1年以上前から足の裏が痛い。
整形外科に行くと「足底腱膜炎ですね」と言われて湿布を出される。
軽減をしないから整骨院に行くけど痛みはあまり変わらず、今まで痛くなかった腰まで痛みが出てきた。
このままでは腰が辛くてしんどい…
こんな悩みを抱えていませんか?
実は多くの場合足底腱膜炎だから足の裏を治療すると言う事が多いのですが、実は原因は全て足の裏にあるとは限りません。
足の裏が痛いけど股関節や腰、膝なんて事もあります。
今もし足底腱膜炎で悩まれているならこの記事を最後までお読み下さい。
きっとあなたのお役に立てる事をお約束します。
足底腱膜炎とは
病院や整骨院、整体で「足底腱膜炎ですね」と言われたと思いますが、そもそも足底腱膜炎とはどの様なものなのでしょうか?
足底腱膜炎とはとても簡単に言うと、足の裏の筋肉を使いすぎる、もしくは使い方が悪い事によって炎症が広がり、痛みを伴う物を足底腱膜炎と言います。
一番最悪な状態として、我慢をし過ぎてしまい、足の裏の骨が出てしまい骨棘と言うのがでます。
それを取り除く為に手術・・・という事もあります。たかが足底腱膜炎だからと安易に考えないで下さい。
症状として
- 立ち上がりの1歩目、踵がズキッと痛む
- 朝立ち上がる時に踵が痛い
- 長時間歩いていると踵がだんだん痛んでくる
- を押すと硬いしこりの様なものがある
この様な症状や痛みが出ます。
この様な症状がある場合は足底腱膜炎を疑います。
足底腱膜炎の原因は?
多くの場合は踵の使いすぎ
として言われていますが、もし本当に使いすぎであるなら安静にしていれば改善するはずです。
しかし、実際のところは安静にそていたからと言うて必ず痛みが取れるかと言うとそうではありません。
ではなぜ痛みが出てくるのでしょうか?
実は使い方に問題があります。そして、足底腱膜炎だけでなく、違う物を併発しているから痛みが出てきます。
今から詳しく解説していきます。
使い過ぎ
使いすぎは単純に運動やマラソン、仕事では営業の方、ジャンプ競技など、足をよく接触したり頻繁に使いすぎるとなります。
オーバーユースとも言いますが、単純に足の筋力が疲労に耐えきれなくなってしまい炎症を出します。
この場合は安静にしていると痛みが改善をしますが、大元を改善しないと何度も何度も再発をします。
外反母趾、扁平足を併発する場合
足底腱膜炎で踵の痛い方に共通していることとしてもう一つ。
それは扁平足と外反母趾を併発している方に非常に多いです。
外反母趾を併発している方は歩き方が小指重心になります。
扁平足がある方も小指重心になっている方が非常に多いです。
足底腱膜炎になる方の特徴として重心の位置が悪い方が多いです。
特に重心が小指に入ると足のバランスが崩れてしまい、足の裏の体重がうまく地面に逃げません。
それによって足底腱膜に過度に負担かかってしまい踵が痛いなどの症状が出てきます。
足の疾患が元々あった方は痛みとして出やすくなりす。
股関節、腰が悪い方
同じ様に股関節や腰が悪い方に関しては、負担を軽減させるために体のバランスを崩してしまいます。
体のバランスを崩している状態になると足の負担がかかってしまい、結果的に足底の痛みが増えてしまいます。
この様な方に多いのですが、特に体の使い方が悪い為に痛みが出てしまう。
足の裏に負担がかかり結果的に足底腱膜炎になってしまう。
以上の3点が主な原因となります。
使い過ぎは勿論ありますが、いかに使い方が悪いのかで体が変わってきます。
次はこの使い方が悪い場合、どの様にして改善をするかを説明をします。
足底腱膜炎を改善する為の歩き方
上記で説明をしましたが、足底腱膜炎になる方は内股になる方が圧倒的になる方が多いです。
小指重心になる事で指を使わなくなります。
浮足と言って、足を地面につけずに踵と指の付け根をしかつけずに指先を使わない状態になります。
本来は足を3点で使いますが、浮足になると2点にしか使わずに足の裏の負担が増えてしまいます。
踵とや足の裏が痛い為に代償としてなってしまいますが、指先を地面に使う事が治す上、改善をする上でとても重要になってきます。
足底腱膜炎を改善する為のストレッチ方法
ストレッチでは足の裏をストレッチをする事が大切ですは、もう一つ大切な事は、脛、腰、股関節の柔軟性をつけることが大切なのです。
特に朝の痛みがきつい場合は晩のうちにストレッチを行っていきます。
その日の痛みや負担を次の日の持ち越してしまうと元々硬い足底が更に硬くなってしまって痛みが増強してしまう可能性があります。
だから、日中は勿論ですが、寝る前やお風呂の中、お風呂上りに行なっていきます。
一つずつ説明をしていきます。
脛の前を伸ばすストレッチ
立ったままでもいいですし、座ったままでもいいです。足の先を地面に付けていきます。
つま先を内側に向けていき、足首に体重をかけていきます。
脛の前、もしくは足首の周辺が伸びていればストレッチは正解です。
このストレッチは回数制限はないので、暇な時にどんどん伸ばしていきます。目安は1日3回。1回のストレッチを15秒持続して伸ばすのを3セット繰り返していきます。
座位ではこの様な感じでします。
太ももの後ろを伸ばすストレッチ
立位でも座位でもどちらでも構いません。まずは立った状態からします。
台やベッドに向かって足を持ち上げます。
伸ばす時には猫背にならないよにして胸から前に突き出すような感じにしていき太ももの後ろを伸ばしていきます。
寝る前や日中にすると効果があります。
座位でする場合
長座で座り、片方の足をあぐらの様にして曲げ、片方の足を伸ばします。
立位と同じで猫背にならないよにして胸から前に突き出すような感じにしていき太ももの後ろを伸ばしていきます。
寝る前や日中にすると効果があります。
股関節の柔軟性を付けるストレッチ
仰向けで寝ます。足を肩幅に開いて片足を胸に近づける様にしていきます。
この時のポイントは、近づけた方を伸ばす意識ではなく、反対の足の太ももの前が伸びている感覚になるのが一番ベストです。
お腹の前から太ももの前をんば押すの様にすると足にかかる負担が軽減するからです。
ふくらはぎを伸ばすストレッチ
このストレッチも座ったままでも立ったままでもする事ができます。
壁に立ち、足の裏先を壁につけます。
両手も壁につけてバランスを崩さない様にします。
体重を指先に乗せるとふくらはぎが伸びるのでそのまま初めは15回反動をつけて伸ばします。
最後に15秒間静止してゆっくりと伸ばしていきます。
座ってするストレッチ
片足を立てて、片足を正座する様にします。
膝を立てている方の足に体重を乗せます。
体重を指先に乗せるとふくらはぎが伸びるのでそのまま初めは15回反動をつけて伸ばします。
最後に15秒間静止してゆっくりと伸ばしていきます。
足の裏を伸ばすストレッチ
両足とも正座をします。
両足とも足の裏を伸ばすようにして足先を立てます。
この時の注意点は足裏が痛くないかと、足裏がしっかり伸びているかを確認してください。
上記5点が足底腱膜炎に効果のあるストレッチ方法です。全てしてもらうのが一番いいですが、時間を見つけて出来る事から行って下さい。
浮足を改善する為に
浮足を改善する為にはタオル運動などがありますが、足底腱膜炎の時にタオル運動をすると足の裏が痛くなって、逆効果になってしまう可能性があります。
足の裏を鍛えるのは足底腱膜炎がある程度改善してきてから行っていきます。
一番初めに行なっていくのは足の裏のマッサージを行っていきます。
下記に動画があるので、併せてご覧下さい。
?足の裏を自分の方に向けて足を組むようにします。地面でする場合は胡坐で行います。
?足底腱膜炎で痛い踵の部分は触らず、足の裏から指先に向かって真っすぐに伸ばしていきます。
この時、足の裏を5区画程度に分けていき、順番に足の裏をマッサージしていきます。
ジェルやマッサージクリームなどがあればいいですし、ハンドクリームでも代用ができるので、滑りやすいもので行って下さい。
1区画を3〜5秒程度に分けていき、ゆっくりと伸ばしていきます。
痛すぎず、気持ちがいい位で行って下さい。
足の裏が終われば次は足の甲も同様に行っていきます。
足の甲は4区画に分けていき、やり方は基本的に同じです。
1区画を3〜5秒程度に分けていき、ゆっくりと伸ばしていきます。
このマッサージを行う事で足の裏の疲労感を軽減する事できて、浮足を改善する事ができます。
ストレッチや体操等をしても改善をしない時は
この時は自分で自分の体を改善するのは難しいというサインです。
もし、上記の事を行い、10日続けて行なっても変わらない場合は自然治癒力が疲労や痛みに負けている事なので、 直ぐに専門の先生の所に見てもらいに行って下さい。
ここまで書いていますが、自分では限界はあります。まずは自分自身で行い、もし難しい様ならきっちりと治療に行きましょう。
まとめ
足底腱膜炎は以前に比べると増えている気がします。
マラソンをする方や、足を酷使する、もしくは筋肉や体の使い方が非常に悪いという方もとても多いです。
まずは足底腱膜炎の正しい知識を取り入れてもらい、そして自分でできる事と、出来なことをしっかりと見極めていきましょう。
絶対に我慢しては駄目ですよ。
この記事を読んで頂き、少しでもお役に立てればと思います。
足底腱膜炎で朝に仕事中に踵が痛い!そんな痛みが9回の施術よくなりました
来院された際の悩みは、足首を捻挫されてから庇っていて、そのまま足底腱膜炎い移行をしてしまいました。
それが平成27年12月
そこから整形外科や整骨院で治療を行っていましたが改善する事はなく、痛みがますばかりで、腰痛も出てきてしまっていました。
レントゲンでは骨棘といい、骨がめくれてしまって骨が新しくできてしまっている状態でした。
めくりきると最悪手術もありますが、まだそこまではない状態でした。
来院されたのが平成28年11月。この時には痛みはかなりひどくなっており、足をつくだけでも痛みが出てしまう状況でした。
仕事も常に歩いており、踏ん張った時などに痛みがでてしまう。そんな状態で来院されました。
たまたまインターネットで息子さんが見つけて下さい治療を開始する事になりました。
2回目の治療では、痛みが軽減しており、10の痛みが最大とすると8程度まで軽減していました。
ご本に『久しぶりに少しましだった』と喜ばれていました。
3回目の治療では腰の痛みが改善。ほとんど痛みがでなくなりました、ふくらはぎがたまにつってしまうという状態になっていました。
おそらく矯正をする事で今まで使ってこなかった所を使う様になり、負担がかかってきたのだと思います。
4回目の治療で痛みが10?5まで軽減しました。1日だけですが、朝の痛み、『ずきっと』とする踵の痛みが軽減してとても喜んでいらっしゃいました。
この時から外反母趾の治療も同時に行なっていきました。
足底腱膜炎と外反母趾はとても相性が悪く、外反母趾になると重心が外側に逃げてしまいます。
すると足に裏の負担がとても増えて、足底腱膜炎+外反母趾と一番最悪な状態になります。
外反母趾はそこまできつくなかったのですが、必要と感じて治療を平行しました。
5回目の治療では仕事中の痛みが軽減して、午前中の痛みがなくなりました。ぐっと踏ん張ると痛みが出てきてしまいますが、それ以外は大丈夫な状態にまで軽減していきました。
6回目の治療は10日程空きました、朝の痛みは0痛い日が2日だけになり、とても快適とおっしゃっていました。
この頃には腰痛は全て改善して、たまに足の裏とふくらはぎがつりそうな状態になっていましたが、痛みがさほど気にならない状況でした。
ただ、夕方15時以降になると痛みが増強してしまうというのが残ってしました。
全体的には痛みが改善しているけど、晩だけはやや痛む。後はここを改善する事を集中して治療を行っていきました。
7回目の治療と8回目の治療では朝の痛みは0に。忘れる位までに改善をしました。
仕事中の痛みもやや痛みが出る位でほとんど痛みが気にならない状態にまでなりました。
9回目の治療。この時には約10日間空きましたが痛みは再発せず。ここで一度整体の治療事体をを終了となりました。