今回お話をさせてしまうのは変形性ひざ関節症でやってほしくない方法。自分での治し方についてお話をさせてもらおうと思います。それと、どの様にして治せばいいのかっていう2つのお話をさせていただきたいなと思います。 間違ったやり方をすると症状が悪化する可能性もあります。間違った方法と正しいやり方。両方とも覚えてください。
変形性膝関節症でやってはいけない治し方とは?
一番はじめにやってほしくない方法からお伝えします。
- 膝が伸びたり曲がったりしないので無理矢理のばしたり曲げたりする
- 筋力が落ちるからと、痛みや炎症が強いのに筋トレをする
この2つをされている方が非常に多いです。
1つずつ説明をしていくので当てはまる方は最後までご覧になってください。
膝が伸びたり曲がったりしないので無理矢理のばしたり曲げたりする
膝が曲がってしまっているから。
膝が伸びないからなんとかしようと曲がった足を無理矢理しようとする方がいらっしゃいます。
伸びないから一生懸命上から押さえたりする気持ちはよくわかります。
しかし、この方法をすればするほど膝の変形は強くなってしまいます。
変形性膝関節症と言うのは骨の形が変わってしまっていていびつな形になってしまっています。
骨が変形してしまいぶつかるような状態になってしまうと、骨同士が邪魔をしてしまうのでそもそものばしたり曲げることができなくなってしまいます。
言い方が すごく悪いのですが、一度変形してしまった骨が元通りに戻ると言う事はありません。
曲がってしまったり伸びない状態をどれだけ一生懸命曲げ伸ばしをしようと思っても、骨がぶつかっている状態なので逆効果にしかなりません。
骨同士がぶつかってしまい炎症が起きてしまったり痛みが強くなってしまうことがあるので絶対にやらないようにしましょう。
筋力が落ちるからと、痛みや炎症が強いのに筋トレをする
次に多いのが筋肉トレーニング。
筋力がなくなってしまい変形が進んでしまう。
この現象はもちろん起きてしまいます。
そのような状態にならないように筋トレをすると言うのは有効です。
しかし炎症が起きている状態に筋トレをすると炎症が引き金になってさらに変形が進んでしまいます。
変形が進む時と言うのは炎症が起きている状態の時です。
炎症と言うのはいわば火事だと考えてください。
燃えてしまうとその部分はボロ炭のようになってしまいますよね。
どれだけ硬い木でも、炎症が起き続ける、火事が起きている状態だとどんどんもろくなってしまいます。
これと同じ状況が関節の中でも起こってしまいます。
筋トレをする時と言うのは、あくまでも炎症が起きてない状態でしなければいけません。
炎症が強い状態で行えば行うほど変形がどんどん進んでしまいます。
以上2つが変形性膝関節症に絶対行っていただきたいくないことです。
痛みを改善する事もそうですし、悪化しない為にも一番は炎症を抑えることが1番重要です。
言い方は極端ですが炎症さえおさまってくれれば、 膝の痛みは確実に改善していきます。
また変形が進まないため変形があっても痛みはほとんどない。
と言う状況になります。
1つだけご理解いただきたいのは、初期の段階だと正座ができる位までに改善しますが、変形が少しでも強く進んでしまった場合正座ができると言うのは非常に難しくなってきます。(個人差はあります)
できたとしても1、 2分が限界だと考えてください。
そのような状態にならないためにも早めに対策することが大切です。
変形性膝関節症直すために行うべき手順と方法
次に行っていくのが治し方です。
上記でお話しをしたように、基本的には炎症をひかせることが最優先となります。
炎症を引かせるために一番大切なのがアイシング。氷で冷やすことだと考えてください。
下の写真の位置に氷もしくはアイスノンを乗せて患部を冷やして行きます。
10分から15分間継続的に冷やすようにしていきましょう。
炎症を引かすには湿布も大事ですが氷で直接冷やしたほうが早いです。
氷を使う場合はビニール袋に氷を入れて、水を少したらし、上記の写真の部分を冷やしていきます。
湯船には必ずつかるようにして炎症はもちろんのこと血液の流れを良くするようにしていきましょう。
回復力を高めることも痛みを早めに改善することには重要なポイントです。
筋肉を緩めて膝の負担を減らす方法
次の話をするのはマッサージの方法をご紹介します。
変形性膝関節症になると下の写真のように必ず膝が伸びなくなってしまいます。
骨の変形が邪魔してしまうからです。
そのようになってしまうと太ももの前の筋肉が必ず硬くなってしまいます。
太ももの前には骨盤の前側からお皿の下までついている筋肉があります。
この筋肉が硬くなってしまうことで膝が伸びにくくなってしまいます。
この筋肉をマッサージして緩めることで膝の関節の負担を減らすことができます。
膝の前側の筋肉が柔らかくなることで膝への負担が減り、結果的に膝を伸ばしやすい状況を作ることが できます。
手順に関しては動画でもお話しをしていますので一緒にご覧になってください。
9:17くらいからマッサージはスタートします。
下の写真のようにお皿の上から指3本分の箇所と骨盤の出っ張った骨から3本下の3箇所を抑えていきます。
1カ所3秒間を3箇所行っていきます。
それを3回繰り返すようにしていきます。
親指で押さえるような形にしていきますが、特別強く押さえなくても大丈夫です。
気持ち感覚や、押さえられている感覚があればマッサージはできていますのでご安心ください。
変形性膝関節症の痛みを1日でも早く改善するために
今回は冒頭で、変形性膝関節症にやってほしくないことと、改善するために行うべきこと。
両方ともお話ししました。
変形をしてしまうと基本的にどんどん悪化してしまうのが変形性膝関節症です。
少しでも痛みを改善しようと思ってあなたもいろいろな方法を試したり実践したりしてると思います。
しかしその中でも間違った方法をやっているとせっかくの努力が水の泡になってしまいます。
いろいろな正しい方法や手順を知る事はもちろん大切です。
それと同時に間違った方法を知ることで遠回りをせずに済むようになります。
そのような状態にならないためにも今回間違った方法と正しい方法両方ともお伝えさせていただきました。
今回の方法や考え方を知っていただき、1日でも早く改善できるようにしていただきたいです。
ひこばえ整骨院変形性膝関節症に対する治療
ひこばえ整骨院では変形性膝関節症の治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたが変形性膝関節症による痛みで悩まれているならば是非下記をご覧ください。