半年前以上から頭が痛い。お風呂に入ったり、体が温まると痛みが軽減するけど、朝になるとまた痛い。
そんな頭痛で悩まれていませんか?レントゲン、MRI,CT等を撮っても原因がわかならい。実は頭痛のほとんどは頭に原因はないのです。
もし今あなたが頭痛で悩まれているならきっとこの記事はとても役にたつ事でしょう。頭痛の原因や、対処方法などを詳しく解説しています。
頭痛の原因は実は首や肩にない事が多いのです
意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、頭痛の原因として、肩こり、首コリ、姿勢などは上げられます。
勿論そうなのですが、それだけではないのです。レントゲンやMRI,CTで異常があればそれを取り除けばいいのですが、そうではなく、実際にはそれ以以外の原因も沢山あります。
その原因を今から詳しく解説いたします。
頭痛の原因
まずは上記の表をご覧下さい。
ドーン・A・マーカスさんと言う神経科の専門医の方が2003年にまとめたデータです。
この表からわかる通り、ストレスが一番、そしてまぶしさ、食事を抜く、睡眠の変化、におい、気候の変化等が20%以上もの割合を出しています。
MRIやCTを撮っても何も異常がない場合はこれらを疑います。
勿論肩のコリ、首のコリはありますが、それらの共通していることは
姿勢
です。
姿勢だけは切っても切り離せないものなで、原因と姿勢のお話もさせてもらいます。
頭痛の原因1 ストレス
ストレスは今の社会においては絶対といってもいいくらいストレスはたまります。
ストレスを一切溜めないと言うのはまず難しいです。ではどうすればいいのでしょうか?
ストレスを発散する方法を持っておく
基本的はストレスは貯まるものです。私も多少のストレスを感じています。
ストレスを発散する方法はどんなものでもいいです。
運動、睡眠、漫画、ゲーム、ショッピングなど、自分が休みの日やストレスを忘れる事ができる状態になれば一番ベストです。
ストレスが溜まると自律神経が乱れてしまいます。
乱れると体が休みたいときに休む事ができず、動きたい時に反対に安静状態になってしまいます。
その際に頭が混乱してしまいます。
この体はどうしたいの?
その結果、頭痛と言う状態になってしまいます。
まずはストレス解消方法を自分なりに見つけて下さい。
頭痛の原因その2 ブルーライト
オフィスの蛍光灯、PC画面のブルーライトにより目に入る光の量を調整する網膜が過剰に働いたりして眼精疲労として頭痛がする場合があります。
携帯電話やタブレットなどもこれに当てはまります。
夜暗い所で見ると体が安静状態になるけれど、目だけはギラギラとするのでそれが一つの原因となります。
また、同時に、目に入る光の量に脳の情報処理能力が追いつかなくなり頭痛を起こす場合も考えられます。
ある程度は慣れて行きますが、一度これらの作業を止めるのが一番です。仕事では仕方がないですが、スマホやタブレット等の見る時間を減らしてみて下さい。
もし、それで頭痛が改善するならまぶしさ、光によるものです。
しかし、2週間程度行い、もし改善しない場合は以下の原因が考えられます。
・紫外線アレルギー
主に屋外で活動した際に起こるもので、日差しの眩しさと涙が出て、目が開けられなくなり、頭痛が起こります。
目の充血や焼ける様な熱さを感じ、中には吐き気を伴う場合もあります。
・ドライアイ
目が乾燥してしまう疾患で、目が開けられなくなる程強い乾燥やゴロつき感があります。
酷いと頭痛を伴います。まばたきの量が多くなり、角膜炎や結膜炎にもなりえます。
・自律神経失調症・うつ病
自律神経失調症の病状の1つに光が眩しく感じられる症状があります
自律神経は、光の調節を司っていてその機能が低下することから瞳孔の調節が正常に働かなくなります。
瞳孔が開きっぱなしになり、光が多く入る事から眩しく感じられます。
結果、そこから頭痛を起こしてしま場合もあります。
もし、これらの症状が現れる場合は、眼科などで検査を受けることをおすすめします。
頭痛の原因その3 食事
次は食事を抜く事です。意外と朝を抜く方が多いです。当院に来られる方でも2〜3割程度の方は朝食を抜かれています。
ではなぜ朝食を抜くと頭痛がでるのでしょうか?
その理由は、空腹になると血液中の血糖が低下して、低血糖になるからです。
血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が低くなると、身体はそれを適正なレベルにまで戻そうと働きかけ、アドレナリンなどのホルモンが分泌されます。
そうすると、体脂肪が分解されて遊離脂肪酸が血液中に放出されて濃度が高まります。
この「遊離脂肪酸」は、血小板の凝集を促進したり、脳血管壁を傷つけたりして、活性酸素を発生させる原因となるんでしたね。
そしてこの「活性酸素の発生」が偏頭痛の原因となるんです。
特に女性の場合は、「痩せたいから」とか「忙しいから」という理由で私のように朝食を抜いている場合が多いと思いますが、あなたが偏頭痛持ちの場合であれば、 できるだけ朝食抜きはやめた方が良いです。
例え痩せたりしたとしても体の中では悪い事が起きてしまうからです。
なお、食事の量が少なすぎても、もちろん低血糖がおこりやすいので、朝食はもちろん三度の食事はしっかりととるようにした方が良いです。
晩御飯に関して朝、昼に比べて多少少ない量でもいいですが、朝と昼はしっかりと食べましょう。
理想は朝3、昼4、晩3が一番理想な状態です。
昼食が一番多いのがいいですが、仕事の際に食べると眠たいと言われる方もいますので、朝4、昼と晩を3にしても構いません。
もし、晩が遅いなら1日の中の2割程度にしてもらっても構いません。
頭痛の原因その4 睡眠の変化
次の頭痛の原因して考えられる物は、睡眠の変化です。
睡眠不足の方、常に体を覚醒状態にある傾向です。
理想の睡眠時間は6時間〜7時間と言われています。
睡眠時間が少ないと頭は眠たくて眠りたいのに、体は何とかして起きないといけないという状態が続きます。
この時に大事なのが自律神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれます。アクセルとブレーキの様な役割をします。
眠たいなと感じる時は副交感神経(ブレーキ)が働きますが、何とか起きないとと思うと交感神経(アクセル)を常に踏んでいる状態なので、頭が混乱をします。
だから頭と体がついて行かないので混乱して頭痛という状態に体がなってしまいます。
理想の睡眠時間と起きるタイミングは表をご覧下さい。
睡眠は平均90分周期でレム睡眠とノンレム睡眠とに分かれます。
夢を見ている状態をレム睡眠です。このレム睡眠の時に目覚めるととてもリラックスできますし、目覚めもすっきりします。
どれだけ少なくもて3時間を切ってはいけません。3時間以下だと成長ホルモンが出ないままで睡眠が終わってしまうので、理想は成長ホルモンが出ている状態で睡眠をします。
ですから、7時間寝るなら6時間かもしくは7時間半に起きるのがいいです。
睡眠の時間や睡眠の質を高めながら取ることで頭痛を軽減する事ができます。
1つの目安として90分周期で睡眠をとって下さい。
頭痛の原因その5 匂い
意外かと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、匂いはとても重要なのです。
頭痛の原因として匂いは関係します。
匂いの中でも
香水、たばこ、廃棄出す、芳香剤、加齢臭、動物、柔軟剤、煙
この様な臭いで頭痛が出る事があります。
自分ではコントロールできない部分でもありますが、自分の取って不快な匂いの場合は頭痛となります。
臭いで頭痛が出るメカニズム
?不快な匂いをかぐ
?その匂いがストレスと感じる
?匂いがストレスと感じる為、精神を安定させる為にセロトニンが放出される。
?セロトニンは血管を収縮させる役割があるので脳の血管が収縮する
?セロトニンはするに血管の外に出る為に反動で血管が拡張します。
?急に血流が上昇するので頭痛が出てくる。
この様な順番で頭痛が出てきます。
一番はその匂いを嗅がない事がいいのですが、どうしようもないこともあります。
その場合は口呼吸はとても有効な手段です。
しかしこれにもデメリットがあります。
口の中が乾燥して唾液が出にくくなり、口臭が出やすい
ウイルスをたくさん含んだ外気を直接吸い込むため、病気になりやすい
鼻の周囲の筋肉が使われないため、顔がたるみやすい
このようなデメリットもあります。
匂いいが不快な場合に起こるので、この原因として栄養素の問題もあります。
詳しくは下記をご覧下さい。
頭痛の原因その6 気候の変化
次の原因は気候です。
『気候なんでどうしようもないじゃん?』
と聞こえてきそうですが、確かに言いたいことはわかります。実際に雨の前や、気圧が下がると頭が痛くなるのは本当にあります。
まずなぜ頭痛になるのかをおさらいをします。匂いの部分でも書かせて頂きましたが、
- 天気が悪くなると血管が収縮する。
- 何かの収縮の後には拡張をします
- 急に血流が上昇するので頭痛が出てくる。
簡単に言うとこの様な状態で頭痛が出てきます。
問題は、この血管を収縮させない様にする事が大切です。
特に気を付けて頂きたいのが食事です。
食事と頭痛は密接に関係しているという説があります。
片頭痛持ちの人の3割がマグネシウム不足という報告がありますし、マグネシウムやビタミンB2を一定量摂っていると片頭痛予防に効果がある、という調査結果もあるようです。
食事を見直す事はとても大切な事です。
頭痛の原因その6 アルコール
アルコールは普段飲まれるかたもいらっしゃるかと思います。私も休日はついつい・・・
アルコールの摂取も頭痛の原因となります。それを今から詳しく解説します。
アルコール(とくにポリフェノールの含まれる赤ワイン)がきっかけで片頭痛を起こすことはよく知られています。
人によっては、チョコレートやチーズ、柑橘類、あるいは食品の防腐剤として使われている亜硝酸ナトリウム、中華料理などによく使われるグルタミン酸ナトリウムなどの添加物によっても片頭痛が誘発されるといわれています。
しかしこれらの食物を口にしたら必ず片頭痛が起こるというものでもなく、食べたときの状況や、いくつかの誘因が重なった場合に発作が起きるのではないかともいわれています。
なお、群発頭痛の人はアルコールがトリガーとなり、群発期に飲酒するとほぼ百発百中で頭痛が起きます。
頭痛には大きく分けて2種類あります。
- 緊張性頭痛
- 片頭痛
緊張性頭痛はコーヒーやポリフェノールがとても効果があります。血管を拡張してくれるからです。
それによって緊張した筋肉による血流不足を改善する事ができます。
片頭痛
これは、一度血管が収縮してから、解放して拡張した時に一気に血流が良くなりすぎて痛みが出てしまいます。
コーヒーやポリフェノール(赤ワイン)を摂取すると痛みが誘発してしまいます。
特にワインを飲んだ後に出る場合は偏頭痛の方が多いのが特徴です。
頭痛の原因その8 運動不足
運動不足はなんとなくイメージできませんか?特に緊張性頭痛の方に関して運動不足によって頭痛が出る事はとても多いです。
首や肩、肩甲骨の動きやコリがあるとそれが圧迫して痛みや頭痛を引き起こす元となってしまいます。
対処方法は運動をする事が一番ですが、ストレッチなのでも対応する事ができます。
詳しくはこちらをご覧下さい。
頭痛の原因その9 カフェインの摂り過ぎ
アルコールの部分でご説明をしましたが、カフェインを取ると血管が収縮します。
収縮する事によって偏頭痛にはいいですが、緊張性頭痛には逆効果となります。
しかし、コーヒーなどのカフェイン多のを飲むと頭痛が出る方と言うのは頭痛全体の10%程度出ると言われています。
だからこそ摂取には気を付けるべきです。
下は200ml中にあるカフェインの量ですが、
玉露(200ml)460mg
ココア(200ml)300mg
コーヒー(200ml)120mg
紅茶(200ml)60mg
コーラ(500ml)50mg
烏龍茶(200ml)40mg
煎茶(200ml)40mg
ほうじ茶(200ml)40mg
以外と玉露やココアがコーヒーの3〜4倍程度入っています。
コーヒーを1日3杯以上飲むと頭痛が出やすくなりますが、コーヒーだけではなく、玉露やココアも注意が必要です。
頭痛の原因その10食べ物
頭痛の原因として代表的な物を4つほどご紹介します。
チーズ
チーズには片頭痛を誘発するチラミンが含まれています。
チラミンには血管を収縮させる作用(収縮作用が消失した後拡張へと転換)があり、血圧を上昇させ片頭痛を招く誘因になります。
赤ワイン
上記でも説明をしましたが、赤ワインにはポリフェノール、アルコールが含まれており、これらの成分が血管拡張を引き起こすと考えられています。
チョコレート
チョコレートにはチラミン、ポリフェノール、カフェインが含まれています。カフェインは血管収縮を引き起こす成分で適量であれば症状を軽減させますが、過度な摂取は悪化を招きます。
チョコレートの場合はチラミンやポリフェノールなど他の成分も含まれているので注意が必要です。
中華料理
中華料理には血管収縮作用のあるうま味調味料の成分、グルタミン酸ナトリウムが含まれています。
グルタミン酸ナトリウムは中華料理のほかに、スナック菓子にも多く含まれています。
食べる物飲み物と入れましたが、絶対に食べたり飲んだりしては駄目と言う事ではなく、もし心あたりがあると1週間程度辞めてみて下さい。
もし、効果があるならそれが原因です。偏頭痛や緊張性頭痛は色々な原因が積み重なっておきます。
一つずつ効果を試していきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
頭痛と言うても色々な原因があります。
今回ご紹介した原因でも10個程あります。その10個を理解して出来る事から行って下さい。
匂い、天気はコントロールしにくいかもしれませんが、わかっているだけでも対策を打つことができます。
まずは一つずつ試して行って下さい。
ひこばえ整骨院では、頭痛に対して根本から施術を行っていきます。
一人一人に合わせて施術を行っていきます。
もし、頭痛で悩まれているなら一度施術受けてみていかがでしょうか?