こんにちは。兵庫県西宮市にある「ひこばえ整骨院」の齋藤です。今回お話をさせてもらうのは、「変形性股関節症」になってしまった時の「痛みを取る方法」というのと「変形が今以上に進まない、進ませないようにする方法」というのをご紹介させていただきたいと思いますので、今現在痛みで悩んでいる方もそうですし、これから変形をしてしまって「手術はできるだけ避けたい」という方に対しては、きっとお役に立てると思いますので、最後までご覧になってください。
変形性股関節症の痛みを治す2つの方法は?
変形性股関節症の治し方というのは基本的に2つあります。
1つ目が「炎症を極力減らす」ということと、
2つ目が「庇う場所をどれだけ増やせるか?」ということです。
最初にお話をすると、基本的に変形を元に戻すことはできないです。
整体もそうですし、ストレッチとか、マッサージもそうなんですけども「変形が元に戻る」ということは、まず基本的には「無い」と考えてください。
変形してしまったものが、そのままの状態でも炎症が無くなったり、痛みだったりとか、足が痛いというのは、かなり軽減させます。
人によっては「変形はあるけども、痛みはほとんど無い」という風な状態になっていきます。
治療をして痛みが減って、レントゲンを撮ったら変形が以前よりも良くなったかといえば、それは基本的に、ほぼゼロに近いです。
変形をまずは「止める」ということを大前提で考えていただきたいと思います。
変形性股関節症を治す『炎症を止める』
一番初めにまずお話をするのは「炎症を止める」
炎症が起きてしまって火事が起こってしまった状態になってしまうと考えて下さい。
「骨が溶ける」という言い方はおかしいんですけども、炎症があるので、そこに色んなホルモンとかの物質が出てきてしまうので、骨が変形してしまいます。
それが、いびつの形になってしまったりとか、軟骨が無くなってしまうというような状態になってしまいます。
逆に炎症が無くなってくると、骨の変形というのをストップさせることができます。
ですので、炎症が無くなっていくと変形も進まなくなりますし、痛みというのもかなり軽減するので、まずはこの1つ目、覚えておいていただきたいと思います。
変形性股関節症を治す『かばう場所を増やす』
次に考えるのは「庇う場所を増やす」と言うことです。
例えば右の股関節が痛いとしましょう。
右が痛くなると人間はどうするかといえば、必ず左側でかばいます。
脚に関してはどちらかしか無いので、かばうような形になりますよね。それと同時に、もう1つどこでかばうかといえば、「腰」や「肩」とかでかばいます。
例えばその状態で「腰が悪い」とか「背中が硬い」とか「首筋が硬い」という状態になってしまうと、右の股関節をかばう場所が無くなってしまうんですよ。
かばえる部分が無くなってしまうので、結局また右の方に負担がかかってしまうので、炎症が起きてしまって、変形が進んで、痛みが増えてしいます。
この負のループになってしまうので、変形が起きた時に、炎症を減らそうと思ったらどうするかというと
「かばう場所を増やしてあげる」というのが1つの考え方です。
今回のは「炎症を減らす」という意味ももちろんそうですし、「変形が次に進まない」ようにするために、違うところの可動域、動きとか、柔らかさを付けて、右側なら右側、左側なら左側の「負担を減らす」という方法について、お話をさせてもらいたいと思います。
手術の話とかも冒頭にさせてもらいましたけども、基本的にかばうところをちゃんと作ることができて、炎症さえ引いて、変形が止まれば、痛みというのは軽減。
もしくそこで変形をストップさせることができますので、そこは十分ご安心して下さい。
痛みというのは基本的には良くなっていきますので、ぜひ今から行う方法を試していただきたいと思います。
変形性股関節症を治す平泳ぎで肩甲骨を動かす方法
まず1つ目は「平泳ぎ」をしていきます。
立った状態でお話をさせてもらいますけども、座った状態でもどちらでも構わないですので、やりやすいほうで行ってください。
平泳ぎみたいに手をまっすぐに出します。
手の甲を上に向けていただいて、手の平は下。
この時に、肩甲骨をぐーっと引き寄せる形にしていきます。
前まで行けば一度もとに戻す。
この動きを10回繰り返していくような感じにしていきます。
「背骨」と「骨盤」と「股関節」ここの部分に関しても、本当に同時に動くような形になってくれますので、肩甲骨が動いて、動きやすい状態になってくれると、股関節の負担が減ってきます。
よく、股関節が変形している方というのは「肩がしんどい」とか「背中がしんどい」とか、「首がしんどい」という方、すごく多いです。
これがまず1つ目の方法となります。
変形性股関節症を治す腰をひねる方法
2つ目は「腰をひねる」ということをしていきます。
これも、座った状態でも、立った状態でも構わないですので、今回は立った状態で行っていきたいと思います。
腕を下の写真のような感じで組みます。
どちらが上でも良いので、このままで行っていただいて、体を左右にねじっていきます。
ここで注意してほしいのは顔は「まっすぐ」の状態です。
顔が左右に向かないようにしてほしいです。
正面を向いた状態で腕はどちらが上でも結構ですので、右ねじる、左にねじる。このような形で左右10回ずつねじっていきます。
足は固定したままで、右側にひねる、左側にひねるというような形で行って下さい。
変形性股関節症を治す足首を動かす方法
最後は「足首」を動かしていきます。
このやり方に関しては座ったままになりますので、椅子か何かに座った状態で行うようにしてください。
「足を伸ばす、足を上に持ち上げる」「足を伸ばす、足を持ち上げる」これを20回繰り返していきます。
姿勢は特に気にしなくても良いです。
別に猫背になっても良いですし、まっすぐにしてても良いので、仕事中とか、でもパソコンしながらとかでも「足首を動かす」というのはできると思いますので、これも極力大きく動かします。
早く動かすと意味がないので、
「伸ばしきる、手前に持ち上げきる」「伸ばしきる、手前に持ち上げきる」
を行ってください。
以上の3つの方法で「変形性股関節症」の痛みを取るための手順というのをご紹介をさせていただきました。
足首や腰、背中というのは、やはり「かばい合い」をしてくれます。
股関節の代わりになるところというのが、今お話した3つの部分です。
治療の中にも組み込みますし、実際患者さんにもお話させてもらっている内容を、そのままお伝えさせてもらっています。
とにかく「炎症を減らす」というのが1つすごく重要なポイントになってきます。
そうすると変形が進まずに、痛みが取れます。
あとは、それをできるだけ早くするために「かばう場所」をどんどんどんどん増やしてあげます。庇える場所を増やせば増やせるほど、痛みの解決の近道になっていきます。
ぜひ今回の方法試して下さい。
ひこばえ整骨院変形性股関節症に対する治療
ひこばえ整骨院では変形性股関節症の治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたが変形性股関節症による痛みで悩まれているならば是非下記をご覧ください。
柔道整復師 齋藤 克也監修