患者さん
Hさん 30歳代 女性 主婦 西宮在住
来院日
平成27年4月
【悩み】
・3か月前に出産
・産後からお腹が前に出た気がする
・最近子供の抱っこやおろすときに腰が痛くなってきた
・O脚がもともと気になっていた
上記4点が気になっていました。以前からO脚もあったので、この機会に全て治せたら一番いいなという事でこられました。
【検査】
体重自体は大きい増減もなく、あと1kg戻ってないかな、くらいであったため、脂肪がついたということよりも、産後から姿勢が崩れてお腹が前に出てきたのでは、ということから、立ち姿勢を確認。
すると腰を反らせてお腹を突き出すような立ち姿勢になっていました。
O脚も確認し、変形がないことを確認しました。
腰の前後の動き、ねじりの動きを確認。特に前後の動きにくさがありました。
骨盤の開き、肩の高さ、左右差を確認。
【診断】
検査の結果、この方の悪いところは普段の姿勢でした。
もともとの立ち姿勢の癖で、腹筋で体を支えれず、腰の筋肉にばかり負担がかかっていた。
今回妊娠出産で骨盤が前方に倒れることで腰がさらに反ってしまい、子供の抱っこという負担が重なってきたことで耐えれなくなってきて痛みが出ている状態。
O脚ももともとの立ち姿勢からきている。
【治療内容】
まずは硬くなっている腰の筋肉を緩め、腰の反りを軽減させました。
産後で傾きが出てしまった骨盤を元に戻すように矯正し、ずれてしまっている重心を正常に戻すようお尻周り筋肉を緩めて股関節、膝関節、足関節を動かしていきました。
【自宅でのストレッチ指導】
まずは前に偏っていた重心のかけ方を意識的に後ろへ。
硬くなった骨盤周りの筋肉のストレッチ
この2点を気を付けてもらいました。
【2、3回目の治療】
2回目の時にはあまり痛みの変化はなく、3回目で前後の動きが少しついてきました。
自覚症状としては痛みが少し軽減しているが残っている状態。
施術は引き続き腰の筋肉の緊張を緩めて骨盤の傾きを戻すことと、O脚の矯正を行っていきました。
動きがついてきたのでO脚改善用の運動を伝えました。
【4、5回目の治療】
4回目の施術時は抱き上げる時の痛みはなくなり、抱っこが続くと痛くなってくるという状態でした。
5回目の施術のときは腰の痛みはだいぶなくなっていました。
姿勢もだいぶ重心の位置が後ろに下がってきていました。
気になっていた足の隙間も狭くなってきたのを実感されていました。
【6、7回目の治療】
7回目の施術の時には抱っこのときの痛みもほぼ感じず、たまに無理な姿勢で抱き上げた時だけ痛む程度になっていました。
姿勢も重心がまっすぐの状態で維持できるようになっていたため来院の間隔を少し空けて徐々に体になじませていきました。
ストレッチも運動もきっちりしていただけていました。
【8,9回目の治療】
8回目の施術のときにも姿勢は維持できるようになっていましたが、ときどきこれであっているのかな、と不安になることがあるとおっしゃっていました。
腰の痛みは感じることなく過ごせたようでした。
壁を使った姿勢の正し方をお伝えして、9回目に来院された時には安定してまっすぐ立てるようになっていました。
体の状態もかなり良く、しっかり維持できるようになっていたので、ストレッチと正しい姿勢の目安は必ず意識していただき、特にメンテナンスの必要もなさそうであったため治療を終了しました。
【まとめ】
出産をきっかけに今まで感じていなかった体の不調が表に出てきてしまうことはとても多いです。
そのときにしっかり治療をしてあげることで、再発も防げますしかばいあってますます体のバランスが崩れてしまうことも回避できます。
今回は前から気になっていたO脚の悩みも一緒に改善することができて喜ばれていました。
これから子供さんも大きくなるのに、不安を残してはいられないということもあり早いうちにお越しいただいて、しっかり治療することができて良かったです。
ひこばえ整骨院の腰痛施術手順
ひこばえ整骨院では腰痛の施術を得意としています。
痛みや悪い部分だけを見るのではなく、姿勢、体のバランスを見て全身をくまなく施術をしていきます。
もし、腰痛で困っているなら下記をご覧下さい。