来院日
平成29年7月
患者さん
YMさん 50歳代 西宮市在住
悩み
10分間から15分間程度歩くだけで股関節周辺が痛くなってしまい、レントゲンを撮ると変形をしているのでこのままだと手術適用になってしまうと言う悩みを持たれていました。
半年ほど前から股関節に痛みを感じる様になり、朝の起き上がりや立ち上がり、15分以上歩くだけでも股関節やお尻周辺が痛むと言う症状がありました。
右の股関節をレントゲン撮ると変形性股関節症と診断をされ、手術だけは何とかしない状態で痛みを取りたいと言う希望で当院へいらっしゃいました。
また自分の足でしっかりと歩いて日常生活を送りたいという希望もありました。
検査の結果
身体全体の検査を行ったところ・・・
変形性股関節症の部分よりも
- 右の膝が全く伸びていないことと
- 右の骨盤が下にねじれてしまっている
- 右の肋骨が下がってしまっている
この3つが痛みを出している一番大きな原因と判断しました。
左の膝は仰向けになって寝ると握りこぶしがひとつじゃく入るぐらいまで膝が曲がっていました。本人は膝に痛みがなかったのであまり気にしていませんでした。
膝が曲がってしまうと言うことはそちらに重心がかかってしまうことと、まっすぐ歩こうと思ってもバランスが整わないと言うことがあります。
そうすることによって変形している子関節の部分にも負担がかかるし、体自体が歪んでしまうというデメリットもあります。
変形が進んでいるのは確かに間違いないかもしれませんが、それよりも上記の3つが原因で痛みを出し日常生活の中で歩けないと言う状態になっていると判断をしました。
初回の施術
初回の施術では大きく強く矯正をかけることはせず、左側の股関節前の筋肉を緩めることをメインに治療し、ご自宅でも軽くマッサージしてもらうよう伝えました。
歩く、立つなどの立位動作で痛みが増えることになるため歩き方や立ち方の注意点をお伝えして、特に歩く時に歩幅が小さくなると内股になりやすかったため歩幅はいつもより少し大きくするように意識していただきました。
初回の施術では股関節周辺の治療は全く行えませんでした。
左の膝を伸ばす治療と肋骨の矯正骨盤のねじれを取る矯正の3つを中心に行なっていきました。
初診に反応が出た場所と2回目以降の治療方法は基本的に変えなければなりません。
体の状態が変わってくるとともに反応するポイントも変わってくるのでその都度治療内容を書いて行くと言うこともお伝えしました。
初回と言うこともあり日常で気を付けてもらうことは座っている姿勢を改善してもらうことと、お腹の前のマッサージをアドバイスし初回は終了としました。
しっかりと痛みを改善したいと言うことだったので継続的に治療を行うことにしました。2回目は3日後に来ていただく様にお願いをしました。
2回目の治療
2回目の治療では大きな改善ポイントはありませんでしたが、仕事に行く通勤中や普段の歩く時になんとなく軽くなった気がすると言うことをおっしゃっていました。
この時の治療内容も初回とほとんど同じ内容でしたが、そこにプラスして肩甲骨の動きをつける様に施術を行っていきました。
変形をしている部分と言うのは基本的には戻すことはできません。
痛みをなくすことと言うのは難しくありませんが、変形そのものを再生させると言うものは不可能です。
人の体と言うのはかばうところがあれば勝手に体が補正してくれて使える状態にしてくれます。
その状態を作るために肩甲骨の動きをつけていく様に治療を施していきました。
3〜4回目の治療
3回目の治療の時には朝起き上がる時の痛みがかなり軽減している様子でした。
初回に比べると左膝の曲がりも握りこぶし1個分から指三本分ぐらいまで伸びる状態にまで改善していました。
体の反応が随分と変わったので骨盤の矯正は右側だけのポイントに絞って行きました。
肋骨の調整とお腹の矯正は3回目はおこなっていきましたが、4回目の時には調整が終了したのでこの時点ではせずに終わりました。
4回目の時点では痛みが改善していくのが体で感じる様になっていて、日常生活の痛みを初回から比べると半分程度にまで改善をしていきました。
この時のアドバイスとして歩き方と立方、そして座り方をお伝えしました。
まだ長時間歩くというのは強さがあったため通勤以外は基本的に時間を作って歩くと言うのはまだしてもらえませんでした。
5〜6回目の治療
6回目の治療ではある一定の道災害は痛みがない状態にまで改善をしていました。
この時ぐらいから特に目立ってきたのが仕事で長時間座ってからの立ち上がり、15分以上歩いた時の股関節の痛み、朝の起き上がりの違和感
この3点が特に気になる様子でした。
特に仕事中に立ち上がる時股関節が痛いと少し困る状態で、そこから一歩足を出そうと思った時に痛みがなかなか引かないという状況が続いていきました。
激痛ではないですが伸ばしにくいような状態です。
この時のアドバイスとして座り方を指導したのと、座った状態から立つ時に気をつけるポイントをいくつかアドバイスをしました。
7〜9回目の治療
7回目の時に用事で合計1時間から2時間程度歩く機会がありました。
今までは15分以上歩いていると痛みや違和感が出ていたけれども、30分後と2、3分休憩すると合計2時間程度歩ける状態にまで回復をしていました。
連続してもしかしたら歩けたかもしれないが、痛みが出ると非常に強いので休憩をはさみながら歩かれた見たいです。
仕事の時の立ち上がりの痛みは座り方と右足をやや高い状態で座っていると立つ時に痛みがかなり減少していたみたいなのでそこまで大きな痛みと言うのは寝ずに過ごすことができました。
9回目の治療の時では、痛みはほとんど感じることなく日常生活の中で苦になることは全くありませんでした。
1週間に1回の頻度で来ていただきましたが、仕事をしている時は通勤以外歩く機会があまりなかったので痛みがどれほど引いたかの判断はできずにいましたが、普段の生活では困ることはなくなっていたので初回を含め10回の整体で終了としました。
今後は期間を2週間ごとに開けていき、2ヶ月をかけてメンテナンスを行っていく予定です。
この期間の間に運動や歩く練習を行い、痛みが全く出ないようだったら治療を終了とする予定です。
まとめ
今回の改善事例は変形性股関節症で手術適応まで言われた形の綺麗です。
途中にも書きましたが変形そのものを再び再生させることはできませんが、痛みや負担を分散させて体が痛いと言う反応を起こさせない様にすることは可能です。
この方もそうでしたが股関節の負担の部分を違うところで分散させることと、膝をきっちりと伸ばすことができたことによって痛みを全くゼロの状態まで改善させることができました。
変形をしているからすぐに手術と言う考えではなく一度整体なども検討されることをお勧めします。
この改善事例があなたのお役に立てることをお祈りいたします
2年ほど前から左の股関節が痛くなり、座るときに音がポキポキしていました。
寝ている時も痛くて目が覚めて熟睡出来ませんでした。
病院で検査をしてもらったら変形性膝関節症と診断されました。
手術日も決まっていましたが気がすすまなくて、インターネットでひこばえ整骨院を見つけました。
階段が楽になり、しゃがむ動作も苦にならなくなりました。
有難うございました。
ひこばえ整骨院 変形性股関節症の 施術手順
ひこばえ整骨院では股関節だけでなく体のバランス、癖、歪みを全て診ていき、それに合わせて施術を行っていきます。
そして、一番最短で最適な変形性股関節症のストレッチなどをお伝えしていきます。
ご興味のある方は下記からご覧ください。