
CM関節炎は、親指の付け根にある関節に負担がかかることで進行します。初期の段階では痛みが軽いものの、知らず知らずのうちに悪化させてしまう習慣を続けていると、症状が進み、最悪の場合は手術が必要になることも。この記事では、CM関節炎を悪化させる5つのNG習慣を紹介し、どのように改善すればいいのかを詳しく解説します。
1. CM関節炎を悪化させるNG習慣5選
① スマホやタブレットを長時間使用する
なぜ悪化するのか?
スマホやタブレットの操作では、親指を頻繁に動かすため、CM関節に過度な負担がかかります。
特に、親指でスクロールやフリック入力をする動作は、炎症を引き起こしやすい原因の一つです。
改善策
- スマホの使用時間を短縮する
- 片手持ちを避け、両手で支えながら操作する
- スマホスタンドを使って触る
- フリック入力ではなく音声入力やスタイラスペンを活用する(タッチペン)
スマホの使い過ぎは本当に多く悪化する一方です。
私が患者さんにお勧めしている方法は、出来る限り時間を減らすか、スマホのスタンドを使って親指だけで使わないようにと指導しています。
これをするだけでも痛みが2割から3割軽減は珍しくありません。
② ペットボトルの開封や重いものをつかむ
なぜ悪化するのか?
ペットボトルのフタを開ける動作は、CM関節にねじる力(回旋ストレス)が加わり、痛みを悪化させます。
また、重いカバンを指先で持つ動作も関節に負担をかける原因になります。
改善策
✅ ペットボトルオープナーを活用する
✅ 荷物を持つときは、指先ではなく腕全体で支える
ペットボトルオープナーと言うのは、百均でも売っているものです。
CM関節炎になりやすい方はどうしても指先だけで使おうとしてしまいます。
コップを洗う時など手首を使って汚れをしっかりと落とそうとする動作です。
そうではなくスピードは落ちるかもしれませんが、肩甲骨や腕全体でコップやお皿を洗うようにしていきます。
こちらに関しては下記に動画を載せているので、順番にご覧になってください。
③ 料理や家事で手を酷使する
なぜ悪化するのか?
包丁を使う、雑巾を絞る、フライパンを持つなどの動作は、CM関節に負担をかけます。
特に、親指と他の指で強く握る動作が痛みを引き起こしやすいです。
改善策
- 軽量の調理器具を使う
- 雑巾は両手で軽く絞る
- 必要に応じて親指をサポートするサポーターを装着する
水仕事をする方はテーピングも有効です。
手袋は必要かもしれませんが、かぶれに強いい方はこちらも試してみてください。
④ 手を冷やす(血流の悪化)
なぜ悪化するのか?
手が冷えると血流が悪くなり、関節の痛みや炎症が強くなります。
特に冬場は、手が冷えた状態で作業すると症状が悪化しやすくなります。
改善策
- 冬場は手袋を着用して手を冷やさないようにする
- お風呂で手を温め、血流を促進する
- 冷えがひどい場合は温熱療法(ホットパックなど)を取り入れる
中には冷やしても良い場合があります。
これは1つだけ覚えておいてください。
例えば、すごく親指を酷使してしまった時とか、仕事の後とかは5分から10分間程度アイシングをします。
ケーキなどについているアイスノンなどでも良いですし、できればビニール袋に氷を入れて直接患部に当てるようにしましょう。
しかし冷やしすぎてしまうと上記でお話ししたように痛み向けたりしますので、可能であればお風呂に入る前に冷やすようにしましょう。
シャワーなどでは体は暖まらないので、必ず湯船に使ってください。
⑤ 無理なストレッチやマッサージをする
なぜ悪化するのか?
痛みを和らげようと自己流でストレッチやマッサージをすると、逆に関節に負担をかけ、炎症を悪化させる可能性があります。
特に、無理に親指を反らせる動作はNGです。
改善策
- 正しいセルフケア方法を学ぶ(次の記事で紹介!)
- 適度なストレッチとマッサージを取り入れる
絶対にやって欲しくないことがあります。
それは親指の痛い部分をぐりぐりマッサージをする。
私も注意喚起と言う形で下のような動画を出しました。
いらっしゃった方が「ゴルフボールを使い親指をマッサージすると良いとYouTubeで言っていた」
と言うことを言われて、実際にやっていましたが、これ絶対に良いわけがありません。
実際に悪化していました。
炎症が起きていて変形がしているところをぐりぐりマッサージして悪化しないわけがありません。
強い言い方で書かせてもらえましたが、本当に注意が必要なので、ぐりぐりするようなマッサージだけは絶対にしないでください。
3. まとめ|CM関節炎を悪化させないために
CM関節炎は、日常の何気ない習慣によって悪化することがあります。
しかし、ちょっとした工夫で負担を軽減し、進行を防ぐことが可能です。
✅ 今日からできる対策
- スマホの使用を控えめにする
- ペットボトルや重い荷物を持つときの工夫をする
- 料理や家事で手を酷使しない
- 手を温めて血流を良くする
- 無理なストレッチを避け、正しいセルフケアを学ぶ
これだけでも症状は悪化せずに軽減していきます。
ぜひ1つの知識として覚えておいてください。
CM関節炎は悪化すると手術適用になるものです。
ご自身の対策も必要ですが、確実に直すためにはやはりプロのでも重要です。
もしあなたが治療を受けてみたいなと思えば、下記のホームページをご覧ください。
改善事例なども紹介しています。
次の記事では、「CM関節炎を改善するセルフケア3選」 を詳しく解説します。
正しいストレッチやマッサージ方法を知ることで、痛みを和らげ、関節の負担を軽減することができます。
▶ 次の記事:「CM関節炎を改善するセルフケア3選」