来院日
平成30年6月
患者さん
HKさん 女性 学生さん フィギュアスケートの運動をしている
悩み
スケートを始めて1年ほど経過をして、上手くなりたくて運動の量をあげていました。
途中から足に痛みを感じるようになってしまい、歩いたり、足を開く動作の際に強い痛みを感じるようになってしまっていました。
フィギュアをするだけでも普通に滑るだけでも、アルバイトをしているだけでも強い痛みを感じていました。
大好きなスケートを早くしたい気持ちと焦りがあり、早く復帰したいと言う理由で当院へ来院されました。
初回の検査
全身を詳しく検査していた結果
膝が全く伸びておらす、姿勢が悪いことによって痛みを生じてしまっていた状態でした。
痛みが出ているのが股関節。
原因は姿勢
という形になりました。
痛みがでているのは単純に使いすぎというわけではなく、姿勢が悪くなってしまい、通常に使っているのにも関わらず痛みやしびれが強く出ている状態になってしまっていました。
お母さんと一緒に来院をされていましたが、姿勢悪いということにとても驚かれていました。
初回の段階で、このままだと痛みは安静にしておくと引くとは思いますが、姿勢や使い方が変わらない限り痛みが減ることはないと思います。
ということをお伝えしました。
再発は困るということなので、しっかりと大本から治療を行うようにしていくことにしました。
初回の治療
初回の治療は股関節、膝の関節、足首の関節の矯正を行っていきました。
原因のところで説明をした通り股関節の痛みを出している大元の原因は姿勢と膝が伸びないことにあります。
その状態を改善するためにも痛みがある股関節の部分を中心に治療するのではなく始めから再発をしないことを前提とした治療を行いました。
伊丹をとろうと思うと股関節とお腹の付け根の部分の筋肉を緩めることで比較的簡単に取ることはできますが、ほぼ100%の確率で再発をしてしまう可能性があったのでこのような治療を初回はおこなっていきました。
自宅でのアドバイスとしては痛みがあったためストレッチを指導したのではなく股関節の付け根とお腹の前の治療を中心に行っていきました。
自宅が三田市ということで頭いいということもありましたが本人もお母さんもしっかりと直したいということで初めは5日に一回のペースで来てもらうように指導しました。
2回目以降の治療
1回目の治療は5日後に来院してもらいました。
痛みは初回に比べて2割程度経験をしていました。
歩いた時やアルバイトをしている時に痛みを感じていたのですが強い痛みは初回の治療からは大きく出ていませんでした。
練習や運動に関しては痛みを取ることを専決にしたかったので2週間は何もなしという風にアドバイスをしました。
本人の意向としては1日でも早く練習をしたかったのですがそこは我慢してもらいました。
3回目の治療の時には痛みが半分程度にまで改善をしていました。
普段の生活では強い痛みはなかったのですが踏ん張ったり大きく足を前に出すような動作をすると股関節の付け根に痛みを生じるようになっていました。
アルバイトの時にも痛みを感じることがなかったのですがこの時にも練習はストップしていただき、 自宅でのストレッチとしては股関節を少しずつ伸ばすものと足首を自分自身で矯正する方法をお伝えしました。
4回目の治療の後から少しずつ スケーティングから行うようにアドバイスをして運動を行ってもらうようにしました。
運動をしている時に強い踏ん張りさえしなければ痛みがほとんどなかったので2時間の練習の中で30分巻だけ練習ができるよう指導をしました。
治療内容としては初回とほとんど同じようにしましたがこの時からは腰の矯正も行うようにしました。
股関節の負担は必ず腰に影響が出てしまうため痛みが拡散しないためにおこなっていきました。
5回目の治療の時にはほとんど痛みがなかったので1時間程度の運動をしてもらうようにしました。
痛みがかなり改善していたのでこの時から歩き方と使い方の指導と矯正を行うようにしていきました。
自宅でも自分でできる足首と膝の矯正をお伝えしお風呂上がりや練習が終わった後に行うようにアドバイスをしました。
6回目以降から通常のジャンプや以前行っていた スケーティング を通常通り行ってもらうようにアドバイスしました。
軽く流す程度だったら2時間行ってもあまり問題はありませんでしたが何度も何度も繰り返すような連続する動きをすると痛みではなく違和感を感じるようになっていました。
アルバイトの時は普段の生活の中では一切痛みが出なかったので少しずつ慣らすために10分間の休憩をはさみながら運動をしてもらうようにしました。
9回目の治療の時には運動をしていても普段の生活も全く痛みが出なかったので一切制限はせず好きなだけ練習をしてもらうようにしました。
ただこの方に関しては膝の伸びが非常に悪くまっすぐに伸びないということがありました。
大きく上から膝を伸ばそうとしても地面に膝がつくことがほとんどなく完全には伸びないという子供紹介の時にお伝えをしていました。
そのせいもあり太ももやお尻が非常に大きくなってしまっていたというのも後々悩みというのがありました。
足の太さとスケートはあまり関係ありませんが本人の希望も入れて足の使い方の矯正を再度を行っていきました。
13回目の治療の時には全く痛みがなく3時間4時間練習しても再発をするような兆しは全く見られませんでした。
膝を伸ばすためのストレッチや体操はお伝えしていますが結果が出るのは半年以上かかるということもお伝えしていきました。
短期間でなってしまったのであればここまで時間がかかることはありませんが、以前からある癖というのはどうしても時間がかかってしまいます。
しかしこれに関しては正直治療を必要とするものではないのでご本人の努力次第というのも正直にお話しし今後も続けてもらうように約束をしました。
そのためのフォローとして YouTube や LINE で情報をお伝えしながらその形に合わせたストレッチなどをお伝えしていきました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
最近はフィギュアスケートをされている方がとても多いですね。
本当に日本の代表的なスポーツになりました。
それと同時に今回の方の様に痛めてしまうケースもとても多い傾向にあります。
この方の様に普段の姿勢が悪くて股関節に負担がかかり痛みを生じてしまうケースはとても多いです。
不安定な足場にバランスが悪いと足にかかる負担がとても強いです。
スタンスもフォームもとても重要です。
もしこの記事を読まれていて少しでも当てはまるのであれば参考にして気をつけて下さい。
少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。
直筆の声
部活の練習中に立ち上がれないくらい股関節を痛めてしまい、先生にみてもらったところすぐに原因をわかってもらえました。
そして施術をしてもらうだけでなく家でできるストレッチや歩き方なども教えて頂き、予定よりも早く股関節の痛みがなくなりました。
施術中も沢山お話をして頂き、とても親切な先生でした。
ここひこばえを紹介してもらえて本当に良かったです。
今では今まで通りに練習でき、先生にはとても感謝しています。
本当にありがとうございました。
*効果には個人さんがあり、本人の感想です。
ひこばえ整骨院股関節痛に対する治療
ひこばえ整骨院では股関節の痛みの対する治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたが股関節の痛みで悩まれているならば是非下記をご覧ください。
執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。