- 深呼吸をすると胸がピリピリ痛む
- 咳をすると痛みで呼吸が苦しくなってくる
- 重たいものを持つと痛みが強く出てくる
こんな風な症状で悩まれていませんか?
この様な症状は全て肋間神経痛の症状です。
この様な症状があると毎日とても辛いですよね。
咳をしただけ、深呼吸をしただけ、荷物を持つだけでも痛いというのは本当に痛いですね。
肋間神経痛の原因はストレスなども関係しますが、ある共通点もあるのが事実です。
原因がわかれば対策を打つことができます。
痛みを改善する為にもまずは原因をしっかりと知って下さい。
肋間神経痛って本当にいたいですし、呼吸をするだけでも辛いんです。
本当にその通りです。でも中には肋間神経痛でも病気と言う場合もあります。しっかりと判断する必要はありますね。
肋間神経痛の原因とは?
肋間神経痛は以下の3つの原因が関係しています。
- 背中の筋肉の緊張は強い
- 姿勢が悪く、肩が中に入ってしまっていること
- 呼吸が浅くなってしまうほど体の使い方が悪い
私が色々な方を見させていただいた結果、最終的には上記3つの原因が一番多いということがわかりました。
実際にこれらの3つの原因を全て取り除くことができた場合、痛みが解消できる状態になります。
肋間神経痛というのは下の写真のように肋骨の下から神経が伸びています。
背中から始まり胸や脇腹のところまで神経が伸びています。
いろいろな原因がある中で背中の筋肉や姿勢、肩甲骨の筋肉が硬くなってしまうことが多くあります。
結果的に肋間神経を圧迫して胸の前が痛むということが原因として挙げられます。
もう少し詳しく原因をご説明していきます。
1背中の筋肉の緊張が強い
下の写真を見て頂きたいですが肋間神経の上にはたくさんの筋肉があります。
上の写真は筋肉の写真ですが、これらの筋肉の下に肋間神経があります。
背中の筋肉の緊張が強くなってしまった場合、筋肉の動きがスムーズに動かないことによって神経に当たってしまいます。
結果的に胸の前や脇腹が痛むという症状になってしまいます。
2姿勢が悪く肩が前に入ってしまう
上記の解説と似ている部分がありますが姿勢が悪くなってしまうと背中の筋肉が緊張してしまいます。
普通の姿勢だと服が緩むのと同じ様に筋肉も正常の位置になります。
丸くなると
こんな風に服のしわもなくなるくらいになります。
これが圧迫をして肋間神経を刺激します。
筋肉が神経を刺激するって事です。
それと同じ様に姿勢が悪くなることによって 筋肉が圧迫されて筋肉がしびれを発症してしまいます。
そしてもう1つ考えておかなければいけない事が
肩の重みによって肩に過度の負担がかかってしまう
ということです。
片腕の重さというのは聞かれたことがあるでしょうか?
片方の腕はご自身の体重の6%ほどあると言われています60 kg の体と3.6 kg という感じですね 。
姿勢が悪くなると肩が中に入り腕が前に落ちてしまうので腕の重みを全て背中と肩が負担しなければいけません。
こんな感じで負担が肩や首によりかかってしまいます。
それによって背中にも負担がかかり、先ほど説明をした背中に負担がかかり痛みや痺れを出してしまいます。
3呼吸が浅くなってしまって肋骨の柔軟性が失われる
肋骨というのは呼吸に合わせながら伸び縮みしていきます。
肋骨の下には横隔膜と言ってハンモックのような形をしたものがあります。
肋骨が動くと横隔膜も一緒に動いてくれるのが基本です。
しかし、姿勢が悪くなってしまうと背中や肩の筋肉が硬くなってしまいます。
上記でお話をした腕の重みが常に体にかかってしまいます。
そのような状態になると肋骨の間の筋肉も柔軟性がなくなってしまうので正しく働いてくれなくなってしまいます。
本来であれば深呼吸をするために肋骨が正しく動いてくれるのに対して筋肉が邪魔をすることによって動かなくなります。
結果的に肋間神経を圧迫してしまいます。
以上を3つが肋間神経痛になってしまう原因となります。
1つだけが単体で起こるわけではなく、基本的に全てが重なって起こってしまうというパターンが一番多いです。
肋間神経痛を治すためには上記の3つを全て解消する必要があります。
3つ全てが解消できれば痛みやしびれがなくなるということです。
なるほど。確かにその通りですね。痛みが強い胸や脇腹を見ますが、そもそも神経は背中からですもんね。
その通りです。背中の筋肉の緊張を取らないと肋間神経痛は改善しないんです。
鑑別しなければいけない病気
但し、肋間神経痛は甘く見てはいけません。
鑑別しなければいけない病気もあります。
心筋梗塞
心筋梗塞の特徴は心臓が締め付けられる状態が15分間以上続く状態が主な特徴となります。
痛みが強すぎて立っていられない状態になるくらい痛みが出てしまいます。
胸が痛いとした時には次にお話しする狭心症か心筋梗塞を一番初めに疑います。
こちらも検査をすればすぐにわかるので安心してください。
狭心症
狭心症は肋間神経痛と非常に似た症状です。
ただし肋間神経痛と違うところは動作や深呼吸などで痛むことではなく急に何もしていない状態で痛みが出ることが特徴です。
心筋梗塞と同じように検査をすればすぐに分かり早ければ早いほど症状が回復します。
動作で得たものが肋間神経痛何もしていないのに痛むのが狭心症というふうに考えていただければ結構です。
帯状疱疹(ヘルペス)
帯状疱疹とはヘルペスのことで誰しも必ず持っています。
水疱瘡の菌もヘルペスですが体が弱ったり寝不足ストレスが溜まったりすると神経の上にヘルペスが出てきます。
熱の花もヘルペスの一種ですが 肋間神経の間にできると激痛が走ります。
帯状疱疹の場合は皮膚の上に水ぶくれができることがほとんどなので目で見てある程度わかります。
皮膚科などに行き薬を飲んだり塗ったりすることによって症状の改善が見られます。
乳がん
今まで私が見た中で一件だけ乳がんの方がいらっしゃいました。
肋間神経痛と同じ症状が出ていたかたに病院で精密検査を受けてもらったところ乳がんが見つかったという事例がありました。
初期の段階だと乳がんも乳房のところや脇腹のところに痛みや痺れを感じることがあります。
きっちりと検査さえすれば早期発見することができますのでその可能性もあるということを覚えておいてください。
検査をして上記の問題がないのであれば心配はいりません。
きっちりと対処をすればよくなります。
これらを含めてどのようにして肋間神経痛を治せばいいのか?
肋間神経痛を治す為には
基本姿勢を正して正しく体を使う事が重要です。
それともう一つ。
ストレッチをすることも改善への近道です。
勿論痛みが強い時はダメですが、動かせる際に是非行って下さい。
ブログはこちらからご覧になって下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
肋間神経痛の原因は様々なものがあると言われていますが大きく分けると3つしかありません。
そして、その3つも日常生活の中やストレッチを行うことですべて解消させることができます。
病気による肋間神経痛は十分に気をつけなければいけませんがそうじゃなければ肋間神経痛の痛みはきっちりとを改善させることができます。
今回の原因をしっかりとを踏まえた上で対策を打つようにしていきましょう。
ひこばえ整骨院肋間神経痛治療
ひこばえ整骨院では肋間神経痛の治療をとても得意としています。
肋間神経痛の痛みを改善させるために痛みのある部分だけでなく姿勢や使い方を全て改善していきます。
もしあなたが痛みで悩まれているならば下記を一度ご覧ください。
執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
2019年に本を出版