肩こりを解消するためにそストレッチをしたり、湿布をしたり、マッサージをしたりなどいろいろな対処方法を行っていると思います。
実はアルコールの摂りすぎが肩こりの原因になっていると言うことをご存知でしょうか?
実際に私が治療を行っている中で肩こりが改善しない理由がアルコールだったと言うことがよくあります。
私の友人が一度、当院で治療を行った時白ご飯の食べ過ぎで肩こりが出ていると言う反応が分かったと言う事でもあります。
その後ご飯の量を調整した結果、肩こりが全くなくなりました。
このように食べるものや飲み物を調整することによって肩こりが劇的にに改善すると言うことであります。
その中でも特に多いのがアルコールです。
アルコールが肩こりとどのような関係があるのかを説明をしていきます。
普段からビールやお酒を飲まれる方は特に注意をしながらご覧ください。
今回の内容を動画でもご紹介しています。
肩こりとアルコールの関係性
アルコールを取るとなぜ肩こりになってしまうのでしょうか?
以下の3つの原因が関係しています。
- アルコールが入る事でタンパク質を大量に使う
- 水分不足になる
- 筋肉の再生が遅れる
以上が原因となりますが、これらを一つずつ説明をしていきます。
アルコールが体に入る事でタンパク質を大量に使う
アルコールが体に入ると内臓が処理をしようとして肝臓が非常に働きます。
肝臓が働くとタンパク質をふんだんに使います。
タンパク質は肝臓のエネルギー源となります。
タンパク質がたくさんあるところと言えば筋肉ですよね。
筋肉にあるタンパク質を大量に使うためにに体全身から筋肉を分解していきます。
これによって肩こや腰などの痛みが出てきたり体がだるくなったりします。
そしてもう一つの原因として
アルコールを分解にする事が優先順位が高くなります。
そうすると内臓の機能を保とうとするので筋肉を硬くさせます。
外部からの刺激から守る為に起こる機能です。
これを内臓体制反射(ないぞうたいせいはんしゃ)と言います。
簡単に言うと防御反射ですね。
防御として体の外を固くして反応をしようとします。
腰痛もそうですが、肩こりも同じ様に反射として体の外を固くします。
これも肩こりになってしまう原因ですね。
そしてもう一つ気をつけなければいけないことが食事です。
アルコールと一緒に油ものを取ってしまうと、肝臓がアルコールも処理しないといけないし油分も同時に処理しないといけないのでフルパワーで働くことになってしまいます。
私たちで言うと右手で日本語を書きながら左手でパソコンのキーボードを常に打ち続けてようなイメージを持ってもらうといいと思います。
どう考えても無茶なことをしてるのがわかると思います。
そんな事超人じゃないとできないですよね。
アルコールと油分をとっていると言うのはそれと同じようなことが体の中で起きてしまっています。
水分不足になる
意外とご存知ない方も多いのですが、お酒を飲むと水分不足になります。
じっとしている時でも気化熱といい、体から水分が外に抜けていきます。
それと同時に尿として外に出て行くのでイメージとして10のアルコールをとると12位尿として外に出ていく形になります。
アルコールを取った分がすべて水分に変わると言うのは間違っています。
適度にお水を飲んだりお茶を飲んだりすることによって、体の水分を摂取する必要があります。
水分が足りなくなってしまうと体の燃焼効率が非常に低下してしまいます。
燃焼したいと思っても成分が体の中に足りていないと消化に優先されていくので後回しになってしまいます。
喉が乾いている乾いていない関係なく水分はこまめに取るようにしてください。
下記と重なる部分がありますが、燃焼効率が悪くなると筋肉の再生スピードも著しく悪くなってしまいます。
筋肉の再生が遅れる
筋肉の再生が遅れるのは上記で説明した通り。
水分が足りなくなり肝臓の負担が増えてしまうので筋肉や骨の再生が後回しになっていきます。
本来は細胞が再生といらなくなった老廃物を輩出していく機能があるのですが(新陳代謝といいます)この機能がうまく働かず、再生することが後回しになってしまいます。
アルコールを取ったり脂質の多いものを常に撮り続けていると筋肉を再生する順番よりも処理の方が先になるので新しい筋肉が再生されにくくなってしまいます。
ゴミが多すぎて償却が間に合わない状態に体がなってしまっていると思ってください。
日常的によくパソコン使ったり、同じ姿勢をとっているような仕事をされている方は肩の細胞が少なからずダメージを受けてしまいます。
また強い刺激が好きだったり、頻繁にマッサージを受けに行くような形は刺激によって細胞が死んでしまいます。
そこにアルコールを取ることによって細胞の再生が間に合わないのでどんどん肩こりがひどい状態になってしまいます。
このような体の状態の時にストレッチを行ったりマッサージを行ったりしても全く無意味です。
対処方法としてはストレッチやマッサージと言うのは決して間違いではありませんが、そもそもの原因がそこにないと言うのならば続けても改善は難しいと言うことです。
体の回復力を高めることが重要です。
アルコールをとると姿勢がまっすぐにできなくなる
泥酔と聞いたことがあると思いますが、アルコールが体の中に入っていくと基本まっすぐな姿勢をとることができなくなってしまいます。
酔っ払うと千鳥足のようにフラフラとなると言う経験をされた方も中にはいらっしゃると思います。
同じようにアルコールを取ってしまうと姿勢をまっすぐの状態で保つということがとてもしんどくなってしまいます。
肩こりの主な原因として姿勢と言うのは絶対に外すことができない一つです。
直接的にアルコールを取ることで肩こりになってしまうと言うことではありませんが、間接的に姿勢がまっすぐすることにできなくなってしまうので、肩こりを強く感じてしまいます。
これもアルコールを取ったときの肩こりの原因です。
アルコールは取らないほうがいいのか?
究極の選択になるかもしれませんが、アルコールは基本的に取っていただいても構いません。
あくまでも適度な量によりますが肝臓が最大限に働いてくれるアルコール量というのがあります。
肝臓がうまく働いてくれると内臓の反射がなくなるので筋肉の柔軟性がついたり、筋肉が傷ついたりする必要がなくなります。
下記に適量を記しておきますので1つの目安としてください。
- ビール500ml
- 日本酒1合
- ウイスキーとブランデー60ml
- ワイン200 ml
1つの目安がこれぐらいの量です。
正直これぐらいの量では全く足りないと言う方もたくさんいらっしゃると思います。
今どれぐらいの量を飲まれているかはわかりませんが、もしもたくさんの量を飲まれているのならばまずはコップ1杯を控えたりビールならおかわりするところを1本で止めたりなど日常の中で少し気をつけることから始めて下さい。
そしてもしも休肝日を作っていたのならばいちどお酒を飲まない日と言うのを1週間に1回でもいいので作るようにしてください。
毎日飲まれている方ならばよくわかると思いますが、次の朝の仕事での疲労感や脱力感が全然違うというのがよくわかると思います。
中には体がとても楽なので禁酒をしたと言う方も少なくはありません。
もしも毎日飲まれているのであればいちど休肝日を作ってみてはいかがでしょうか?
アルコールを取るときの食事内容とおつまみ
上記でご説明をした通り、アルコールを取るとタンパク質を使います。
かと言って、唐揚げ等のような油が大いタンパク質は肥満のもとになります。
そんなときは
植物性タンパク質を積極的に取るようにして下さい。
植物性タンパク質で代表的なものとして
- アスパラガス
- 豆腐
- 納豆
- 枝豆
- ブロッコリー
- とうもろこし
- アボガド
どれもアルコールのおつまみとしてはいいですよね。
このような食品を一緒に取ることによってタンパク質を積極的に取ることができるので、おつまみとして少し考えながら食事をして下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか
アルコールと肩こりが関係あるとはあまり想像がつかなかったのではないでしょうか?
しかしよく考えてみると我々の体を作っているのは全て食べるものから構成されています。
食べるものが悪かったり食品添加物が多量に体の中に入ったり、アルコールが体の中に蓄積されるとその分だけ体を構成するものが人工的なものになってしまいます。
いろいろなストレッチを行ってみたりマッサージを行ったりしてみても全く肩こりが改善する気配がないのであればいちどアルコールなどから改善する方法をとってみてはいかがでしょうか?
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
ひこばえ整骨院肩こりの施術手順
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執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。