レントゲンや MRI を撮った時に
これはすべり症が進んでいるので運動はできるだけ控えて安静にするようにしていきましょう。
これ以上滑ってしまうと手術になってしまうので痛み止めとコルセットをして様子を見てみましょう。
すべり症や分離症を怒ってしまうとこのようなことを言われることも珍しくありません。
この記事を読まれているのであればあなたもこのような経験があるのではないでしょうか?
ここで書かせてもらう内容は,すべり症が進んだ状態でどのような治療方法があるか,またどのようなことを対処すれば良いか具体的にご説明をしていきます。
すべり症とはどのような状態をいうのか
レントゲンや MRIを見られた彼らはよくわかるかもしれませんが,,すべり症というのはほとんどの場合腰に過度の負担かかったり不良姿勢によって骨が骨折します。
これを分離症という風に言いますが、分離症とは簡単に言うと疲労骨折のことを言います。
体の耐えられる力が限界を超えてしまって結果的に骨が離れてしまう様に骨折をしてしまいます。
骨と言うのは積み木の様に重なってできていますが、この積み木の部分にひびが入ってしまうためそこから前に滑ってしまうことをすべり症といます。
すべり症が起こってしまうと背骨の中の空洞が狭くなってしまうためそのせいで神経を圧迫したり関節に痛みを出したりすることがあります。
このすべり症がひどくなると脊柱管狭窄症の元となることもあります。
一番ひどい状態だと骨が前に飛び出してきてしまって治療をすることができないので手術をして骨がこれ以上前に行かないように固定をすることもあります。
今からすべり症の対処方法などの話をしていきますが、基本一度滑ってしまったものを元に戻すと言うことはできません。
しかし、すべり症がある方が100パーセント全員痛みがあるかというとそういうわけでもありません。
体の使い方や筋肉の付き方を変えることによって痛みやしびれを改善することは十分に可能です。
すべり症は実際に治すことができるのか?
すべり症を治すを言う表現が正しいかどうかわかりませんが、すべり症している部分の骨を元に戻すと言うことは基本的にはできません。
一度すべり症を起こしてしまった部分や分離症を起こしてしまった分に関してはそのままの状態を維持するようになってしまいます。
では実際にすべり症や分離症を治すと言うのは難しいでしょうか?
先ほどもお話しした通り結論から言うと痛みや痺れを取ることは十分に可能ですが骨時代を治すこと言うことはできません。
そして程度にもよりますが時間がかかるということも念頭に置いていく必要があります。
治すべき時のポイントとして3つ挙げられます
- 腰を反ったりする姿勢や体の使い方を修正する
- 過度な運動は避ける
- 痛み止めは極力使わないようにする
この3点を注意する必要があります。
治療をするポイント1 腰を反ったりする姿勢や体の使い方を修正する
すべり症になってしまった場合は、すべり症になってしまったことを悔やんでも仕方がありません。
すべり症になったことよりもそのなった原因を取り除くことが一番大切になってきます。
原因の一つとして腰の反りすぎと言うのがあります。腰の反りすぎで多く見られる姿勢としては内股の方が非常に多いです。
内股になってしまうと必ず腰を反らすような状態になってしまいます。ひとつの目安として壁に背中全体をつけてください。頭、背中、肩、お尻、太もも、ふくらはぎを全てつけ腰と壁の間に手を入れて隙間が手のひら一番分以上開く場合はそれこそユー判断をします。
もちろん中に入っているから全て内股というわけではありませんが、ほとんどの場合股関節が中に入ってる場合が多いです。
元々腰の骨は前に反っている状態になっていますが、内股になることでそのそれが強くなってしまうことで結果的に分離症やすべり症になってしまうことがあります。
腰がとってしまうことによって体の使い方が大きく変わってきます。
- 呼吸が浅くなる
- お腹と背中の筋肉の使い方が大きく変わってしまうこと
この2点が大きく他とは異なることになってしまっています。
詳しくは後述をしますが、呼吸が浅くなってしまうと姿勢をまっすぐにすることができません、それと同時にお腹の前の筋肉を使わなくなるので腰とお尻に過度に負担がかかってしまいます。
この状態が続くことによって体が限界値を超えてしまって痛みを出してしまうということがよくあります。
普段運動している人は呼吸の大切さをよくご理解しているとは思いますが、実際に自分の体の肋骨の動きが良いか悪いかの判断は正直言うとなかなかつきにくいものではあります。
1つのチェックポイントがありますので是非下記をご覧ください。
治療をするポイント2 過度な運動を避ける
すべり症になりやすい方の特徴として、必要以上の運動をしている方が多いです。
例えば、フルマラソンを何回もしていたり、トライアスロンのように遠泳、バイク、ラン。
本当に好きな方で行くとアイアンマンに出たりなど体を異常なほどを黒質と肩が非常に多い傾向にあります。
もちろん運動選手が全員すべり症になっているかというとそうではありませんが、自分の筋肉異常や体の使い方以上のことをしてしまうと体が悲鳴をあげてしまうことがよくあります。
レースがあるから休みたくなかったり、趣味として絶対に辞めると言う選択しよう取りたくない方に関しては一度休む必要はあります。
それが仕事というならばある程度仕方がない分もありますが、趣味の範囲で考えならば今後の事を考え一度運動をストップして治療や対処に専念することが必要です。
今現在の運動と今後何十年も受けて運動をする方をとるかどちらかを選ぶ必要はあります。
治療をするポイント3 痛み止めは極力使わない
痛み止めが絶対にダメと言う話をしたいわけではありません。
ほとんどの場合レースに出たい一心や運動をしたいからという理由で痛み止めを飲みながら行う肩が非常に多いです。
痛み止めを使うとどうしても無理をすることができるので、痛み止めを使いながら走ったり泳いだり運動をしてしまいます。
痛み止めが効いてる最中はそこまで問題はありませんが、痛み止めがなくなった瞬間に激痛が走るということも少なくはありません。
どうしても我慢できないときや、この時だけは仕方がないからという理由で飲まれるのは全然問題はありませんが、常用したりそれに頼りながら日常生活を送るというのは、絶対に避けなければいけません
以上3つが直す時は使用するときのポイントになりますが、しっかりと理解をした上で治療に専念するように行いましょう。
すべり症を治す為に必要な肋骨の動き
すべり症を解消する為には肋骨を改善させる必要があります。
肋骨を言われても?となる事が多いと思います。
しかし、肋骨とすべり症はとても関係する事があります。
実際に私が治療をした経験や、理論を元にお話をしています。
他の情報と全く違う場合もありますが、そこはご了承下さい。
肋骨は呼吸を吸ったり吐いたりする際に上下に動きます。
肋骨が上下に動く時に横隔膜が動きます。それと同時にお腹の中に筋肉も同時に使っていきます。
そうすると体ではどうなるのでしょうか?
肋骨が正常に動くことで本来の正常な動きがついていくので筋肉がきっちりと働いてくれるようになります。
これができることで腰の筋肉とお腹の前の筋肉が正常に働いてくれて本来の動きを発揮してくれます。
このバランスが崩れてしまった時にすべり症が進んで痛みとして出てきます。
すべり症をおこしてしまった部分からの痛みはもちろんの事ですが、その部分以外のところが悪くて痛みを発してしまうケースが非常に多いです。
肋骨の話をしましたが、特に重要なのが大腰筋と、腸骨筋です。この二つの筋肉が働かなくなると体幹を維持することができなくなってしまうため必要以上に腰に負担がかかってしまいます。
実際に肋骨の調整をすることで痛みや痺れがなくなったという事例はたくさんあります。
自分でできる肋骨の調整の方法は後ほどご説明します
痛みを取るために腰を直接治療して良いのか
すべり症になったから腰が痛む。だから腰を一生懸命マッサージされ腰の治療をするということがよくあります。
しかし腰を直接治療することによって痛みが 悪化 しまったというケースもよく見られます。
痛みのある部分を直接治療するのではなく上記でご説明した通り、痛い部分以外の治療を行うことも必要です。
私個人の意見としてはすべり症になった場合腰の治療を直接するのではなく肋骨ともう一つ背骨の矯正を行うことをお勧めします。
ストレッチの方法とたいその方法は後ほどご説明いたしますが、お腹の筋肉と考え方は一緒で腰の負担を背中に逃がすというやり方を行っていきます。
すべり症が起こっている部分はこしだとしても、カラダは全身で庇い合いながら体を使っています
背骨の動きがなくなってしまうため本来なら首、背中、腰。3つの箇所で全身をかばうような状態になっていますが、すべり症によって腰が使えなくなってしまうと、どうしても首と背中の負担が増えてしまいます。
こんな時に背中の動きや首肩の負担が増えてしまった状態をほったらかしにしていると余計に腰に負担がかかってしまいます。
負担を他の所で庇うためにも身体全身の遊びを作る必要があります。それが背骨の動きです。
すべり症を改善するための方法 肋骨の矯正
肋骨の矯正と言っても骨を直接動かしたりバキバキ鳴らすような矯正をするわけではありません。
呼吸に合わせて肋骨の動きを助けてあげるだけなので非常に簡単です。
また痛みをほとんど伴うことはありませんので心配しなくても大丈夫です。
?まずは椅子に座るか仰向けに寝るようにしてください。できれば仰向けに寝て膝を立てる状態にするのが一番ベストです。
お仕事をされている方は、いつでも寝れるわけではないので座った状態でもご説明をします。
?姿勢を整えることから始めていくので胸式呼吸で呼吸をたくさん吸い込む用にしてください。
この時に胸を思いっきりはり顎が上に上がるような状態にまで息を吸い込む用にしてください。
?一度吸い込んだら息を止めてその姿勢を維持します。顎が上がったままだと正しい姿勢にはなれないので一度顎を下に引いて元に戻します。
?その状態を維持したまま息を吐き切って下さい。ただし姿勢を崩さずに綺麗な姿勢を維持したのでキープをしてください。
?とてもしんどい姿勢だと思いますがその姿勢があなたにとって今の段階で一番綺麗な姿勢です。
?次に矯正を行っていきますが正しい状態を維持したまま肋骨の一番下に手を当ててください。
?そのまま同じように大きく息を吸い込み指を使って肋骨を上に持ち上げる用にしていきます。この際にこれ以上息が振り込めないところまで吸って最後に肋骨を上に持ち上げます。
初めは感覚がよく分からないと思いますが、何回かやっていくうちに肋骨が上に上がっていくのがよく分かると思います。
この動作を3回から5回繰り返して1日の中で3回程度行うようにしてください。特にやりすぎなどというものはありませんので時間があった時にしてもらうのでも結構です。
以上が肋骨の矯正方法になります。
すべり症を改善するための方法 背骨の矯正方法
次は背骨の矯正方法を行っていきます。
背骨を特別動かすのではなく肩甲骨と同時に動かすことを目的にして行きます
上記で行った正しい姿勢を一番初めに作ります.
次に両手を耳の真横まで上げて、耳の穴と親指が平行になるぐらいにまで手をあげます。
この際にできるだけ肩甲骨を後ろに引く用に持って行きます。
その手を顔の前に持って行くようにするのですが初めは手のひらは正面を向いていますが、前に持って行く時には手のひらが自分の方にむき手の甲が前面に向く様にしていきます。
言葉ではなかなか分かりにくいと思うので写真を同時にご覧ください。
?そして次に元の位置に戻すのですがこの時に肩甲骨を引き寄せる用にするのと背中の骨をまっすぐする様にご自身で矯正をしていきます.
単純に胸を張るような動作をしていただければ結構ですのでこの前に行ったり後ろに引いたりする動作を10回から15回程度を行っていきます。
この運動に関しても1日2回から3回程度行っていただきます。
以上が背骨を自分で矯正する方法になります。
この二つだけなら非常に簡単で効果があるのか不安だとは思いますが、肩甲骨や背骨肋骨を動かすことで痛みを軽減させることは十分に可能です。
日常の中で簡単にできると思うので一度このストレッチと体操を実践してみてください。
まとめ
今回はすべり症についてお話をしました。他の記事と違い肋骨や背骨などあまり言っていない内容を載せさせていただきました。
肋骨に関してはあまり信用できないという方もいらっしゃると思いますが、実際にこの方法を使って痛みが改善したりしびれがなくなったりするという事例もあります。
もちろん腰のすべり症なので腰自体をしっかり治療するということは決して間違ってはいませんが、今の状態で痛みが改善していないのであれば、今の状態でしびれが改善していないのであれば一度この方法を試していただきたいです。
すべり症はほったらかしにしていると手に負えない状態になり手術が必要という事例も非常に多いです。
痛みがあるけども薬を飲んでなんとか乗り切るような状態になったり、」まだ自分には大丈夫だからと何も対象をしないということがあると、どんどん進行する恐れがあります。絶対にほったらかしにせずきっちりと治療を行っていきましょう。
この記事が少しでもお役に立てればとても嬉しいです。
長い文章を読んでいただきありがとうございました。
ひこばえ整骨院 すべり症施術手順
ひこばえ整骨院ではすべり症の治療を得意としています。
基本的にすべり症があるからその部分を治療するだけでなく、肋骨や背骨の動きをつけてあり、人によったら股関節など痛みがない部分でも全身を調整することによって早期に痛みとしびれを解消させることができます。
もし今あなたが何かしら治療を行っていたり、すべり症と診断されてしまい今後どうすれば良いかわからないという方がいらっしゃいましたら一度ご相談に来ていただければと思います。