「テニス肘」は スポーツだけでなく、デスクワークや日常の動作でも発症することをご存知ですか?痛みを放置すると、日常生活にも支障が出ることも…。今回は簡単にできるストレッチ方法を3つご紹介します!毎日少しずつ詰めて、痛みのない生活を目指しましょう。
テニス肘のストレッチと原因|痛みの改善方法を解説
テニス肘の原因|デスクワークやスポーツで発症?
肘に負担がかかる動作(ラケットを振る、タイピング、重量物を持つ など)が原因としてあげられます。
デスクワークの方での長時間タイピングでも、肘に炎症が起こることがとても多いです。
特に手首の位置によって、肘への負担が変わります。
運動中は手首のスナップを効かせすぎると肘に負担がかかることがあります。
実際に、犬の散歩でリードを強く惹かれることで、手首を酷使し、テニス肘を発症したケースもあります。
パソコンの場合では、下の写真のように手首を折り曲げた状態で使っていると、肘にかかる負担が多くなってしまいます。
(椅子が高い低いなどによって変わってきます。写真をわざとやっているので、不自然な感じがありますが、ご了承ください。)
なぜならば、指先の筋肉はほぼ全て肘から出ていることが多いからです。
指を使いすぎたり、手首を使いすぎたりすることによって、肘の負担が大きくかかりすぎてしまいます。
試しに指を動かしてみてください。
肘が筋肉が動くのがわかるでしょうか?
このように指先と肘は大きな関係性があるので、治すときにはそこからしっかりと考えてみる必要があります。
テニス肘の主な症状
- 肘の外側の痛み
- 物をつかむと痛い
- ドアノブを回すだけで痛む
- じっとしていてもズキズキ、だるい感じがする
このような症状がとてもよく見られます。
特にじっとしていてもズキズキしたりだるい感じがする場合は炎症を持ってることが多いです。
【専門家が解説】テニス肘のストレッチ3選|簡単にできる痛み改善対策
① 前腕伸展ストレッチ
やり方:腕をまっすぐ伸ばし、反対の手で手の甲を軽く引っ張る(指先が下を向くように)
伸びる場所:下記の赤丸の部分(肘の痛みを感じる部分)
ポイント:「痛みが出ない範囲でゆっくり10秒間キープしましょう」
②前腕屈曲ストレッチ
やり方:「腕をまっすぐ伸ばし、反対の手で手の平を軽く引っ張る」
伸びる場所:下記の赤丸の部分
効果:「前腕の筋肉を伸ばし、痛みを和らげる」
ポイント:「痛みが出ない範囲でゆっくり10秒間キープしましょう」
③ 中指のストレッチ
やり方:「腕をまっすぐ伸ばし、反対の手で手の甲側に中指を軽く引っ張る」
伸びる場所:下記の赤丸の部分
効果:「痛みのある部分とは反対の前腕の筋肉を伸ばし、痛みを和らげる」
ポイント:「痛みが出ない範囲でゆっくり10秒間キープしましょう」
テニス肘の ストレッチは、1日3回が目安です。
特にデスクワークの方は、仕事の合間に取り入れると痛みの軽減につながります。
テニス肘のストレッチで注意点|やってはいけないこと3つ
ストレッチはとても効果的ですが、以下のような状態は絶対にしないでください。
- 痛みが強いときは無理に伸ばさない
- 1回で効果を求めず、継続が大切
- アイシングやマッサージと併用すると効果的
- ストレッチが終わった後に痛みが持続する場合は中止する
このような場合は、そのストレッチの方法があなたに合っていない可能性があります。
ストレッチは無理に行うものではなく、痛みを感じた場合はすぐに中止し、無理なく続けることが大切です。
テニス肘の医学的な解説は日本整形外科会のページをご覧ください。
また、当院が書いたおすすめの記事を下記にまとめておきます。
早期改善には整骨院での施術もおすすめ
自宅ケアだけで改善しない場合は整骨院での施術が有効です。
テニス肘は早期に治療を始めることが改善への近道です。
当院では、肘だけでなく、手首や肩、姿勢の調整なども含めた総合的なアプローチを行います。
どのような怪我でもそうですが、早期に発見して早期に治療する。
症状が悪化する前に、セルフケアと治療を並行して行うことが大切です。
まとめ|テニス肘は、早期ケアが大切!
ストレッチを毎日続けることで、痛みの軽減が期待できます。
しかし、「なかなか改善しない」「日常生活に支障がある」と言う形方、専門的な施術を受けるのも1つの手です。
当院ではあなたに合った最適な日をご提案します。
詳しくは下記からご覧ください。