来院日
平成30年11月
患者さん
NMさん 事務職 31歳 女性
悩み
こちらにこられる1週間前に足に痛みを感じるようになっていました。
階段の降りる時にも強い痛みを感じる様になっていました。
心配になり整形外科でレントゲンを撮ってもらうと
モートン病
と診断をされました。
特に対策はなく、インソールを提案されて終わってしまったという状況でした。
それでは解消しないのでは?と思い、インターネットで当院を調べて、インソールを使わずに治すところに惹かれて来院されました。
検査の結果
全身をくまなく検査をしていった結果・・・
歩き方と体重のかけかた、股関節の捻れが原因でモートン病になっていました。
インターネットでモートン病の原因などを検索すると必ず原因不明というキーワードが出てきます。
果たして実際にそうでしょうか?
私が沢山の方をみていて、共通点が3つあります。
この方もまさしくそうだったのですが、
- 歩き方が外側に重心が寄っている事
- 股関節とお皿が内側になっている事で内股になっている
- 指先が浮いていて(浮指)で、足の付け根に負担がかかる
以上3つの共通点があり、痛みが出ている方の特徴として上がらます。
モートン病で悩まれている方は必ずこの3つがあります。
外側に体重がかかる事で小指側に負担がかかっていまし、しびれや痛みを生じてしまっています。
この方も3つの共通点があり、それが原因で痛みがでてしまっていました。
痛みを改善して、再発をしない様にするためにはこの3つの事を改善する必要があります。
初回の治療
初回は、検査を元に
- 指の矯正
- 股関節の矯正
- お皿の矯正
を行っていきました。
初めは痛みを改善して再発をしない様にする事も目標としていましたが、12月に引っ越しが決まってしまい、最後まで治療ができないと言う事になってしいました。
痛みを取る事はできても最終的に歩き方まで全て改善で難しいと判断をしたのでできるところまでの治療を行う事にしました。
自宅でのアドバイスとして、足のマッサージと指を自分で矯正する方法をお伝えしました。
2回目以降の治療
2回目の治療は3日後
痛みは大きくかわりませんでしたが、朝起きた際や、歩き始めの痛みがなくなっていました。
とにかく時間が1か月半程度しか取れない為、転勤で忙しい状態でしたが自宅でのセルフケアは必ず行ってもらうようにしました。
2回目の時には早いですが、立ち方と歩き方の指導を行っていきました。
3回目の治療
3回目の時には歩いている際の痛みは随分と改善をしていました。
大きな痛みはなく、タイミングによってはピリッと一瞬だけ痛みが出る形になっていたりしていました。
その後痛みが継続する事はなかったので、強い痛みは感じませんでした。
自宅での指導として、自分でできる股関節の矯正、お皿の矯正をして捻じれを取るようにアドバイスをしました。
4回目の治療
10日ほど間隔があいてしまいましたが、痛みがぶり返す事なくいい状態になりました。
寒い日が続くとたまに痛みを感じることもあったみたいですが、基本的に痛みが強く感じることもなく、仕事も日常生活も過ごせるようになりました。
5回目の治療
長時間歩いた際に少し痛みを生じる様になってしまっていました。
強い痛みがではなく、10の痛みが初回だとすると、1もしくは2程度の痛みがでしたが多少でていました。
寒さによって痛みが出てしまう事もありました。
前日の疲れがまだ完全に取り切れていないという状態だったので、お風呂の中で行う事、日常に行う事を少し増やしました。
最終的には
歩き方、立ち方、ストレッチ、マッサージ、足首、股関節、お皿の矯正をお伝えしました。
文章で書くととても多く感じますが、実際は5分程度もあれば十分にできます。
7回目の治療
初回を入れて7回目の治療が限界で終了したのですが、痛みとしてはほとんどでず、日常の中で苦になる事がほとんどなく、快適に過ごせたので治療を終了としました。
最後に痛みが取れたので写真を一緒に撮影をして終了となりました。
YouTube動画などでフォローをしながら今後も継続的に自宅でケアをして頂く約束をして終了としました。
*結果には個人差があり保証するものではありません
まとめ
今回はモートン病で痛みとしびれを生じてしまう方の改善事例をご紹介しました。
モートン病は冒頭でお話しをしたみたいに原因不明と言われることがほとんどですが、実際は3つのポイントが考えられます。
今回の改善事例も3つのことを直すことによって痛みが最後まで改善させることができました。
もちろん最終的には歩き方などを気をつけなければ再発してしまう可能性はありますが、日数をかけながら少しずつ行うことをお伝えし最後終了となりました。
ひこばえ整骨院モートン病に対する治療
ひこばえ整骨院ではモートン病の治療を非常に得意としています。
悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。
もしあなたがモートン病による小指の痛み、しびれで悩まれているならば是非下記をご覧ください。
執筆者
ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)
柔道整復師(国家資格保持者)
業界歴16年。
18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。
現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。