ストレートネックって聞いたことありますか?
現在ではストレートネックになっている方は非常に多いです。ストレートネックとは一体なんなのでしょうか?
本来首の骨は湾曲があります。写真を見ていただくとわかりやすいと思いますが、30度程度の湾曲があります。
これが正常な角度です。
ストレートネックの方はこの湾曲が著しくなくなった状態のことを言います。ほぼ平らになっている状態です。
下記の写真がストレートとネックと正常の状態です。
ここではストレートネックの原因と対処方法、整骨院、整体院で治るかどうかの説明をさせてもらいます。
原因1スマホ、パソコンのやりすぎによる不良姿勢
スマホはほとんどの方が1台 持っています。携帯ゲームもしかり、パソコン。不良姿勢になる事が格段と増えています。
ですので首が頭から落ちてストレートネックになりやすくなります。
下の写真を見てください。
これだけの姿勢で首に負担がかかります。
本当に姿勢が悪い方は45・60度位まで首の位置が悪くなります。
そうすると筋肉が硬くなり、結果後ろに引っ張りストレートネックが出来上がってしまします。
原因2 スポーツによる障害
バレエやフィギュア、ダンス
格闘技
スキー、スノボー、車の衝突
などから起こることも多くあります。
バレエやフィギュアは回転をするために首の湾曲を減らして回旋をしやすくします。一見姿勢が綺麗に見えますが実は逆にストレートネックを助長します。
格闘技は体を守るために丸い姿勢をとります。
例えばラクビー、アメフト、柔道は首を守るためにうつむきになりますですのでストレートネックになりやすいです。
スキーやスノボーも同じです。態勢を低くする為に起こったり、後は転倒時になることもあります。
色々とありますが発症は同じです。
原因3 加齢老化によるもの
関節の変形からストレートネックになる事があります。椎間板の中身のお水がへってもなります。
この場合は多少仕方がない部分もあります。
ストレートネックのタイプ
1猫背・姿勢不良
ストレートネックのほとんどはこのタイプになります。猫背で姿勢不良によるものです。
これは顎が前に突き出た姿勢となり、首を真っ直ぐにします。背中がさほど丸まってないように見える「肩巻き猫背」の場合もあるため本人に猫背の自覚がない場合もあります。
2背骨の彎曲が少ない
実は一見姿勢の良い人にもストレートネックの場合があります。バレリーナやダンスアイススケートなどをしているひとたちです。
このタイプは首だけでなく背骨全体が真っ直ぐになることも多いです。
背骨全体が真っ直ぐになるので、見た目的には姿勢が良く見えるのです。
他にも、生まれつき背骨の彎曲が少ない人もこのタイプです。
3骨盤・股関節の歪み
骨盤や股関節に歪みがある人の場合、それを補うために背骨全体のバランスが変わります。
骨盤が前後に傾いていたり、股関節周りの筋肉が硬くなっていると背骨全体の彎曲に影響が出てしまい首の生理的な湾曲もなくなり、ストレートネックとなります。
4足歩行による弊害
足の疾患からもストレートネックに繋がる場合があります。外反母趾、扁平足、浮き足。中でも最近多いのは足の指が地面につかず、浮いているタイプです。
一見ストレートネックとは関係ないように思えますが、足の形は立ち方や歩き方にも影響があり、それが骨盤の傾斜にかかわり、首の湾曲に繋がるのです。
足の疾患⇒骨盤が歪む⇒姿勢が悪くなる⇒ストレートネックになる
この様な順番でストレートネックにつながります。直接すぐにそうなるわけではありませんが、時間の経過と共にストレートネックがなります。
ですのでストレートネックの方でも首だけでなく股関節や足も一緒に診ていくわけです。
ストレートネックの症状
ストレートネックの症状としては以下のものがあげられます。
頭痛
肩こり
首の痛み、首が動かない
頚椎症、椎間板症
上が向きにくい
めまい、ふらつき
手のしびれ
頻繁に寝違える、枕が合わない
自律神経失調症、うつ
※ストレートネックでも無症状の場合もある。
これが全てではないですが、大きな症状として上記があります。
もし、この様な症状が3ヶ月以上続くとストレートネックを疑ってもいいかもしれません。
整体でのストレートネック治療
単純な首こり、肩こりと間違われやすいストレートネック。いつものように「肩が凝ったからマッサージ行こう」という感覚では一生治りません。
筋肉性の疲労だけであるなら、ストレッチやマッサージだけで緩和させることができますが、ストレートネックは首や肩の筋肉だけの問題ではありません。
背骨全体を支える筋肉の緊張をとり、歪んでしまった体のバランスを整えることで、正しい姿勢をとれるよう土台を作る必要があります。
土台を作りながら普段の姿勢を正して、日常生活での悪循環を改善し、背骨の湾曲を元の状態に戻していきます。
加齢による水分の減少が原因のものは湾曲戻すことはできませんが、首以外の背骨の部分や股関節の動きをつけることで、症状を改善させることができます。
中でも日常生活で気をつけるポイントが重要ですのでお話ししていきます。
ストレートネックの日常生活でできる対策
姿勢
基本的にうつむき姿勢、前かがみ姿勢がストレートネックの原因です。顔が前に出ていると気付いた時に、2〜3?後頭部を後ろに引きましょう。
スマホを見る時の姿勢
座って使用する場合は椅子に深く腰掛け、背中をできるだけ真っ直ぐにして扱うようにしましょう。
立って使用する場合は必要以上にスマホを覗き込んだり、背中を丸める姿勢をとることを避けるよう心がけましょう。
また、長時間同じ姿勢のままスマホを使用する場合も、姿勢を崩し、ストレートネックを引き起こす要因となります。定期的にスマホの使用を中断し、姿勢を変えることが必要です。
パソコンを使う時の正しい姿勢
ディスプレイまで40?以上
画面は水平視線より下に設置する
上腕が垂直、肘が90度以上で自然に手が届くよう机の高さを設置
腕は机か椅子の肘置きで支える
椅子の高さは足裏全体が床に接する高さ(足がつかない場合は足置き台を利用する)
机、椅子の選び方
・机は60〜72㎝、で調整できるものを選ぶ
※調整できない机の場合は65〜70㎝のものを選ぶ
・椅子は37〜43㎝で調整できるものを選ぶ
タオル枕で矯正
タオル枕
バスタオルを一枚用意して、四つ折りにたたみ、それを端から丸めて完成です。
これを首の真下に置き、仰向けで寝るだけです。
ほとんどの方が自分に合ってない枕を使っています。睡眠姿勢を改善することはストレートネックだけでなく、それに付随して起こる肩こり、首こりにも効果があります。
とても簡単なのでぜひ実践してみてください。
胸を広げて背骨を動かすストレッチ
両手を後ろに組みます。
息を吐きながら、胸を反らしていきます。同時に後ろで組んだ手上へ持ち上げていきます。
その状態のまま2〜3呼吸します
息を吐きながらゆっくり戻し、手を解きます。
この体操を5回繰り返します
※無理せず行える範囲でやりましょう。
股関節の動きをつけるストレッチ
股関節の動きが少ないと骨盤の歪みにつながり、背骨全体の湾曲に影響がでます。そのため股関節にうごきをつけることも必要です。
仰向けになります。
片方の膝を抱えます。この時反対の足の膝裏が地面から離れないようにします。
呼吸を止めずにそのまま20秒ほど維持します。
抱える膝を入れ替え、同様に行います。
これは左右で1セット1日朝晩2回行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?ストレートネックと聞くと一生治らないと思っていたかもしれませんが、きっちりと治療、姿勢を整えていくと改善していきます。
短期間で症状改善が現れるわけではありませんが、少しずつしていけば必ず改善します。何事もそうですが
継続すること
が一番大丈夫です。これを見られている方もできる限りの事でいいですからしてみてください。もしも自分では・・・
という場合は整体院や整骨院を利用してみて下さい。
ひこばえ整骨院のストレートネックの治し方
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