患者さん

先生。私仰向けになった時足が開いてしまっているのですが骨盤が歪んでしまっているのでしょうか?他のところに行った時に骨盤が開いているほ言われてしまいます。

齋藤の言葉

なるほど。確かに足開いていますね。でもこれって骨盤が開いているのと関係ないんですよ。

患者さん

えっ!?そうなんですか?色々なところでよく言われるのですが・・・そしたら何を開いているというのですか?

齋藤の言葉

わかりました。今から骨盤が開いているって言うことをご説明します。

骨盤の歪みをチェックするときに、仰向けになり足が開いているとこれは骨盤が歪んでいるからですよと言う言葉を聞いた事はありませんでしょうか?

実際骨盤が開くと言うのもイメージとして横にパカッと開くような感じがあると思いますが、実は骨盤が開くと言うのはそのような形で開く事はありません。

また足の左右どちらかが開いているから骨盤が歪んでいると言うのも少し違います。

一般的には足が開いている=骨盤が歪んでいると言うことを言われる先生やセラピストの方が非常に多いですがそれは大きな間違いです。

では仰向けになったときに足が開くのはなぜそのようになってしまうのでしょうか?

骨盤が開くのはどのような状態を言うのか?

骨盤が開くと言うのは産後が1番イメージとして大きいのではないでしょうか。

ほとんどの方は骨盤が開く=横に広がると言うイメージを持たれています。

が実際は写真のように骨盤が真横に開くのではなく

腰の骨が前に倒れてしまう事よって骨盤の位置が変わってきます。

妊娠中で言うと子供が大きくなればなるほど骨盤が開いていくのですが、これは腰の骨が前に飛び出していき反っている状態になってしまうために起こります。

また女性に多いのは内股になっている方も前音がきつくなってしまう傾向があるため骨盤が開きやすい状態になってしまいます。

妊娠後期になると後半に腰が反ってきます。

これは産道を広げるために行う仕組みなのです。

もしも足が開いている=骨盤が開いているのであればほとんどの男性が開いているとなりますよね。

ガニ股の方が多いですから。

患者さん

言われてみればそうですね。私の主人も子供も足開いています。

齋藤の言葉

そうなんです。だから骨盤が開く=足が開いている。は当てはまらないんです。

では仰向けになったときに足が開く理由は?

結論から言いますと、

お尻から股関節についている梨状筋(りじょうきん)と言う筋肉が硬くなっているから

梨状筋(りじょうきん)と言うのは写真のように骨盤から股関節についている筋肉で、この下に坐骨神経が通っています。

この筋肉は股関節を外に向ける働きがあります。

例えば足を組んだりあぐらをかいてりすることで梨状筋を使ってしまうために硬くなってしまいます。

日常的に体の癖が強く足をよく組んだり、あぐらをかいていたり膝を立てるような形で座ると足がどうしても外に向くことがあります。

それによって梨状筋(りじょうきん)が硬くなってしまって結果的に仰向けになると足先が外に向いてしまうと言うことになってしまいます。

なぜ足が開くと骨盤が歪んでいると言うのか?

こんなことを書くと怒る方も中にはいらっしゃるかもしれませんが

 

足が開いてるのは骨盤が開いているせいですよと言ったほうが簡単だから

 

これは完全にこちら側からの意見です。

人にあれこれ説明するよりもあなたの原因は骨盤が歪んでいるからですよと言った方が多くの方は何となくイメージしやすいと思います。

今この記事を読まれているあなたも骨盤が歪んでいると言われていたり、もしかしたらご自身で歪んでいるかもしれないと思っている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?

それとこれも何となくのイメージですが骨盤が開くと言うのはパカッと開くイメージを持たれている方が非常に多いと思います。

それを開いていると言う言葉に合わせて骨盤の開きと足の開きを重ねている方が非常に多いです。

だから簡単に説明できると言う意味で骨盤の開きや足の開きを重ねることが非常に多いのです。

実際にいらっしゃる方の中でもエステで骨盤が開いているから心配になり来ました。

と言う方が非常に多いですが、実際には骨盤が開いていないと言う方も非常に多いです。

骨盤がそんな簡単に開いたら人間歩けません。

患者さん

私信じやすいのですぐに言葉信じてしまいます。でも気を付けないといけないですね。

齋藤の言葉

そうなんです。気を付けないと意味のない事をしてしまいます。

仰向けになったときに足が開くのを改善するための方法

足が開いたからダメ、閉じたから良いという事ではないですが、元に戻したいと言う方のためのアドバイスをここではお伝えをしていきます。

自分で直す方法として大きく分けて3つあります。

1、歩き方

2、座っている姿勢

3、ストレッチ

歩き方

仰向けに寝たときに足が開く形の特徴として多い歩き方はがに股歩きが多い方に起こることがあります。

上記で説明をした通り、足が開いてしまう人つの理由として梨状筋(りじょうきん)と言う筋肉をピックアップしました。

歩き方は動画で見られた方が早いので下記をご覧になって下さい。

少し長ですが、治す為のは必要なので時間を取ってご覧になって下さい。

患者さん

歩き方ってすごく難しいですね。

齋藤の言葉

でも毎日コツコツ行えば必ずよくなるので大丈夫ですよ。

座り方

座り方も基本的に梨状筋と言う筋肉を意識します。

何度もお伝えをしますが梨状筋と言うのは足を外に向ける役割があります。

と言う事はあぐらをかいたり足を組んだりする姿勢と言うのはあまり良くはありません。

だからといって内股になればいいのかと言うような考えではなく、あくまでもまっすぐの状態から外に向きにくいようにしてあげるだけで充分です。

座るときの姿勢は、足を組んだり横座りをしたり長時間あぐらをかいたりするのではなく、基本的には椅子に座って足をまっすぐ下ろすのが1番ベストです。

ただしどのような姿勢でも、長時間同じ姿勢をするとやはり同じ筋肉を使うので疲労感としては溜まってしまいます。

正座、あぐら、まっすぐ椅子に座る

この3つの種類の座り方を30分から1時間おきに変えていくのが1番理想です。

 

ストレッチ

ストレッチは基本的に梨状筋を伸ばすストレッチを選んで行っていきます。

下記にストレッチの方法を写真付きで解説をいたします。

1番行って欲しいのはお風呂上がりに行うことが1番ベストです。

たくさんの種類をたくさんの時間行うのではなく、少ない種類を少ない時間で何回にも分けて行う方がストレッチ効果としては大きいです。

お尻のひねりながら梨状筋を伸ばす

仰向けに寝て伸ばす方と反対に方向に足を持っていきます。

写真の様に右のお尻を伸ばすのには左手で右の膝裏を持って足を上に持ち上げます。

足を上げながらお尻を伸ばすと梨状筋がストレッチされます

このまま15秒間キープします

 

足を抱え込んで梨状筋を伸ばす

仰向けになり両手で足を持ちます。

写真で左のお尻を伸ばすので、抱え込んでから足首と膝を胡坐をかくようにして伸ばします。

足を上げながらお尻を伸ばすと梨状筋がストレッチされます

このまま15秒間キープします

上記は椅子に座ったままでも同じ態勢になればできます。

場合によっては難しいこともあるかもしれませんが、とても効果的なので、職場などが難しい場合は自宅の寝る前などで行って下さい。

この2つで行なって頂ければ結構です。

患者さん

これくらいなら簡単にできそう。

齋藤の言葉

隙間時間や家事の間にしてもらえればいいですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか?

よく骨盤矯正をしているところは

足の開きがあるから骨盤が開いている

と安易な感じで骨盤の歪みを指摘しますが、今回の記事を読まれていると骨盤の歪みと足が開くと言うのは大きな関係性がないということがわかります。

間違った情報も沢山あるので全てを鵜呑みにしないようにして下さい。

ひこばえ整骨院の骨盤矯正

ひこばえ整骨院では骨盤だけを調整する事はしません

トータル的に見て、あなたの一番最適な方法で施術ををして実践していきます。

骨盤が開いているいない等も必要ですが、それよりも体全身を治すことが必要です。

もし、今あなたがお体で悩まれているならお越し下さい。