
「夜、肩の痛みで目が覚める…」「どんな寝方をしても痛くて眠れない…」五十肩の夜間痛は、多くの人が経験するつらい症状の一つです。実は私も右肩を経験しました。睡眠不足が続くと、疲労が溜まり、回復が遅れることもあります。この記事では、五十肩の夜間痛を軽減するための寝方や、おすすめの枕・クッションの選び方を詳しく解説します。
五十肩の夜間痛が起こる原因とは?
五十肩(肩関節周囲炎)は、肩の関節や筋肉に炎症が起こることで、痛みや可動域の制限が発生する疾患です。
3つの原因があるのでこれから順番の説明をして解決方法をご紹介します。
1. 炎症による痛み
五十肩の夜間痛は、肩の炎症が悪化することで起こります。
特に寝ている間は動きが少なく、血流が低下しやすいため、痛みを感じやすくなります。
私も実際にしましたが、湿布、痛み止めなどに頼ってもいいです。
炎症期で症状が強い時は我慢せずに飲んだりするとかなり症状が落ち着いてくれます。
整形外科の先生や薬剤師さんと相談が理想的です。
2. 肩の圧迫と血流の滞り
横向きで寝ると肩が圧迫され、炎症が悪化することがあります。
また、寝ている間に肩の周囲の血流が悪くなり、痛みが増すこともあります。
3. 寝返り時の負担
寝返りを打つときに肩に負担がかかると、痛みが生じやすくなります。
特に無意識のうちに痛い肩を動かしてしまうと、夜間痛がひどくなることがあります。
五十肩の夜間痛を軽減する寝方
1. 仰向けで寝る
理由:肩にかかる圧力が分散され、痛みが軽減されるため。
ポイント:肩の下にクッションを入れて高さを調整すると、より快適になります。
人によりますが、腕で枕を挟んでも楽な場合があります。
2. 痛みがない方を下にして横向きで寝る
理由:痛い側を上にすることで肩への負担が軽減される。
ポイント:抱き枕やクッションを腕の下に入れると、さらに楽に眠れます。
日によってかなり変わるのでその時の体調で変えてみて下さい。
3. 寝返りをサポートするクッションを活用する
理由:寝返りの際に肩にかかる負担を軽減できる。
ポイント:背中や腰にもクッションを入れて、体全体を支えるのがコツ。
五十肩の夜間痛を和らげる枕・クッションの選び方
1. 低めの枕を使う
理由:枕が高すぎると肩に負担がかかるため。
おすすめ:高さ調整ができる枕や、柔らかめの枕が理想的。
五十肩、四十肩は日によって症状は変わります。
できるのであればタオル枕やクッションで日にって変えていくのが理想的です。
天候によってもかなり変わります。
2. 抱き枕を活用する
理由:腕の負担を減らし、寝返り時の痛みを軽減できる。
おすすめ:体にフィットする柔らかめの抱き枕。
私の場合は右肩だったので、左を下にした際に右手を置く場所のために抱き枕を使いました。
3. 肩の下にクッションを入れる
理由:肩が下がるのを防ぎ、圧迫感を軽減できる。
おすすめ:低反発クッションや折りたたみ可能なタオル。
五十肩の夜間痛を悪化させないためにできること
1. 冷え対策をする
冷えは血流を悪化させ、痛みを増幅させる可能性があります。
特に寝るときは肩が冷えないように、肩まで布団をかけることを意識しましょう。
また、冬場、夏場のクーラーなどはカイロを貼って
2. 軽いストレッチを取り入れる
無理のない範囲で肩甲骨を動かすストレッチを行うことで、血流を促し、肩の可動域を広げることができます。
痛みがあれば絶対にやめて、できる範囲で行なってください。
詳細は下記にまとめているのでご覧になって下さい。
まとめ:正しい寝方と枕・クッションで夜間痛を軽減しよう
五十肩の夜間痛を軽減するには、寝る姿勢と枕・クッションの使い方が重要です。
以下のポイントを押さえ、快適な睡眠を目指しましょう。
- 仰向け or 痛くない方を下にして寝る
- 低めの枕を使う
- 抱き枕やクッションで肩の負担を減らす
- 肩の冷えを防ぐ
- ストレッチで血流を促す
適切な寝方と道具を活用し、夜間痛を和らげて快適な睡眠を手に入れましょう。
五十肩の症状が気になる方は、ぜひ早めに専門家へ相談しましょう!
最後に、四十肩や五十肩の痛みを早期に改善したい方は、ぜひ当院へご相談ください。
あなたに最適な治療法を提案いたします。
改善事例などもご紹介しているので、下記からご覧下さい。
執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
2012年に開業。
18歳の頃から整骨院一筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
現在ストレッチの本をアマゾンにて発売中
柔道整復師 齋藤 克也監修