テニス肘の痛みを軽減するためのお勧め。テーピング、アイシング、マッサージ

齋藤の言葉

テニス肘の痛みを解消するには?テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、肘の外側に痛みが生じる障害で、特にテニスをする人に多いですが、デスクワークや家事などでも発症します。セルフケアとして最も有名な方法がストレッチですが、それだけでは不十分な場合もあります。今回は ストレッチ・アイシング・テーピング という3つの対策を中心に、テニス肘の改善方法を詳しく解説します。

 

テニス肘の原因とは?悪化する人としない人の違い

テニス肘は、肘の腱に繰り返し負担がかかることで炎症が起きることが原因です。

写真を見ていただくとわかりますが、肘についている筋肉は腕に行っている部分がほとんどです。

テニス肘で腕の筋肉が指についていると言う図

テニス肘で腕の筋肉が指についていると言う図2

指をグーパーしながら動かすと肘が動いているのがよくわかると思います。

指先をよく使う人や手首をよく使う方は、運動関係なく、テニス肘になりやすい理由です。

パソコンの作業している方なども、指をよく使い力が入りすぎているとテニス肘になります。病名はややこしいかもしれませんが、原因は同じになります。

悪化しやすい人とそうでない人の違いは、 日頃のケアと負担のコントロールにあります。

【悪化しやすい人の特徴】

•痛みがあってもそのまま運動を続ける

•ストレッチやケアをしていない

•アイシングを適切に行っていない

【悪化しにくい人の特徴】

•運動前後にストレッチを行う

•違和感が出たらすぐに適切なケアをする

•アイシングやテーピングで負担を軽減

テニス肘の特徴として治りにくく、再発が非常に多い疾患でもあります。

初期の段階でできるだけ対策をして我慢をしながら動作をしていると必ず悪化をするので本当に注意をしましょう。

テニス肘を改善する3つの対策

1. テニス肘を改善する正しいマッサージ方法

目的: 硬くなった前腕の筋肉をほぐし、肘への負担を減らす

やり方:

1.患部は直接押さず、周辺を皮膚を摘むかんじで

2.指で筋肉を軽く持ち上げながらつまみ上げるマッサージ

3.腕を全体行う

ポイント:

痛みのある部分を直接揉むと悪化することがあるので、 前腕の筋肉 を中心にマッサージしましょう。

2分50秒辺りからマッサージ方法が始まります。

 

2. テニス肘の痛みを改善する適切なアイシングのタイミングと時間

目的: 炎症を抑え、痛みを和らげる

やり方:

1.運動後すぐ に、肘の外側(痛む部分)に氷を当てる

2.15〜20分 を目安に冷やす

3.直接肌に当てると凍傷のリスクがあるため、タオルを1枚挟む

ポイント:

1日に2〜3回、痛みが強い時期は こまめにアイシング することが大切です。

また、お風呂に入る前にアイシングをすると効果的です。

お風呂上がりに行うと冷えすぎてしまい、逆効果になるので注意をしてください。

3. 肘にかかる負担を最小限に抑える適切なテーピング方法

目的: 肘の動きをサポートし、負担を軽減する

やり方:

1.伸縮性のあるテープを用意*(幅5センチ)

おすすめのテーピング

2.手首から肘に向かって 前腕の外側に沿うように貼る

3.肘の外側、内側、手首に貼る(肘は25センチ、手首は15センチ)

ポイント:

•テープを強く引っ張りすぎない

•貼る前に 皮膚を清潔にして 剥がれにくくする

 

3分弱で終わるので参考にして下さい。

セルフケアで改善しない場合はプロの手を借りるのも1つの方法

セルフケアを続けても痛みが長引く場合、専門家に相談することも大切です。

順番的には

  1. 整形外科でレントゲンを取り異常がないかを確認する。ほとんどの場合、レントゲンには異常がないことがあるが、本当に稀に炎症反応が見えることがある。
  2. 整骨院など国家資格を持っているところでケアをする。
  3. セルフケアをする

このような形で治療を行っていくのが1番確実です。

整体院等、資格を持っていない無資格施術が非常に多いです。

事故の件数も増えているので、必ずホームページを確認して国家資格を持っているかどうかを見るようにしましょう。

 

【まとめ】テニス肘を1日でも早く治すための方法

テニス肘は冒頭でお話しさせてもらったみたいに治りが非常に悪いのと再発を繰り返しやすいです。

ただしっかりとケアをして正しい方法で治療すれば確実に良くなる怪我でもあります。

手順としては

•ストレッチ・マッサージ で筋肉をほぐし負担を軽減

•アイシング を適切なタイミングで行い炎症を抑える

•テーピング で肘のサポートを強化

セルフケアをしっかり続けることで、テニス肘の回復を早めることができます。

もし痛みが長引く場合は、専門家に相談することも検討しましょう!

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