来院日
平成29年10月
患者さん
蔭木 友輔さん 男性 14歳 職業 学生
悩み
腰が以前から痛くで整形外科に行くと分離症とすべり症の両方ともあると言うことを言われました。
どのような処置をしたらいいかと言うと一生この痛みとは付き合っていかないといけません。と言われお母さんもご本人も非常にショックを受けていました。
年齢が14歳とまだまだ若いのに今の段階から腰に痛みを感じているのは非常に辛くお母さんがホームページで一生懸命探し当院を見つけられました。
整形外科では基本的に牽引の治療を行い湿布をして安静にするようにと言われていたようでした。
痛みを取る事はもちろんそうですが、将来痛みがもっと増えないようにしたり付き合っていくならばどのようにしたらいいのかを教えて欲しいと言うことで初回いらっしゃいました。
検査の結果
分離症とすべり症がありましたがそれではなく
姿勢不良が1番大きな原因でした。姿勢不良によりお腹の前の筋肉が全く使えていませんでした。
分離症家すべり症があったとしても必ずそれが原因で痛みが出るとは限りません。
ほとんどの場合分離症、すべり症になってしまったことに原因があるので結果と原因にはあまり一致しません。
この子の場合も姿勢が悪くて背中とお腹の前の筋肉がきっちりと使えていないことが1番大きな原因となっていました。
整形外科では牽引をするように勧められましたが、基本的に分離症に牽引と言うのは禁忌とされています。
余計に痛みが増えてしまうのですぐに中止してもらいました。
年齢が14歳と言うこともあり今後のクラブ活動や運動にも影響があるため今のこの段階できっちりと治すということを約束して治療を開始していきました。
2回目以降は子供さん1人でいらっしゃることもあるので毎回お母さんにメールを送り、進捗状況を報告すると言う約束の下治療を行いました。
初回の施術
初回の施術は腰の治療は全くせずに、肩甲骨の動きを出す治療とお腹の前の筋肉を緩める治療を行っていました。
分離症、すべり症患っている方というのは基本的に姿勢がまっすぐにすることができないのでお腹の前の筋肉と腰の筋肉のバランスが非常に悪くなってしまいます。
この状態で筋肉強化をしようと運動したり体操したりするとかえって痛みが出てしまうので、筋力強化と言うのは基本的に行ってはいけません。
必ず姿勢の矯正を行っていくことと、使えなくなった部分の筋肉を呼び起こすことが最優先となります。
自宅でのアドバイスとしてお腹の前のマッサージを行ってもらうことと、立方の指導を行い初回は終了としました。
クラブ活動は2週間の間テスト期間も含めて休んでいただくようにお願いをしました。
2回目から3回目の治療
2回目の治療のときには学校の授業中椅子に座っていると腰が痛いと言う自覚症状がありましたが、初回の施術終わった後の授業中に腰が痛いと言う事はなくなっていました。
しかし10分から15分以上立ちっぱなしの状態が続いていくと腰に痛みを感じるようになっていました。
15分以上になると痛みが強くなってしまい一度座らないと辛い状況にまでなってしまっていました。
姿勢をまっすぐすると言う意味やストレッチ方法がとても難しかったようでこの時には回数やものは増やさずに総会の内容を再度具体的にお話ししていきました。
3回目の治療のときには痛みが初回に比べて随分と改善されている状況でした。
立っている時間は今回なかったため痛いのか痛くないのかがわかりませんでしたが、授業中の痛みと朝木椿の痛みは随分と改善していました。
このときのアドバイスとして太ももの後ろを伸ばすストレッチを提案し実際に行ってもらいました。
4回目以降は1週間に1回の治療で行いました。
4〜5回目の治療
4回目の治療が終了してからクラブ活動を再開してもらうようにアドバイスをしました。
いきなり全て行うと言うのは無理だったので、いつもの行っている強度10とすると3割程度に抑えてもらいクラブを行って貰いました。
痛みが出そうなものや振動が大きなものは基本的にやめていただき腰に負担がかからない運動だけを行ってもらうようにしました。
5回目の治療の時には3割程度のクラブ活動の強度ではほとんど痛みがないと言う状況でした。
ものによって痛みがありましたがこの時にはどの運動を3割程度行うぐらいだったら痛みが全く出なかったのでこの時には半分程度の力で行うようにアドバイスをしました。
しかし、週末に運動の時間が2時間から3時間程度になると腰に痛みを感じてしまうのと、15分以上経っているとどうしても腰に痛みを感じるようになっていました。
学校での生活や自宅での痛みと言うのはほとんどゼロに近い状態に回復をしていました。
平日の運動は5割程度行い、週末の長い運動に関しては3割程度で流すように運動をしてもらいました。
6〜9回目の治療
6回目の治療のときには日常生活の痛みと言うのはほとんどなくなっていました。しかしどうしても姿勢をまっすぐにすると言うのが難しいようで、自分の中ではまっすぐにしているつもりでも実際に見ると姿勢がとても悪いと言う状況になっていました。
お母さんの力を借りながら息子さんと2人で自宅でも姿勢を気をつけながら体を一生懸命治そうと言う意識があり非常に努力をされていました。
8回目の治療のときには痛みがほとんどなくなり、クラブ活動した時も違和感を感じるほどはほぼなくなっていました。
銃撃に運動すると言うのは負担があまりにも大きすぎるので、平日の運動量は7割程度、休日の運動は5割程度に抑えてもらいクラブ活動を行ってもらいました。
お腹の筋肉や背中の筋肉はきっちりと使えているので残す事は姿勢のみです。
8回目の治療が終わったときには残り2回の治療しか残っていなかったので100%の力でいちどクラブ活動しましょうと言うアドバイスをしました。
9回目のときには100%の力でクラブ活動をしても痛みとしては全く感じられる快適に過ごされているようでした。
10回目の治療
最後の治療の時にも痛みが全くゼロの状態で、姿勢も見違えるぐらい良くなっていました。
初回きたときには姿勢不良があまりにもひどかったですが最終的に10回の治療を終えた頃には見本となる位の綺麗さにまで姿勢が改善しました。
痛みも違和感もバランスも全て取れたので10回目の施術で終了しました。
まとめ
整形外科ですべり症の分離症を診断された時は絶望的な思いをされていましたが、しっかりと治ると言うことを伝えたときに子供さんもお母さんも笑顔になっていたことが非常に印象的でした。
私も小さな子供がいるので子供が辛い思いをするのは非常にかわいそうです。
今回の事例のようにすべり症や分離症と診断されてもあきらめることなく日々努力して治されたのは本当に嬉しいです。
子供に限らず大人でもしっかりと改善することができるので、原因をしっかり見極めて治療を行っていることをお勧めします。
直筆の声
長い期間腰痛に悩まされていました。学校や部活中など常に腰の痛みを気にしていて、いろいろな対策をしても1時は痛みが治まってもすぐに痛みが再発して、どうにかならないかなぁと思っていました。母親がここを見つけて、初めて来院しました。
とても不安で、治るかどうかわからなかったけど、先生が質問に答えてくれたり、丁寧に説明して下さっていく中で安心して行きました。
姿勢が悪いことも指摘してくださって治し方も教えてくださいました。
その後痛みが取れていき姿勢も治っていきました。
今では痛みを感じなくなり、力で悩む前の生活をまた続けられそうです。ひこばえ整骨院の皆さん本当にありがとうございました。
ひこばえ整骨院 すべり症の 施術手順
当院ではすべり症の施術をとても得意としています。
実際に病院で手術をしましょうと言われた方が改善された事例も多くあります。
すべり症だから腰の悪い部分を施術するのではなく身全身を見ていきその方にとって一番よくなるポイントを探して施術を行っていきます。
もし今あなたがすべり症で痛みやしびれで悩まれているなら一度当院をお越しください。