毎朝起きるときに腕や手がしびれて毎日辛い。そんなふうに悩んではいないでしょうか?ご自身でいろいろな方法を試してきたと思いますがなかなか改善しない。もしあなたが頸椎ヘルニアで毎朝起きる時腕や手のしびれが辛いと言うのであればこの記事をご覧になってください。きっとあなたの悩み解決できますよ。
頸椎ヘルニアで朝起きが辛い。治すための2つのポイントとは?
今回お伝えする内容で一番大切なことは、
手首の矯正方法と首のストレッチ。
この2つについてお話をさせていただきます。
首が悪いのに手首を矯正するの?
そんなふうに疑問を思った方も多いのではないでしょうか。
まず1番初めになぜ手首の矯正をする必要があるのか。
そのお話からしたいと思います。
体を動かすときには全身を使う
下の写真をご覧になっていただきたいですが、体には筋膜と呼ばれるものがあります。
筋肉も関節も同じなのですが、1つだけ単体で動くと言う事はまずありません。
例えば今目の前にあるものをつかんでみてください。
リモコンやコップなどがあれば分かりやすいと思います。
ものを掴む時と言うのは指先でものを掴みますよね。
掴んだ時に肘のところをご覧になってください。
動いているのは指先だけれども肘のところの筋肉が動いているのわかりますか?
実は、指や手首を動かす時と言うのは必ず肘の筋肉を使います。
これが連動性と呼ばれるもので、1つの動作であっても必ず2つもしくは3つなどの関節や筋肉が必ず働きます。
色々な筋肉が協力しながら動いているとイメージして下さい。
頸椎ヘルニアになってしまう方は、手首や肘がうまく使えていないことが非常に多いのです。
ものを取るときに本来であればものをつかみ肩甲骨から後ろに引くような動作をします。
しかし体の使い方が悪い方は手首のスナップだけでものを動かそうとしてしまいます。
このような状態が続くと手首に痛みを感じてしまう方もいらっしゃいますし、本来であれば
指、手首、ひじ、肩、肩甲骨
5つの場所で使いながら動作をするのにも関わらずと、1カ所もしくは2カ所だけ頑張るような形になってしまいます。
5人でする仕事を2人でするようなものです。
人間で考えるとよくわかりますが5人でする仕事を2人ですると倒れそうになりませんか?
この疲労感の積み重ねが蓄積されて首が爆発してしまいます。
これが頸椎ヘルニアになってしまう大きな原因です。
手首をストレッチする理由は、上記でお話しした通り体全体で本来の動きを使える状態にします。
それができることによって、本来働くべきところが働くので首や肩の負担が間接的に減り痛みが減少する。
というのが仕組みです。
ここでは深く触れませんが、体には筋膜と呼ばれるものがあります。
1つの動作で使う筋肉は連動性を保つために1つの大きな幕に包まれているとイメージしてください。
膜がつながっているのですべての関節が上手に動くことができると言うことです。
連動しながら全体で動いている感じです。
だんだんややこしくなってきますよね。
なんとなくで良いですので首の負担は手首のストレッチだったり体の連動性が大事なんだな。
と言うふうに理解していただければ大丈夫です。
ここからは実践編に入っていきたいと思います。
頸椎ヘルニアで朝が痛い。改善するための1つの方法
1つ注意点があります。
手首のストレッチを教える時は痛みやしびれ感が出る事はほとんどありません。
しかし、首と肩のストレッチをしているときに痛みやしびれ感を感じる方がいらっしゃいます。
絶対に無理をしないようにゆっくりと行うようにしましょう。
左右両方とも行っていくのですが、左右差がある場合は痛みがある方はしない。
痛みがない方をする。
このような形で行ってください。
手首の矯正をして首の負担を減らす
下の写真のように手の甲を正面手のひらを自分のほうに向けるようにしてください。
反対の手でての光を持つようにして自分の方向へ向けていきましょう。
肘の上あたりがストレッチされていればそのまま10秒間キープをします。次に下の写真のような感じで手を逆にします。
手のひらを正面、ての光を自分のほうにむけます。
手のの甲が自分のほうに近づくように指を手前に引っ張っていきます。
左右2回ずつ行き終了となります。
2つ目の方法は首のストレッチとなります。
先程お話しをした通り、首のストレッチはあまり無理しないようにしましょう。
痛みがある方とない方が出てきたら見たい方は無理をしない程度に伸ばしていきましょう。
下の写真のように片方の手を後ろに回します反対の手は特に使わないのでそのまま楽な状態にしましょう。
下の写真の状態の様に手を後ろに回し、顔を左斜め45度の方向に向けます。
その方法に首だけゆっくりと倒すようにしていきましょう。
右側の首筋から肩がストレッチされていればうまくできています。
伸ばした状態から5秒間持続的にストレッチをしてください。
次は反対側を行います。左手を背中のほうに回して、顔は右斜め45度。
この状態から首をしっかりと伸ばしていき左側の首から肩が取れず歩いていくようにしましょう。
これも先程と同じように5秒間キープをします。
左右2セットずつストレッチをして終了となります。
首を伸ばすストレッチは左右差が出ることが多いです。
右側痛くないけども左側が痛い。
逆に左側は痛くないけども右側が痛い。
このような。その場合は痛くない方だけをやり痛みがある方は無理をせずゆっくりと伸ばすようにしましょう。
伸ばすこと自体が不快感であれば伸ばすことをやめてもらっても結構です。
基本的には左右均等に行っていきますが、しんどい場合は片側だけでも十分に効果はありますのでご安心ください。
ストレッチをするタイミング
必ず守っていただきたいのですが、夜に必ず行うようにしましょう。
どのストレッチにも同じことが言えますが、基本的に前日の疲労感等は次の日に持ち越さない。
というのが絶対的なルールとなります。
夜に行うことで次の日の朝首が痛いと言う状態を最小限に押さえることができます。
朝1番にやっていただいても構いませんし、日中にやっていただいても構わないですが夜だけは必ず行いましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は頸椎ヘルニアで朝に痛みが出る方に対してのストレッチ方法をご紹介させていただきました。
首が悪いのに手首をストレッチすると言うのは意外だったと思います。
手首と言うのは普段必ず使う場所ですし、首に痛みを感じている方に手首の調整をすると改善することが非常に多いです。
実際にやってもらった方が効果として感じることができると思いますのでぜひ参考になさってください。
最後に1つだけ注意点があります。
どのストレッチも体操にしてもそうですが
魔法を求めすぎないようにしましょう。
1回で全て治れば良いのですが、長年かけて悪くなった体はそうはいきません。
手順通りに最低3日間は続けるようにしましょう。
3日間続けて1割でも2割でも軽減をすれば今のあなたの状態に合っていると言うことです。
毎日コツコツすることが結果的に良い方向に向かいます。そこだけしっかりとご理解していただいた上で行うようにしましょう。
ひこばえ整骨院頚椎ヘルニアに対する治療
ひこばえ整骨院では頚椎ヘルニアの治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたが頚椎ヘルニアによる手の痺れで悩まれているならば是非下記をご覧ください。
執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
現在ストレッチの本をアマゾンにて販売中