患者さん
40歳台 女性 専業主婦
来院
平成28年10月
悩み
テニスが非常に好きな方で、1週間に1回していました。
しかしテニスをやってる最中にも右の股関節が痛くなりあぐらをかくことも、体重をかけることも痛くなっていました。
痛みを我慢しながら日常生活や、テニスを行っていましたがそれも限界に近づき長時間歩くだけでも痛みや違和感が右の股関節に出るようになってきました。
このままだと痛みが強くなってしまう可能性があって大好きなテニスや日常生活を送れないのではないだろうかと不安な毎日を送っていました。
その状態で当院に受診されました。
検査
もともとこの方は臼蓋形成不全と言って股関節の発達障害と言うものを思っていました。この症状だから必ずあると言うわけではありませんが、変形性も初期の段階であると考えられました。
あぶどれほど股関節の動きが悪いかの検査を行い臼蓋形成不全の進行度合いをテストしていきました。
股関節は仰向けの状態で100度ぐらいしか曲げることができずそれ以上は痛みで曲げることができませんでした。
あぐらをかくような開く動作に関しても膝を立てた状態から40度程度しか開ことができませんでした。
右に重心をかけて時は股関節の前側とお尻に痛みがあり、靴を脱ぐときに足を引っ掛ける動作や、靴を履くときに股関節を自分のほうに引っ張る動作にも痛みがあり、股関節がうまく機能していないような状態でした。
診断
もともと臼蓋形成記念を持っていたことと変形性の関節症は多少あると判断はいましたがどちらかと言えば大元の原因ですお腹の前の大腰筋と腸骨筋が硬くなり体のバランスを崩している状態でした。
その状態のままテニスをし続けていたため股関節だけでなく腰、背中、太ももの筋肉の緊張が強くなってしまい痛みがどんどん増えていった状況でした。
このままほったらかしにしていると今以上に痛みが増強することが考えられたので治療を継続することにしました。
初回の施術
初回は股関節の矯正などはほとんどせず、骨盤の動きをつけるようにすることとお腹の前、腸腰筋と腸骨筋の緊張を取る治療を行いました。
本人は特にお腹が痛いわけでもないのにお腹を触られることに不思議がっていましたが、治療を行っていく段階でお腹を触ると痛みが軽減することに驚かれていました。
あまりおなかの中が悪いと言う判断をすることがないと思いますが、お腹の筋肉は股関節の内側から腰にかけて筋肉がついているため股関節が痛い場合はこの筋肉を外すことができません。
それとお尻お腹にテーピングを貼って筋肉の負担を軽減させていきました。
2回目以降の施術
2回目は3日後に来院してもらいました。
歩くときの痛みは軽減しましたが、靴を脱ぐ時や体重をかける時、足を上げる時などの痛みはまだ残ったままでした。
股関節の調整はまだせずにお腹の前と背中腰の治療を集中的に行っていきました。
3回目の治療は4日後
3回目の治療からは股関節自体の調整を行っていきました。
臼蓋形成不全の場合いきなり股関節周りの治療をしてしまうと痛みが逆に出てしまうことがよくあります。
痛みは靴を脱ぐときの状態が少し改善し痛いときと痛くない時がわかるようになってきました。
4回目の治療は5日後
4回目のときには体重をかけたり短い時間あることに対して痛みがかなり軽減をしていきました。
ただやはりまだ靴を脱ぐ動作や体重をかけるとはが痛かったのと、自転車に乗るような動作も痛みが出ていました。この時から治療方法を変えていき、テーピングも太ももの内側に貼るように行っていきました。
5回目の治療は1週間後
痛みはまだ全体にあるけども初回に比べると10 → 5程度まで軽減をしていました。
2時間ほど歩くと歩いた後に痛みが出てしまう状態でしたが、次の日に持ち越す事はなくなっていました。
6回目の治療1週間後
この時から痛みがずいぶんと軽減してきました。靴を脱ぐ動作の痛みも毎回ではなく何回かに1回痛みが出るような状態でした。
7回目8回目の施術
8回目のときには靴を脱ぐときの痛みは全くなくなっていました。
日常的な痛みもずいぶんと解消していき、30分から1時間程度の歩行だと痛みが歪む事はなくなっていました。
10回目の施術
10回目では日常生活の自転車の乗る時や、靴を履くときなどの痛みはほぼ改善しました。この時は最終的にいっぱいテニスがしたいと言うことと、あぐらが書けるようになりたいと言うことを目標として施術を行っていきまた。
ここから10日に1回のペースで施術を行い13回目の施術では、壁打ちだけどもテニスを10回から20回程度行ってもらうようにしました。
14回目のときには痛みはほぼなくテニスをしている最中も気にならない程度まで改善をしていきました。後はあぐらをかく動作だけが残っている状態でし。
18回目の施術の時には息子さんが一緒にテニスをされていたのでいちど息子さんとラリーをしましょうと言うことでお願いをし、実際に行ってもらいましたが痛みはぶり返すこともなく、長時間歩いても痛みは全く出ませんでした
あぐらもこの時にはほとんど痛むことなく、日常生活も痛みが改善されるため終了しました。
まとめ
臼蓋形成不全は非常に多くの方がなっています。病気では無いのですが股関節の関節部分がうまい事成長することができず浅くなってしまいます。
形成不全なってから必ず痛みが出ると言うわけではありませんが股関節の痛みが出る日が増えたり、股関節が変形する可能性が増えることもあります。
この方のように痛みを我慢しながら運動や日常生活を送ってしまい、に痛みがどんどんどんどん増えてしまい最終的に日常生活まで支障をきたしてしまうことがよくあります。
きっちりとと治療すれば必ず改善するものなので我慢はしないようにしましょう
今回この方は引っ越しをすることになり、それまでになんとか完治させたいと言うことでしたが、痛みも違和感も全てなくなり日常生活動作やテニスも再開することができるようになりました。
ひこばえ整骨院骨盤の腰股関節の痛み改善施術手順
ひこばえ整骨院では股関節の痛みの施術を得意としています。
痛みが出ているだけを見るのではなく、姿勢、体のバランスを見て全身をくまなく施術をしていきます。
もし股関節の痛みで困っているなら下記をご覧下さい。