張ってしまうと言う状態が出てしまっていました。
この時から治療方法を変えていきました。
基本的な治療内容はそのままにしそこから背骨の矯正を止めてお皿とすねの骨の矯正を行っていきました。
何度も書かせてもらっていますが力がどうしても抜けない状態になっているので足から力が地面に逃げないことが1番のネックになってしまっています。
ストレッチの方法も少し変えて下記の動画のような内容をお話ししました。
扁平足ではないですが、このような方法をアドバイスしました。
8回目の治療も1週間後
この時からてのしびれは随分と改善し日常生活の中であまり感じないと言う時間帯が出てきました。
腰の張り感に関してもましな時と痛む時の差が出てくるようになりました。
どうしてもご自身の中で力を抜くって言う感覚がはっきりとわかっておらず相当苦しんでいました。
いつも施術の後には正しい姿勢と力のことを指導するのですが、なかなか抜けきることができず基本入っている状態になっていました。
アドバイスをして普段自分自身が正しいと思っている姿勢が力が入っていて、抜きすぎているんじゃないか?
と言う位の感覚がちょうどいいと言う話をし、それを日々の中で実践してもらうようにしました。
12回目の治療は2週間後
てのしびれはほとんど改善し、腰の痛みもかなり軽減をしていました。
力を抜くと言うことにも随分と慣れて、自分の中で今力が入っていると言う感覚と力が抜けていると言う感覚を理解できるようになりました。
歩き方も修正しながら普段の生活の中で気をつけていただけるようにアドバイスをしました。
歩き方に関しては下記の動画の内容をそのままお伝えしました。
痛みも随分と改善し普段の生活も安定してきたのでいちどここで治療を終了することになりました。
今後は2週間から3週間に1回体を定期的に治療するという形で終了しました。
直筆の声
何か月もの間、右腕に痺れがあり、だましだまし過ごしていましたが、しびれが日常生活に支障が出てきたので、どこか根本的に(対症療法ではなく)治せるところはないかと探し、ひこばえ整骨院にたどり着きました。
こちらは治療のみならず、日生活上での体の使い方を教えていただき、悪い癖を直すことで根本的な治療を目指すと言うスタンスをお持ちで、実際にご指導いただけた事の積み重ねでしびれも、他の不調も、随分と良くなりました。
不調の理由(自分の悪い癖)を知り、良い習慣をつけ自分の体は自分で直す気持ちのある方には、頼りになる整骨院先生です。
感謝しております。
結果には個人差があります。
まとめ
今回の改善事例はヘルニアが出ている状態で手に痺れそして体全体に力を入れすぎてしまうことによって力が全く抜けないって言う状況になっていました。
力を抜くと言うのは意外に難しく、自分自身ではあまり着ることができません。
しかし自分自身できれいな姿勢と思っていても実際に見てみるととても悪い姿勢と言う事はよくあります。
今回の事例もそうなのですが、自分の体に力が入っていることと自分の体に力が抜けていると言う感覚を知ることを痛みを改善することに重要な部分です。
最終的には体の使い方を直すことによって痛みが改善しますので今回の事ではまさしくそれに当てはまります。
もしあなたも同じような悩みを抱えているならば今回の記事を参考になさってください。
ひこばえ整骨院手のしびれに対する治療
ひこばえ整骨院では手の痺れ腰痛の治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたが による 悩まれているならば是非下記をご覧ください。
執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。