ある患者さんに

スマホで調べ物をしたり、仕事をしていると首がすごく痛くなってきます。

病院に行くとスマホネックですね。

と言われました。

何かいい対策ってありますか?

後、スマホネックってなにですか?

こんな風な悩みを持たれて来院された方がいらっしゃいました。

あなたはスマホを触っていると異常に肩こり、首コリ、もしくは頭痛の様な症状が出てしまったという経験はないでしょうか?

実はスマホネックというのはストレートネックと同じ状態になってしまいます。

この記事では、スマホが体にどのような影響を与えるのか、原因はどのようなものか?

そしてどのようにして治せばいいのかを詳しく解説していきます。

 

スマホネックとはどの様な状態のことをいうのか?

まずは下の写真をみてください。

スマホを見ているときこのような姿勢になっていませんか?

もしこのような姿勢になっているのであればスマホネックになっている可能性があります。

実はスマホネックの原因はストレートネックと同様に、姿勢不良が原因で起こってしまいます。

これらすべてよくみるパターンですよね?

知らず知らずのうちにこのような姿勢になってしまっています。

パソコンをしていても、ゲームをしていても、本を読んいても同じような姿勢になってしまいます。

スマホを使っていると症状が出ているのでスマホネックと言われているだけで、それ以外何もかわりはしません。

ご自身の姿勢を一度しっかりと確認してみてくださいね。

 

スマホネック(ストレートネック)を改善する3つの方法

スマホネック(ストレートネック)を改善するために必要なことはとてもとてもシンプルです。

  • 悪い姿勢と、正しい姿勢を自分自身で知る
  • ストレッチをして首周辺の柔軟性をつける
  • 立っている姿勢から治すために、股関節、骨盤のストレッチを行う

上記3つがとても重要なポイントとなります。

どれも重要ですので、是非一つずつ確認をしながら見てくださいね。

 

悪い姿勢と正しい姿勢を自分自身で知る

悪い姿勢も?

と思われるかもしれないですが、正しい姿勢を自分自身で知るためにはまず自分の姿勢がどう悪いのかを確認する必要があります。

どういう事かといいますと、正しい姿勢を知ったところで、自分の悪い姿勢を認識できなければ気を付け様がないからです。

『今姿勢が悪いな、また正しくしよう』

この発想がないと正直とても難しいです。

悪くなければ基本的に人は治そうと思えないので、まずは自分の姿勢がどの様に悪いのかを確認する必要があります。

先ほどご覧になった姿勢になっていないかを確認します。

出きれば自分の不良姿勢がどの様になっているかを鏡、カメラ撮影、ご家族の方にみてもらう

などの様に客観視できる状態を作ってもらいます。

普段の感覚が今のあなたの状況なのでその感覚を覚えてください。

 

正しい姿勢を自分で知る

次に正しい姿勢を行います。

下の写真をご覧ください。

見た目すごくきれいですよね?

この姿勢ができればスマホネックも頭痛もきっちりと改善することができます。

ポイントがいくつかあるので説明をしていきます。

 

座り方、スマホ(タブレット)を持っているときの姿勢

デスクワークだったり、1日座って何かを行っている方は、この方法を是非覚えてください。

姿勢をよくするためのポイントとして

  • 骨盤を立てる
  • 顎を引く
  • 手のひらを上に向ける

この3つのポイントを理解してください。

下の写真のように、耳の穴と、肩のラインができるだけ1直線になるようにします。

この姿勢を取ることで首と肩の筋肉が安定します。

次に骨盤。

下の写真のように浅い座り方を骨盤が寝るといいます。

本来は骨盤を立てたいので、正しい姿勢のように骨盤をまっすぐにしていきます。

骨盤が立つ状態になると顎も猫背も正しい状態になります。

正しい状態になることでスマホネックもそれによる頭痛も改善します。

 

悪い姿勢を改善するためのは手のひらを上に向けることがとても重要です。

一度手のひらを上に向けてください。

手のひらを上に向けることで肩が開いてくれるのがわかりますか?

姿勢を正しくするために肩が中に入ると姿勢はまっすぐにできません。

手のひらを上に向けることで肩が開くので、骨盤が立ち、綺麗な姿勢を維持することができます。

次に下の写真をみてください。

タブレットで正しい持ち方をしていますが、この様に

目線が正面に来るようにすることがスマホネックを改善するうえでは大切です。

『こんな風に持てないよ』

と言われると思います。

実際私が見る患者さんも最初はそのようにいいます。

しかし、この姿勢を維持したままスマホ、タブレット、本などを意識して姿勢を正すととても楽ということに気が付かれる方が非常に多いです。

自分で気が付くと先ほどお話をしたみたいに、自分でどんどん意識的に治そうとします。

楽になると体も嬉しいので余計にいい状態になります。

体いい状態を覚えていくと、悪くなった時の感覚が鋭くなるので悪くなりにくい状態になります。

そのような理由で悪い状態といい状態を自分で知ってほしいのです。

 

日常の立ち姿勢、歩き方

歩き方をする前にまずは立ち姿勢からお話をしていきます。

普段立ち姿勢が悪い方は下の2つの写真のようになっています。

上の写真のどこが悪いの?

と思われそうですが、顎だけが前にでているのはわかりますか?

一見胸を張って悪くないように見えますが、顎だけが前に出ているので姿勢が悪い状態と同じようになってしまいます。

この写真両者ともに不良姿勢となります。

ぱっと見目はそこまで悪くなさそうですが、実際にはあまりよくない姿勢でもあります。

正し姿勢というのは

この写真のように耳、肩、股関節、膝が1直線になっているのが理想的です。

わかりにく場合は壁に体をすべてつけて下さい。

このように真っ直ぐな姿勢になっていると一番理想です。

常にこの姿勢は無理だ!

とまた声が聞こえてきそうですが、その通りです!ずっとは無理です。

私も知っていますがこの姿勢を常に意識するのは無理です。

だからこそ、こそ姿勢を常にするのではなく、今悪い姿勢になっているからまた正しい姿勢をしないと。

と気が付く時間が増えればそれでいいのです。

常にするのが理想ですが、そうもいかないので、気が付いたら正しい姿勢に戻す。

という意識をもってください。

何度も気が付くことが何よりも大切になるのです。

以上が姿勢を正しくするための基礎的な方法になります。

 

スマホネックを改善するための肩、肩甲骨のストレッチ方法

次にお話をするのが、肩、肩甲骨周辺のストレッチ方法です。

スマホ猫解消するためには、ストレッチを行うことがとても有効です。

動画でもご紹介していますので併せてご覧になって下さい。

できれば湯船には必ず使い寝る前もしくはお風呂上がりには最低でも1回ストレッチを行ってください。

手のひらを上に向けて猫背を解消する方法

ストレッチの中で1番大切になっていくのが手のひらを上に向けると言う動作です。

上記の説明で手のひらの中に入ってしまうことによって猫背が助長すると言うお話をしました。

反対に言うと手のひらを上に向けることができれば姿勢が良くなると言う事でもあります。

下の写真のように手のひらを目一杯外側に捻るようにしてください。

小指側が天井に向くくらいまで捻ることがポイントです。

肩甲骨を開きながら外側に握る状態を10回から15回繰り返すようにしてください。

この動作を行うことで胸が大きく開くことがわかると思います。

隙間の時間に行うこともできるので積極的にどんどん回数を行ってください。

 

手のひらを上に向けながら胸を開くストレッチ

上記で行った上に向けるストレッチをしながら胸の前を伸ばしていくストレッチをしていきます。

下の写真の様に手を壁につけます。

ここでのポイントとして

小指側が出来るだけ上に向く様にする事

小指側を上に向ける事で胸の前、腕の付け根も全てストレッチされます。

行なって頂くとよく伸びるがわかると思います。

体とできるだけ平行にして頂き、腕から胸の前をストレッチしていきます。

 

手のひらを後ろで組んで肩甲骨を伸ばすストレッチ

写真のように後ろで手のひらを組んでください。

腕を上に持ち上げていくので同時に胸を大きく張るようにしていきましょう。

そしての時、手首を返して手のひらが真後ろに向けるように手首をひねっていきましょう。

手のひらを真後ろに返すことによって肩甲骨はもちろん腕の前側も一緒にストレッチすることができます。

これらのストレッチをすることによって肩甲骨周りと肩周辺の筋肉が柔らかくなるのでスマホネックには効果あります。

 

以上3つのストレッチ方法をお伝えしました。

下記に電話でもご説明をしていますので、一緒にご覧下さい。

 

 

股関節と骨盤まわりのストレッチを行う

 

スマホネックに足が関係あるの?

と思われる方も多いと思います。

しかし上記でお話しをしたように、骨盤が寝てしまうことによって背骨が曲がってしまい首が前に出てしまうというのがスマホネックの特徴です。

骨盤から下をストレッチすることによって骨盤が正しい位置に戻ってくれます。

そのことによって上半身が安定することになるので、骨盤から下のストレッチは必須になります。

 

太ももの後ろを伸ばして骨盤を立てるためのストレッチ

 台の上に足を伸ばして座ってください。

できるだけ胸を張って正しい姿勢で体を前に倒してください。

両方の手を膝の上に置き、上半身を前に倒すのと同時に上から膝を軽く押さえつけるようにしてください。

膝を伸ばすことが1つの目的なのでできるだけ伸びるような状態でストレッチしていきましょう。

左右必ず均等に行っていただき、朝と昼に関しては15回反動ををつけてストレッチしてください。

寝る前などが15秒間以上継続的にストレッチを行ってください。

 

アキレス腱を伸ばして足首の柔軟性をつけるストレッチ

下の写真のように片足を正座、反対の足を膝立のようにして座ってください。

両手を床につけながら体重を前に乗せていってください。

ふくらはぎからアキレス腱がストレッチされていればうまくできている証拠です。

このときの注意ポイントとして膝が足よりも内側に入ったり外側にはみ出てしまったりしないようにして必ず足の中指で膝が一直線上になるようにしてください。

体が捻れてしまうと、骨盤と股関節もずれてしまうので効果がありません。

上記のストレッチと同じように、朝と昼に関しては15回反動をつけて寝る前に出るのは15秒間以上を継続的にストレッチをしてください。

 

腰をひねるストレッチをして骨盤を正しい位置に戻す

仰向けになり寝て下さい

手のひらは大の字にしてひねる方の膝を曲げ、足の裏が反対の膝のお皿の上に置くように曲げていきます。

足の裏の膝からこのれないようにしながら腰をひねってください。

この際に足を倒した方と反対側に顔持っていくと肩甲骨まで全てストレッチできます。

 

以上3つのストレッチをお勧めします。

上半身だけでなく骨盤や股関節周りをストレッチすることによって正しい位置に体を戻すことができます。

スマホネックを直す際には非常に重要な部分ですので今回お話しした姿勢と6つのストレッチを実践してください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はスマホネックで頭痛を感じてしまう方に対応できる対策を3つお伝えしました。

 1人1台。必ずスマホ持っているという時代に入り、昔では本当に考えられないような光景が今はありますよね。

便利になった分だけ体にかかる影響と言うのも計り知れなくなったのも現実です。

スマホネックは正しい治療方法と対策をすれば必ず改善することができます。

諦めずにきっちりと治療をしていきましょう。

 

ひこばえ整骨院のスマホネック、ストレートネックの治療方法

ひこばえ整骨院ではスマホネック、ストレートネックの治療をとても得意としています。

痛みや悪い部分だけではなく、体全体を診て判断をして悪い部分を治療していきます。

もしあなたが悩まれているなら一度下記をご覧下さい。

 

電話: 0798-63-3200

パソコンからの予約はこちら