来院日
平成29年7月
患者さん
Hさん 40歳代 西宮市在住 会社員
悩み
1週間前に首を寝違えてから痛みが続いている。
普段から肩は凝りやすく、慢性的に重い感じは常にあったということでしたがその寝違えをきっかけに首に痛みが残っていたそうです。
当院に来院されるきっかけになったのは、寝違えた翌週に背中をハチに刺されたそうで、症状自体は重くなかったのですが、刺されたことをきっかけに右の肩甲骨周囲に痛みがでてきたらしく、その日から寝起きや寝返りの動作が痛くなってきたので一度受診しようと思ったそうです。
ちょうどご友人が当院に通院しているのを聞いたことがあったこともあり、すぐに来院できたとのことでした。
日常生活ですごく困ることはないけれど、朝起きや寝返りが痛いこと、首の痛みも残っているので上が向けない状態を改善することを目標として治療に入りました。
検査の結果
身体全体の検査を行なったところ・・・
首の骨自体右にねじれ、左肩が内側に入った状態で固まっていました。
さらに背中を丸くしてしまう癖が強く、そのせいで頭の位置が背骨よりもだいぶ前に落ちてしまっていたため、普段から首や肩に負担をかけてしまっていました。
ご自身でも姿勢が悪いことを自覚されてはいましたが、治し方もわからないためそのままにしてしまっていた、とのことでした。
今回のように、寝違えたことと、たまたまハチに刺された場所が肩甲骨から背骨につく筋肉がある場所だったため、刺された防御反応が強くでてその周囲の筋肉の動きが悪くなり、寝てる時に強張りが強くなってしまって朝や寝ている時の痛みが出ている状態だと判断しました。
初回の施術
初回の施術では首や肩をメインとして左右の捻れをとるように、首や肩の治療では左右差をつけながら調整していきました。
首の骨の調整と肩甲骨の調整を左右別で行ない、特に頭の位置を元の状態戻すためには首を後ろに引けるようゆっくりと動きをつけていきました。。
指導としてはストレッチはお伝えせず、寝る時の枕についてだけアドバイスして施術を終えました。
2回目の治療
2回目の治療も1回目と同様、首と肩甲骨の調整をメインとしていきました。
朝の痛みは少しましになっていたので枕は継続してそのまま寝てもらうようお伝えしました。
仕事終わりなどに肩甲骨が痛むということで、やはりどうしてもお仕事中など座りっぱなしになるときは背中を丸くしてしまうので背もたれを使って頭を後ろに引くように意識していただくようアドバイスしました。
3〜4回目の治療
3回目の時には朝晩の痛みは全くなくなっていたようで、すっと起きれることを喜ばれていました。
ただ下を向いたり上を向いたりする動作ではつっぱる感じが残っている状態でした。
このときから背中を伸びた状態で維持しやすくできるように肋骨の矯正も加えていきました。
仕事中にできればストレッチを、とお伝えしていましたが、やはり仕事中にはできないとのきとなので、寝る前に必ず一回だけやっていただくストレッチを決めて、それならできそう、とのことでしたのでしっかりやっていただくようお伝えしました。
5〜6回目の治療
5回目のときには朝晩も、動かしても痛みは全くない状態で、姿勢も比較的維持できるようになっていました。
ストレッチも一回だけならできているとのことで次回は間隔をあけて体の状態を確認していくようにしました。
6回目では少し姿勢が丸くなっていることと体の硬さが前回より若干強いかな、というくらいでしたが痛み自体は全くなかったとのことでした。
お話を聞くと、全く気になることもなかったためストレッチをやっていなかったとのことでした。
施術後には動きも元の状態まで戻り、痛みはないところまで戻ったため、最初の予定通り6回目で治療を終了としました。
あとは週に一回だけでもストレッチをする日を設けるようにだけお伝えしておきました。
まとめ
慢性的なコリ感が思いもよらないことで痛みに繋がることもあるのです。
今までは大丈夫でも急な体の異変はしっかり治療をして一度良い状態を思い出させる必要があります。
痛みがないと忘れがちですが痛みがないときにどれだけ回復する習慣をつけられるかが大切です。
治療をするときに改めて自分の体向き合い、気付くことも多くあります。
日頃意識していない動作でも体を歪める原因になっていると、なかなか自分では気付けません。
今回の方のようにコリだったものが痛みになって症状がきつくなって、すぐに治療にこれると改善も早いです。
日頃のケアが難しくても、症状の段階が進行した場合はすぐに治療に取り組みましょう。
ひこばえ整骨院 首肩の痛みの 施術手順
ひこばえ整骨院では首や肩の部分だけでなく体のバランス、癖、歪みを全て診ていき、それに合わせて施術を行っていきます。
そして、一番最短で最適な首肩のストレッチなどをお伝えしていきます。
ご興味のある方は下記からご覧ください。