25歳女性

以前から眠れなくなるほどの強い頭痛を感じていました。

薬も常用するくらいになっていて。

朝起きには必ず頭痛が出る状態で何度も目が覚める状態がここ1、2ヶ月続いていました。

以前から側弯症、 慢性的な肩こりも感じていました。

朝起きると右半身全てが固まっている状態を自覚症状としては出ていました。

 1番朝起きがすっきりしなければいけない状態だったのにもかかわらず、1番しんどいのが朝起きと言う状態でした。

晩になると頭痛自体は消えるものの全身の疲労感が強く出ていました。

まだまだ若い年齢なのに毎日これだけ辛い思いをするのは嫌ですよね。

インターネットで当院を見つけて治療を開始することになりました。

最終的に初回を含めて 全部の治療を10回行い最終的には一切頭痛を感じなくなるくらいまで改善をしました。

この記事ではこの方が改善された方法と 頭痛の原因などを詳しく解説していきます。

 

頭痛の種類は?

改善事例をご紹介するとともに頭痛に関する内容についても触れたいと思います

頭痛には3つの種類があります。

  • 緊張性頭痛
  • 偏頭痛 
  • 群初性頭痛

です。

この3つの種類に関して対策が変わってきますので間違わないようにしなければいけません。

緊張性頭痛

書いて字のごとく 肩の筋肉が 強く緊張することによって血液の循環が悪くなり 頭痛を起こしてしまうものです。

これが原因であれば ストレッチをしたりマッサージをしたり温めることによって改善されます。

単純に筋肉の緊張が広がることにより一時的に改善します。

 

偏頭痛

先ほど緊張性頭痛は血液の流れが悪くなることが原因とお話をしましたが、偏頭痛というのは悪くなった血液が急激に良くなることによってびっくりをすることによって頭痛が出るのです。

たくさんの血液量が脳に行くと言うようなイメージを持ってください。

偏頭痛の場合は 温めると逆に頭痛が出てしまったりストレッチをすることによって 症状が悪化するのが特徴です。

コーヒーを飲んだり、後頭部などを冷やすことによって急激に良くなった血液の流れを抑えることで症状を軽減させることができます。

もしも熱が出たときに知らず知らずのうちにコーヒーを飲んだり冷やすことで改善するのであれば偏頭痛を疑います。

 

群発性頭痛

群発性頭痛と言うのは数週間から数ヶ月間の間ほぼ毎日激しい頭痛に悩まされる状態のことをいいます。

主な原因ははっきりと解明しているわけではありませんが、アルコールが引き金となって起こる場合や、狭心症の治療薬であるニトログリセリンなども原因であると言われています。

基本的に夜などに起こることが多く目をえぐられるような痛みだったり頭が割れそうな位痛みが強く出ることが特徴です。

脳に異常があるのではないか?

と思うくらい辛い症状です。

 

患者さんの頭痛の種類とは?

今回の事例の方は緊張性頭痛だったのですが、単純に片方だけでなく側弯症を併発することにより体のバランスが悪くなり過ぎることによって頭痛が出てしまいました。

側彎症と言うのは成長期に起こる原因不明の背骨が歪んでしまう病気のことをいいます。

緊張性頭痛のように 単純に温めたら治るものではなく左右不均等に筋肉の緊張を緩めなければ逆効果になってしまいます。

背骨の側弯症で曲がってしまっていたので、左側の筋肉の緊張を緩めると頭痛は軽減されますが、右側の 筋肉の緊張を緩めると反対に頭痛が出てしまいます。

基本的に側湾症は下の写真のように曲がってしまうことが多いのです。

そのような経過から骨が引っ張られるように筋肉の緊張が左右不均等になってしまいます。

単純に肩こりが原因で緊張性頭痛になっているのですが、同時に左右のバランスが悪いことが原因で頭痛になっていました。

このような場合は基本的に左右アンバランスに治療を行わなければいけません。

 

頭痛になった時に行う一般的な対策

インターネットので調べると 頭痛になった時には体を温めたり食べるものを変えたりストレッチや体操しましょうというのが多いです。

もちろんそれ自体は大切なのですが 100人いたら100人ともそれが当てはまるかと言われればそうではありません。

きっちりと原因を理解した上で治療が必要です。

側弯症がある状態での 頭痛の治療は きちんと行う必要があります。

 

治療方法は変わりますが一般的な頭痛の治療方法をご紹介したいと思います。

 

緊張性頭痛

上記で説明した通り緊張性頭痛の原因は筋肉が硬くなりすぎてしまって 血液の循環が悪く なることで頭痛を感じてしまいます。

この場合の対策としてはストレッチを行ったり体操を行ったり体の筋肉を緩めることによって頭痛を改善させるという方法が一番多いです。

この方法で改善をするのであれば特に治療が必要というわけではありませんし姿勢などお気をつけて日々柔軟性をつけることで再発を防ぐこともできます。

私が実際に行っている緊張性頭痛の患者さんへのストレッチをご覧ください。

偏頭痛

偏頭痛の場合は 温めて急激に血液の流れを良くすると痛みが反対に出てくる可能性があります。

そのため痛みストレッチなどをするとかえって痛みが出てしまう可能性があります。

一般的には 偏頭痛用のストレッチを行うか 飲み物を工夫して血流をいきなり よくしすぎないように体を変えて行きます。

実際に私がアドバイスしている偏頭痛のストレッチを ご覧ください。

 

群発性頭痛

基本的に1つのことがきっかけで起こることが多いのできっかけの因子を全て排除することが治療方法となります。

例えばお酒を飲んだ後に熱が出るのであればアルコールを禁止したり、基本的にタバコはよくないのでタバコを禁止したりなどをします。

数字で表されるものでもないので群発性頭痛ですと言われてもなかなかわからない方もいらっしゃるかもしれませんが、何が引き金で起こるかを決めてそれを排除すると言うのが唯一の治療法です。

ストレスが原因であったり、単純に筋肉の緊張で頭痛が出ると言うこともあるので緊張性頭痛や偏頭痛と同じように治療をする場合があります。

 

以上3つの方法が一般的に行われる頭痛の改善の方法です。

 

患者さんに行実際行った治療方法と指導方法

ストレッチの方法や自宅で気を付けてもらう事はもちろん行っていたのですが、側彎症がない方と比べて少し違った治療を行いました。

左側の筋肉の緊張が強く右側との差がかなりあったので左を3、右を1の割合で治療を行っていきました。

肋骨を動かして深呼吸がしやすいようにする矯正と股関節の左右のねじれを取る矯正を行っていきました。

肩こりと頭痛になる肋骨と股関節が関係あるの?

と思うかもしれません。

肩こりの原因として猫背がありますが猫背になると呼吸が浅くなります。

呼吸が浅くなると肋骨が動かなくなってしまうのでさらに猫背が強くなってしまいます。

それが原因でさらに肩こりが強くなり筋肉が硬くなり頭痛を感じるようになります。

肋骨を柔らかくしたり深呼吸をしやすい状態にすると自然に姿勢が正しい状態に戻ってくれます。

それを行うために肋骨の矯正を行います。

 

もう一つの股関節に関しては、股関節が左右でねじれてしまうとその歪みのバランスを上半身で補正しようとします。

足首を捻挫された方はよくわかるかもしれませんが、足を引きずりながら歩いていると不思議と肩こりに悩まされることがあります。

これは単純に足首の負担を上半身で取ろうとするからです。

肩こりの原因はほとんどの場合肩こりが出ていると言う結果であって大元の原因はそこにはありません。

肋骨と股関節の動きを正常のように付けてあげることによって肩こりも頭痛も改善するというメカニズムです。

このようなメカニズムがないまま肩こりだからマッサージを受けたりすると逆効果でさらに肩こりがひどくなります。

緊張性頭痛と偏頭痛ではストレッチの方法が違うとお話しをしましたが、下記の動画のように緊張性頭痛のストレッチをお伝えしました。

左右均等にはせずに左側を中心に行ってもらうようにアドバイスし治療を進めていきました。

 

最終的には2週間の間隔が空いても全く痛みが出ることもなく頭痛は完全に解消することができました。

側湾症による歪みが全て改善したわけではありませんが、自分自身でどの筋肉が硬くなってどのようなバランスになっているのかって言うことを理解することが最も大切です。

 

再発しないために行わなければいけないこと

私が家で治療を行っていく上で再発しないことを念頭に行っています。

自分自身の体を自分でしっかりと理解すること

いろいろな痛みや悩みがありますが、ほとんどの方は自分のどのようなことが悪くてどのようなことが良いのかと言う判断がやはりつけるのは難しいです。

闇雲にストレッチを行ったり体操行ったりすると自分自身に合っていると素晴らしい効果が発揮されます。

しかし闇雲にすることによって症状改善に程遠い胴体になるため悪化するというパターンもあります。

そのためまずは自分自身で癖をよく理解することによってどのようなストレッチをしたりどのような体操したりをするべきかを選ぶことができます。

まずは自分自身で自分の体のことを理解することが最も大切です。

それともう一つ

  • お腹がすけばご飯は食べます
  • 食事をとったら歯を磨きます

それと同じように

1日の疲労を取るためにストレッチをしたり体のケアをするということが最も重要です。

疲労が溜まっているのにもかかわらず睡眠不足になったり、栄養不足になったり、湯船につからなかったりなど自分の体のケアをしないと言う方がとても多いです。

当たり前ですが疲労は何をしてもたまります。次の日に疲労ためないことが痛みを出さないために最も重要なことなのです。

いちど良くなった体を維持するためにも疲労を取るということを忘れてはいけません。

まとめ

今回の改善事例と物に関するお話をさせていただきましたが、頭痛で悩まれている方は本当に多いものです。

特に朝起きた時に体が1番すっきりしている状態が理想にもかかわらず、朝起きた瞬間夜夜中に靴が出ると言うのは体に異常をきたしていると言う証拠です。

頭痛+側湾症と言うものを持っていた方の改善事例ですが、しっかりと原因を見極めて治療を行っていけば必ず痛みは取れるものです。

今回の記事を参考にして頂もしあなたが普通で悩まれているのであればこの記事の内容をぜひ実践してみて下さい。

ひこばえ整骨院の頭痛に対する治療

ひこばえ整骨院では頭痛の治療を非常に得意としています。

悪い部分だけを見るのではなくそれ以外の歩き方や立方体の使い方を全て見て一番最適な治療方法を選んで行きます。

もしあなたが頭痛により毎日

悩まれているならば是非下記をご覧ください。

執筆者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)

柔道整復師(国家資格保持者)

業界歴16年。

18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。

現在ストレッチの本を執筆中。年内に発売予定。

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