来院日
平成30年1月
患者さん
安田 淑子さん 66歳女性 主婦
悩み
足の裏に痛みがあり、日常生活で歩くだけでも強い痛みを感じていました。
整形外科に行っても骨には異常がないけれども湿布だけ出されて、これでは改善する可能性が低いのでは?と疑問に感じていました。
インターネットで調べたところ、私が書いた偏平足の記事を読んで頂き来院されました。
また、来院された5日後に旅行に行く機会があり、キャンセルするかどうかでも悩まれていました。
検査の結果
検査をしてみた結果…
偏平足による事よりも、歩き方がとても悪く痛みを誘発していました。
よく言われるのですが、偏平足だから足が痛い・・・
こんな事を言われます。しかし、偏平足で直接痛みを出しているケースは極めて少ないです。
偏平足が生まれつき、先天的にと言うのはありますがそれを悪化させているのは日常の癖によるものです。
日常の癖が重なることによって痛みを出したり、ふくらはぎを怠くしたり等の症状が出てきます。
この方もまさしくそうで、偏平足が直接の原因ではなく、偏平足がありそれ以上に足の使い方が悪かったことによって痛みが出てしまった。
そのような状態でした。
初回の施術
初回の施術では足の筋肉の調整、足首の矯正、そして歩き方のアドバイスをしました。
この方もそうですが、指先を使えていない浮き指と呼ばれるものです。
本来は踵、足裏の付け根、そして指先を使って地面を蹴るのですが、かかとと足の裏の付け根でしか地面を蹴らずに指先を全く使っていない状態でした。
これらの歩き方改善しなければ痛みを解消することができません。
ストレッチの指導としてふくらはぎの柔軟性をつけて足首を使えるようにするストレッチと、太ももの後ろを伸ばして歩きやすい状態を作るストレッチをアドバイスしました。
沖縄に旅行に行く計画があったのでキャンセルしようと思われていたみたいですが問題は特になかったので三日間続けてきてもらうようにアドバイスをしました
2〜3回目の施術
2回目の治療の際には気持ち痛みが引いたような感じがするとおっしゃっていました。
歩き方を変えることで足の痛みが少し軽減したみたいねとても安心されていたのを覚えています。
しかし長時間歩いたり今までの自分の癖である歩き方をするとまだ痛みを生じるような状態でした。
このときのアドバイスとして歩き方を修正することと足の裏のマッサージをお話ししました。
痛みを改善するためにテーピングもこの時に同時に行っていきました。
3回目の治療
3回目のときには痛みが改善していくのがよくなかったみたいです。
歩いている時も常に痛みがあったのに痛いとき痛くない時の差が出るようにまでなっていました。
テーピングをすることで痛みが随分と改善をしていたので旅行に行く時もし痛みが出ればテーピングをするように方法をお伝えしました。
この時はそれ1本追加せず歩き方をもう一度修正していきました。
4〜6回目の施術
4回目の治療のときには沖縄の旅行明けとなりました。結果を聞いてみると痛みもなく普通に楽しめたと喜ばれていました。
全然諦めて必要もなく普通に生活ができたことに喜びを感じていました。
痛みは少し出たくらいで、大きな痛みはほとんど感じなかったみたいです。
旅行は少しの間ない為、歩き方を再度しっかりと修正をしていきました。
方に力が入ってしまう為、力を抜いて、歩く欲にアドバイスをしました。とても難しそうでしたが再発をしないためには絶対に必要なので頑張ってもらいました。
5回目の治療では、インソールを今までしていたので、少しずつ外してもらうようにしました。
正しい歩き方をすると痛みはないけれども自分の歩き方をするとまた痛みが再発してしまう状況でした。
痛みは依然に比べると頻度が7割程度改善していましたが、日常の中で少し痛みが出てしまう状況でした。
6回目の治療では痛みが出る頻度がぐんと減り、1日の中で2回から3回程度の痛みしか出ないと言われていました。
歩き方もかなり改善していまいたが、どうしても体に力が入ってしまう状況で歩きにくそうな状態だったので、歩き方の修正をしました。
ストレッチに関しては時に変える部分はなかったのでそのまま継続してもらいました。
7〜9回目の施術
7回目の治療では靴を今まで履いていたものに戻しもらい、痛みが出るかの確認をしてもらいました。
結果的にはインソールをしてもしなくても歩き方によって痛みが違うということを言われていました。
インソールは決して悪くはないですが、最終的にはない方が理想的です。
少しずつはずながらで行なっていくことにしました。
9回目の治療では、痛みは残り1割なりました。
随分と歩き方も改善をしたので、もう一つ追加で歩き方を修正しました。
この修正が最終で、これ以降は意識的に歩くことが大切です。
最終的には治療を終わりたいので、再発をしない状態にまで持っていくことを目的としました。
10回目の治療
最後の治療では今まで履いていたヒールの靴を履かれて外出をされていたみたいですが、全く痛みも疲労もなかったと言われていました。
まだ歩き方を油断すると痛みを感じてしまうようで、その修正だけ再度行なっていきました。
ご本人が「痛いのは嫌だったけどかえって正しく体を修正できたからとても良かったわ」と言われていました。
確かに痛みが出ないことに越した事はないですが、このような事がなければ自分を見つめ直す事がなかったですもんね。
痛みを完全に引かすため、再発をしない為にももう少し治療を継続していく予定です。
まとめ
今回の事例は扁平足によって足の裏に痛みをだしているケースでした。
整形外科では湿布を処方されて様子を見るという状態ですが、骨に異常がなければこのような事を言われます。
しかし、実際が偏平足でも骨には異常がでないですし、ましてや湿布で改善する事はまずありません。
偏平足で痛みやしびれが出ているのではなく、偏平足になることによって歩き方が悪くなってしまい痛みを出してしまいます。
そのことを知らないでストレッチやマッサージをしても改善はとても難しいのが正直なところです。
この方も最後には「正しい自分を知ってよかった」と言われていましたが、本当にその通りですね。
直筆の声
左足裏が痛くなり、日常歩きにくくなり整形外科に行き骨が大丈夫で偏平足と言われロキソニンテープの鎮痛剤を頂いただけで帰ってきました。
これでは根本治療できないじゃないのとか、原因が判らなく不安が募る一方でした。
スマホで治し方を検索していたら先生の偏平足の事が書かれた箇所があり直感で「この先生だ」と思いました。
私の思った通り、丁寧に原因が有り結果を教えて下さ砂に水が入っていくように私の頭に入って理解出来ました。
1回目から2回目、2回目から3回目と「良くなっている」と感じで旅行までキャンセルしないで先生のおかげで行かせていただきました。
ここにご縁が有って本当に良かったと感謝しております。
【*得られる結果には個人差があります】
ひこばえ整骨院偏平足に対する施術
当院では偏平足の治療をとても得意としています。
偏平足があるから痛みがと感じているなら、その部分を施術するのではなく身全身を見ていきその方にとって一番よくなるポイントを探して施術を行っていきます。
もし今あなたが痛みで悩まれているなら一度当院をお越しください。