来院日
平成30年3月
患者さん情報
お名前
性別 男性
年齢 62歳
お仕事 会社員
悩み
以前から右肩に痛みを感じるようになり上のものを取ろうと思った時や、運動で水泳をしているときにクロールの動作で痛みが出ると言う状態になっていました。
整骨院へ2件ほどいかれたみたいですが、 1つ目の所では肩が凝っている、もう一つの所では骨盤が歪んでいるから痛くなっていると言うような判断をされていました。
何回かは治療にいかれたみたいですが、正直ほとんど効果はなかったみたいです。
奥様が先にいらっしゃり、同じようにただの見た目で来院されていたのでご紹介で治療を開始するすることになりました。
検査の結果
全身をくまなく検査をした結果・・・
右腕の筋肉が硬くなっていることと、右の方が中にねじれていたことそして右の手首が正常に動いていなかったこと。
この3つが右の方があげるときに痛みが出る原因でした。
手首?と言うようなとても疑問を持たれていたような形でしたが、実際に手首の動きをつけた状態で右の方が上げると痛みがなくなっていました。
とても不思議そうに思われていましたが、実際に痛みがなくなったので信じていただけました。
手首が硬くなるとその動きを肘でカバーしようと思います。
肘が内側に入って動きがなくなると今度は肩が頑張ってその役割をしようとします。
このように1カ所が悪くなっても違う場所で何とかフォローしようというのが体の自然な動きです。
この男性の方も手首と腕が悪くなっていたので結果的に肩に痛みが出ていたと言うことです。
正直骨盤が歪んでいる歪んでいないに関してはこの形に関しては全く関係ありませんでした。
初回の施術
初回は痛みがある方そのものの治療と、手首の矯正を行っていきました。
肩に直接原因がないと言うものの、長期間放置をしていたので肩甲骨と肩の筋肉が硬くなっていました。
筋肉を緩める治療と大元の原因である手首の矯正を同時に行っていきました。
運動は基本的に行わないようにアドバイスをして痛みがある動作は極力しないようにとお願いをしました。
たまたま4月と5月は休みが取りやすいので集中的に1ヵ月半で治療を行うようにしました。
2回目の治療は3日後
肩の痛みは初回に比べて少しマシになっていると言う感覚がありますか。
上のものを取ろうと思ったり、肩を大きく回そうと思うと痛みが強く出てしまうのは変わっていませんでした。
仕事自体はさほど忙しくは無いので肩の負担は最低限のものとなっていました。
普段のアドバイスをして肩甲骨を緩めるストレッチ方法と自分でできる手首の矯正方法をアドバイスしました。
3回目の治療は4日後
肩を上に上げときの痛みは半分程度にまで軽減をしていて、回す動作に関しては1割程度軽減をしていました。
プールはまだ行ってもらっていませんが、クロールではなく平泳ぎだったら大丈夫と言うことをお伝えしました。
治療方法を少し追加して腕がねじれている状態を改善するように治療方法組み立てていきました。
5回目の治療からは1週間後
この時には肩を動かすときの痛みはほとんどなくなっていて、大きく回す時、クロールをするような動作の時に多少痛みが残る程度にまで回復をしていました。
手首を矯正すると痛みがなくなるのですが、時間が経過すると元に戻ってしまうような状態で不安定な状況になっていました。
痛みがある方は右肩でしたが、矯正を追加して行ったのは両方の手首を行うようにしました。
日常生活を送っていると肩が中に入り込んでしまう状況になってしまうので、それを解消する方法もアドバイスしました。
7回目の治療のときには痛みが全くなく引っかかる程度になっていました。
プールにも行っていただき、以前のように肩を動かすような動作を普通にやっていただきましたがほとんど痛みなく運動を行うことができました。
わざと大きく回すと多少引っかかるような感覚が腕にあったので、それだけ矯正するために引き続き矯正を行っていきました。
10回目の最後の治療のときには痛みが全くなく、ゴリゴリと音が鳴る程度にまで回復をしていました。
長期間肩に痛みがあり変わっていたせいで腱が太くなってしまう肥厚と言うものが起こってしまっていました。
太くなってしまった状態で肩を回すのでゴリゴリと音が鳴ってしまいます。
正直このことに関しては最後まで残ってしまい全くなしの状態にする事は出来ませんでした。
普段の生活では全く違和感もありませんし、これがあるから再発をすると言う意味ではありませんでしたが、左右差を見たときにはやはり右の方が少し音が鳴るような状況でした。
特に心配は要らないと言うことを伝えて痛みが完全に取りきれプールも普段の生活にも差し支えが一切なくなったのですべてで10回の治療もって終了としました。
まとめ
今回の改善事例では、2件ほど整骨院に行ったけれども痛みが改善しなかったと言う肩の痛みの中です。
骨盤が歪んでいるから肩が痛くなる、肩の筋肉が張っているから肩が痛くなる。
話だけを聞いていると尤もらしいですが、全員が骨盤が歪んでいるわけでもありませんし肩の凝り感から痛みが来ると言うわけではありません。
この方のように手首が届いていなく、腕が中に入っていることによって結果的に肩に負担がかかってしまっている。
このような事例はたくさんあります。
全ての原因はここしかないと言う視点を持つのではなくそれ以外の視点も持つことが根本的に改善する1番の近道だといえます。
この記事を読まれているあなたももし肩に痛みを感じるならばその部分だけでなく違う部分を疑いながら体のケアを行っていきましょう。
ひこばえ整骨院の肩の痛みに対する治療
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