齋藤の言葉

朝起き上がる時や、立ち上がるときに股関節が痛む。レントゲンを撮ると股関節が変形してしまっている。手術だけは絶対にしたくない。そんな方にぜひ読んでいただきたいのが今回の記事です。痛みを改善する方法と自分でできるセルフケアの手順を動画とブログでご紹介しています。痛みで悩まれているのであればぜひご覧になってください。

なぜ朝1番に股関節が痛くなってしまうのか?

朝1歩目から股関節に痛みがあると毎日が非常に辛いと思います。

そもそもなぜ痛くなってしまうのでしょうか?

股関節の周辺にはたくさんの筋肉があります。

筋肉の中の方には坐骨神経と呼ばれる神経もあり、非常に敏感な場所でもあります。

股関節が痛くなる原因として

  • 筋肉が硬くなってしまっていること
  • 変形性股関節症になってしまっていること

この2つがあります。

特に変形が一度すすんでしまうと元に戻ることがなく、継続的に股関節に負担がかかり続けてしまいます。

朝1番股関節が痛いのは関節が硬くなってしまっていたり、周辺の筋肉が硬くなってしまうことが大きな原因となります。

本来であれば体が休まって筋肉が緩んでくれると朝すっきりと目が覚めて動きやすくなります。

しかし、前日の疲労感が取れていなかったりすると回復が間に合わなくなってしまいます。

そのような状況が続いてしまうと回復よりも疲労感の方が上回ってしまい強く痛みを感じてしまいます。

股関節の変形が進まないために大切な事

もし今の段階で股関節が変形をしてしまっているのであれば今以上に進まないようにしなければいけません。

変形が進めば進むほど手術になってしまう可能性も避けられません。

そうならないためにも少しでも早く股関節の炎症や変形を留めることが必要です。

その時に重要なのが

  • 絶対に体重を今よりも増やさないこと
  • ストレッチなどをして体の柔軟性を高めること
  • 疲労よりも回復力を上げること

この3つは絶対に必要です。

特に体重が増えてしまうと股関節にかかる負担は大きく増えてしまいます。

そのような状況になってしまうと股関節の変形はどんどん進んでしまい負担が増える一方です。

耳が痛い話ですが体重が増えてしまっているのであればダイエットも視野に入れましょう。

股関節が痛いのであれば運動もなかなか難しいと思います。

そうなると食事管理しかなくなりますのでちょっとした我慢は必要になって来ちゃいますね。

ダイエットの方法はまた別の記事でご紹介します。

回復力を高めるためにも、柔軟性を高めるためにも股関節周辺のストレッチや体操は絶対に必要です。

治すことや痛みを改善することももちろんですが、変形を進ませない事はもっと大切です。

今からお話をするのは朝の起き上がりに痛い方で、股関節の変形がある方、変形がない方。

両方ともに対応できる3つのステップをご紹介します。

当院でも直接お伝えしている方法なのでぜひ参考になさってください。

起き上がりが辛い時に解決する3つのステップ

痛みを改善するためのステップを3つに分けてお話をします。

  1. お風呂に入る(湯船につかる)に
  2. 寝る前にストレッチをする
  3. 朝、立ち上がる前にストレッチをする

この3つの順番に行って行きます。

お風呂に入る(湯船につかる)

痛みを改善するために必ず湯船につかるようにしましょう。

湯船につかる時間は普段の時間よりも2割から3割程度増やす位にしてください。

日常的に5分間浸かっているのであれば6分間から7分間。

10分程度使っているのであれば12分間から13分間を目安にしましょう。

理想的に言うと10分程度湯船につかると筋肉が緩んでくれるのでお勧めです。

逆にシャワーだけだと表面の筋肉しか緩まずに、冷えてしまう可能性があるので湯船につかるのは必ず行うようにしましょう。

寝る前にストレッチをする

後ほどストレッチの方法は詳細にお話をします。

寝る前にストレッチをしてほしい理由が

【次の日に疲労感を残さないこと】

どの症状にも同じことが言えますが、その日の疲労感や疲れがその日に取れていない。

なので次の日の朝痛みや体の硬さが出てしまいます。

その状態を少しでも改善させるためにその日の内にその日の疲労をとってしまうというのが重要になります。

朝、立ち上がる前にストレッチをする

朝は誰でもそうですが体が硬くなってしまっています。

柔らかいのは子供位ですね。

もともと股関節が変形してしまっているので周辺の筋肉は硬くなる傾向にあります。

その状態で朝立ち上がろうとすると痛みが出てしまいます。

朝立ち上がる前に軽くストレッチをすることによって、股関節周りの筋肉を緩めて体にかかる負担を減らしていきます。

こちらも後ほどやり方をお伝えします。

 

以上が全体的の流れになります。

やる前に1つだけ注意点があります。

やっている最中ややり終わった後。

もしくは数時間後に痛みが出る場合はすぐに中止をしましょう。

特にやっている最中に痛い場合は無理矢理するのだけはやめてください。

炎症がひどくなってしまうと逆効果になってしまうので十分に注意をしてください。

そして、 魔法を求めすぎないようにしましょう。

現在の痛みが10として、ストレッチをすればいきなり2もしくは1になるような事はありません。

そのようになれば1番理想的ですが、10の痛みが9もしくは8のように少しでも改善すれば今のあなたの状態に合っていると判断をしましょう。

痛みを改善するためのストレッチ方法

今からストレッチの方法をご紹介します。

動画でもご紹介しますので分かりにくればご覧になってください。

骨盤を動かして股関節の動きを助けるストレッチ

椅子に座りひざの角度と股関節の角度が90度に なるように座ってください。

手は骨盤の部分において、腰をそらすと動作と腰を丸める動作を交互に10回ずつ行っていきましょう。

この動作を続けることによって骨盤と背骨がスムーズに動きます。

スムーズに動くことによって股関節の負担が減ります。

痛みを減らすためにも股関節の柔軟性を高める以外にも、骨盤の柔軟性は非常に大切です。

無理矢理しなくても大丈夫なのでできる範囲で行っていきましょう。

股関節の付け根を伸ばして股関節の負担を減らすストレッチ

ベッドに仰向けに寝て下の写真のように片側の足を下ろすようにしていきましょう。

ベッドがない場合はソファー等でもいいので、股関節よりも太ももの方が下がるように寝てください。

強くストレッチをするのが目的ではなく、付け根の部分をゆっくりと伸ばすことが目的です。

ストレッチされている感覚がなくても付け根の部分がじんわりと伸びているので安心してください。

このストレッチは痛みが出ないように注意をしてください。

段差が低い場合は次の写真のように痛みが出ない範囲で膝を曲げてください。

この方法にすると付け根が伸ばされる感じがあるのでベッド等が低い場合はこの方法を採用してみてください。

下に落とした状態で10秒間持続的に伸ばすのを左右2セット行ってください。

太ももの前を伸ばして可動域を増やすストレッチ

最後にうつぶせで寝た状態で上の写真のように足首を持ちましょう。

膝をゆっくりと曲げていってもらうと太ももの前がストレッチをされます。

先程の方法と違ってこちらに関しては太ももの前をストレッチするので伸びている感覚をしっかりとつかみましょう。

片側10秒間2セットずつ行ってください。

左右行って下さい。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回お話をさせていただいたのは股関節の痛み、変形性関節症によって朝起き上がるときに痛い。

と言う方に対しての治し方と対処方法をブログと動画でご紹介させていただきました。

冒頭にも話をしましたが変形が進むと元に戻る事はありません。

また炎症が長く続けば続くほど変形がどんどん進んでしまいます。

その日の疲労感を次の日に持ち越さない

この考え方は変形を進ませないためにも非常に重要となります。

改善するためにも今回お話をした3つの方法をぜひ参考にして行ってみてください。

ひこばえ整骨院の変形性股関節症に対する治療

ひこばえ整骨院では変形性股関節症の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが変形性股関節症による歩く時や朝起きの痛みに悩まれているならば是非下記をご覧ください。