O脚を改善しようと考えたところあなたは1番初めにどのようなことを思い浮かぶでしょうか?
インターネットで色々と調べてみると、必ず出てくる単語が内転筋と言う筋肉がキーワードとして出てきます。
内転筋を鍛えることによって本当にO脚は改善するのでしょうか?
O脚を改善させるためには筋トレが必ず必要なのでしょうか?
今回はそのような素朴な疑問にお答えした記事を書いています。
もしあなたがO脚を治そうと思い色々と対策をして治そうと考えているならばこの記事を最後までご覧ください。
O脚じゃない方は毎日筋トレをしている?
結論からお話しをさせていただきます。
O脚を改善させるために筋トレは必要ありません。
これだけでこの記事が終わってしまいそうな感じですがなぜいらないかをご説明させていただきます。
この記事を読まれていると言う事はあなた自身はO脚だと思います。
一度聞いていただきたいのですがO脚じゃない方にあなたは毎日内転筋の筋トレをしていますか?
と聞いてください。
ほとんどの方の返答は
していないと
言われるはずです。
単純に筋トレが好きで体を鍛えているのはナシとしてください。
o脚じゃない状態を維持するために内転筋の筋トレをしているかどうかを確認してください。
私自身もO脚では無いですが内転筋の筋トレを毎日すると言う事はありません。
という事はO脚を改善しようと思った時に内転筋が鍛えだからといって治らないと言うことがわかると思います。
なぜ内転筋を鍛えるはO脚が改善すると言う誤解が出てきたのでしょうか?
膝の外に行っているから内側に引っ張れば治るでしょ?
o脚と言うのは正面から見たときに膝の形がoのように見えることからそう言われています。
完全に外側の筋肉が硬くなっているので内側の筋肉が弱くなりO脚になっていますよと言うのが一般的な見解です。
外側の筋肉が硬くなったり重心が外側によってしまっていると言うのは決して間違ってはいません。
もしもこの理論が正しいのならば年配の方は内側の筋肉が弱いと言う方が圧倒的に多いです。
その方が全員O脚になっているかと言われればそんな事はありません。
体の筋肉が衰えると言うのはありますがだからといってO脚になると言うのは間違いです。
単純に内転筋を鍛えるのは足が外に行っているのだから内側の筋肉をつけて中に戻したらまっすぐになるんじゃないのか?
と言う発想で内転筋を鍛えると言うことになってしまっています。
そもそもO脚と言うのは内転筋が弱くてなってしまっているのではなく、股関節の捻れや足首のねじれが原因となって O脚になってしまっています。
この状態のままで内転筋を鍛えてもねじれが取れたわけでもないですし、体の使い方が変わったわけでもないので改善する事はありません。
では内転筋を鍛えるのではなくのようにすればいいのか?
内転筋が弱いのではなく正しく使えていない
これがo脚の方の大きな特徴です。
どれだけ筋トレをして頑張ったとしても正しく内側の筋肉を使うことができなければ結局元のように戻ってしまいます。
内転筋を鍛えることによってO脚が改善されたと言う事では確かにあります。
それは単純に一時的に内側の筋肉が強くなって無理矢理使える状態になっていたのだけであって日常生活の使い方が変わったわけではありません。
内転筋を鍛えるのではなく内転筋をいかに正しく使える状態にしてあげることが1番重要なポイントです。
O脚の方に共通する特徴として
- 内股
- 小指重心
- お尻の筋肉を使っていない
これら3点がO脚の方の共通点です。
O脚の方の共通点
上記でご説明した通り3つのポイントがありますが1つずつポイントを絞って説明していきます。
①内股
O脚は男性に比べて女性に多い傾向にあります。その中の1つとしてo脚になる機会が多いからと言う理由があります。
女性はスカートを履いたり足を大きく広げると言うのは普段あまりしないと思います。
男性は逆に足を少し広げた状態で座ったり立ったりすることが多いので圧倒的に日常的に内股になりやすいのは男性に比べて女性です。
②番と共通するのですが内股になってしまうと外側の筋肉を非常に使ってしまいます。
そうなることによって外側に重心が行くので小指側に重心がかかってしまいます。
これがO脚の1番大きな原因なのですが、外側の筋肉ばかりを使って内側の筋肉を普段の生活から使わなくなってしまっているのが原因です。
本来は外側の筋肉が5割内側の筋肉が5割程度使っているのですが、それが外側が7割内側の筋肉が3割程度しか使っていない状態になってしまっているイメージです。
先ほど内転筋を鍛えても意味がないと言う話をしましたが、どれだけ内転筋を鍛えることしても使っている筋肉量が実証的に違うので一時的に筋肉がついてもすぐに元の3割程度しか使っていない状態に戻ってしまうからです。
②小指重心
一度普段履いている靴とご自身の足の裏をよく見てください。
小指側がすり減っていたり小指の付け根にタコができておりましてないでしょうか?タコができている方はそれだけ普段重心がそこに集中していると言う証拠です。
腹の水平で肩の外側が副担任減っているなら正しくあるけていない可能性が
③お尻の筋肉が使えていない
意外とを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、内股になってしまうとお尻が同時に開いてしまいます。
お尻が開くと内側の筋肉を使わないと言うのもありますし外側の筋肉をたくさん使い小指側に重心がかかってしまいます。
例えば悪いですがお腹がぽこっと前に出てしまうような幼児体型のような状態になってしまうのもお尻の筋肉がしっかり使えていないのが原因です。
筋肉がたくさんある筋肉が少ないと言うのではなくて単純に内側の筋肉もお尻の筋肉も同様に使えていないということが問題なのです。
これら3つがO脚の方に共通する部分なのですが、これらを解消するために歩き方立方、日常の使い方を変える必要があります。筋トレをしたところでこれらを解消することは難しいです。
筋トレがダメと言うわけではなく、o脚を改善する為には筋トレではなく使い方を変えなければいけないという事です。
まとめ
O脚=内転筋の筋トレというのが一般的な対処方法として世に出回っています。
冒頭にもお話しをした通りO脚じゃない方が毎日内転筋を意識しながら生活をしているかと言えば全くありません。
意識をしなくても内転筋やお尻が使えている状態が1番正しい姿勢なのです。
筋トレを中心に行うのではなく、筋肉が正しく使える状態にしてあげることが最もO脚を改善するためには近道なのです。
O脚を改善しようと思って筋トレを考えている方はいちど立ち止まって考え方を少しだけ変えてみてください。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
実際に当院でO脚矯正を受けられた方の事例
上記の方は二人とも筋トレはしていません。
日常で少しの事を気を付けただけでO脚が治りました。
ひこばえ整骨院のO脚の施術
ひこばえ整骨院ではO脚矯正をとても得意としています。
O脚を治すには専門的な知識が必要です。
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執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
2019年に本を出版