患者さん
MNさん 30歳代 女性 主婦
来院
平成25年11月
悩み
産後1ヶ月 1週間位前から腰(ぎっくり腰)でどうしようもなく来院。その後ご自宅へ訪問施術
1週間くらい前から急に腰痛がひどくなった。ご自身の原因はよくわからず急に痛くなりました。
中腰やかがむ姿勢がとても痛い。子どもを抱っこしたくてもきないくらい辛い。このままだと満足に子育てができず困っている。早くこの状態を治して欲しい
もし、産後の骨盤も歪んでいるならそれも同時に治して欲しい。
そんな悩みを持って当院にいらっしゃいました。
検査
炎症の有無の検査
腰の緊張の有無
水分チェック
股関節の動きの検査
以上4点を行なっていきました。
診断
もともと腰痛があり、歪みもあった。出産をきっかけに筋肉が低下して、今まで溜まっていた物が何かのきっかけで痛みとして出てしまった
今は腰に炎症あり、動かす時に痛みが強くでるのでアイシングが最優先事項です。
産後の骨盤の開きも産後+もともとの歪みでひどく出ていました。
【治療内容】
まずは炎症部を冷やしました。炎症をなくならないと痛みが緩和しないからです。
全身の筋肉が緊張している状態のため肩、臀部、脚をほぐしていき、最後に腰もゆるめました。
終了後は腰の痛みが軽減しました、炎症はまだ残っていましたが筋肉的な緊張は随分取れたのでご本人も楽と喜ばれていました。
【自宅でのストレッチ指導】
炎症があるため、まずは冷やす事に集中してもらいました。
腰の負担を減らすためにも肩甲骨周りを固めないように動かすことと、痛くない程度に腰を捻るようにしてもらいました。
産後の骨盤のストレッチは伝えていません。初めに沢山して腰が痛くなると意味がないので、まずはこの2つを入念に集中的にしてもらいました。
2回目以降の施術
2回目の施術
腰の炎症は引いていて、痛みもましになってきました。 初めが10に痛みとすると5位になったイメージでした。
今回も肩と臀部を中心にゆるめました。動きではやはり子供さんを抱っこする時に痛みが出たり、中腰の体勢がとてもつらそうでした。
炎症が引いていたので痛みが強く出た時だけアイシングを伝えて、基本的には温める治療に変えました。
ストレッチはお尻のストレッチを追加しました。
3回目の施術
腰の状態が良くなってきているため再検査をしました。
肩の左右バランスと脚の開きのバランスが崩れていました。痛みが引いていましたが、かばっていたために崩れているのが出てしまいました。
この時には腰の痛みが3割程度まで低下していました。
施術では下半身に疲れが集中しているのが見受けられました。
腰への負担を減らすためにも、下半身を緩ますストレッチを増やしました。
4回目の施術
腰がかなり改善していました。痛みというよりも違和感程度です。
もみかえしが起こっていて、やっと体が反応するようになりました。
この時位から肩が気になり、肩甲骨がもかなり疲れており、動きが悪くなっていました
肩甲骨を動かすストレッチをまめにするようにしました。ほぼ初めの自覚症状からかなり変わっていました。
脚のむくみを感じるようになり、ふくらはぎの動きをつけられるようにしました。
6回目の治療
体全体に楽さを感じられるようになりました。
肩甲骨に硬さが出ることもありますが、ストレッチで対処出来るようになっていました。
初めに気にしていた腰の痛みはほぼなくなり、多少の違和感がある程度で、日常はほほぼきにならない程度まで改善していました。
むくみもましになって軽さが出ました。
肩の左右バランスと脚の開きはほぼ整いました。
産後の骨盤も閉じてほとんど開きがなくなりました。
まとめ
初めはぎっくり腰から始まりましたが、元々腰痛や体のバランス、そして出産をすることで体の負担がマックスになっていました。
自分ではそんな自覚症状がなくても体を見るととても悪い状態でした。それがぎっくり腰としてでてしまいました。
まさか自分でもぎっくり腰になるなんて思わないのでよけに体がしんどく感じますよね。少しの違和感や痛みが出たらすぐに体をメンテナンスするのが大切ですね。
あなたも少しの違和感だから、痛みがまだ我慢できると思ってほったらかしにしないでくださいね。それがサインですから。
こばえ整骨院のぎっくり腰の施術手順
ひこばえ整骨院ではぎっくり腰の施術を得意としています。
痛みや悪い部分だけを見るのではなく、姿勢、体のバランスを見て全身をくまなく施術をしていきます。
もし、ぎっくり腰で困っているなら下記をご覧下さい。